小さな「くろいかげ」と
出会う
誰にも言えなかった気持ちや、心の奥に閉じ込めてきた悲しみや痛みを、「くろいかげ」というキャラクターとして描いています。
他人を責めてしまう苦しさの背景にある「こころの影」を、
子どもにも大人にも伝わりやすい物語にしたヒーリング絵本です。
親子で、自分自身で、支援の場でも。
自分と向き合う小さな一歩をそっと支えます。
誰かを「許せない」と感じるとき、あるいは「自分が悪いんだ」と責めてしまうとき。
そこには、私たちが無意識に避けてきた「心の痛み」が隠れていることがあります。
心理学ではこれを「投影」と呼びますが、言葉で理解するのは大人でも難しいものです。
この絵本では、そんな心の仕組みを「くろいかげ」と「ひかり」の物語として描きました。
説教をするためのお話ではありません。
「どうして心が苦しくなるんだろう?」と、自分自身のこころの声に
そっと耳を澄ませるきっかけになればと願っています。
誰にも言えなかった気持ちや、心の奥に閉じ込めてきた悲しみや痛みを、「くろいかげ」というキャラクターとして描いています。
自分のつらさを見たくないとき、心は無意識に「あの人が悪い」と感じてしまうこと。その心の働き(投影)をやさしく紐解きます。
自分の影を責めずに見つめることで、少しずつ安心できる場所が心の中に育っていく様子を描いています。
子どもが「怒り」や「モヤモヤ」の奥にある、本当の気持ちに触れやすくなるお手伝いをします。
親御さんや支援者の方が、子どもの反応の背景にある「こころの影」を想像するヒントになります。
「あの人が悪い」だけでなく、「自分の中にある影」とのつき合い方をやさしく考える時間をつくります。
ベッドタイムや相談の場面で、普段は話しにくい「心の話」をするきっかけになるかもしれません。
寝る前の静かな時間に。今日あったモヤモヤを整理するひとときに。
スクールカウンセリングや保健室、学級での心の教材として。
自分の感情を言葉にするのが苦手な子とのコミュニケーションツールに。
人間関係に疲れたとき、自分の心を見つめ直すために静かに読む一冊として。
評価や解説をせず、ただの物語としてゆっくり読んでみてください。
読み終わったら、「どんな気持ちになった?」「気になる場面はあった?」とやさしく聞いてみましょう。
つらかった出来事や影・光のイメージを、ノートに絵や言葉で自由に表現してみるのもおすすめです。
「うちの子は怒ってばかりで困っていたのですが、この本を読んで『僕の中にも影がいるかも』とポツリと言いました。子どもの内面を知るきっかけになりました。」
「他人を責めてしまう自分をずっと責めてきました。でも、それは自分の心が悲鳴を上げていたからなんだと気づき、涙が出ました。大人の私に必要な絵本でした。」
「子どもたちに『投影』という概念を伝えるのは難しいですが、この絵本ならイメージで共有できます。相談室の本棚に置いておきたい一冊です。」