わるものをさがすのを やめた日 | マイ・ヒーリング・マンガ 第1巻
マイ・ヒーリング・マンガ 第1巻

だれかを“わるもの”
にしなくても、
心は守れる。

「すぐ誰かのせいにしてしまう子」が、
自分の気もちを言葉にできる子に変わる――。
親子で読む“こころのレッスン”マンガ。

※スマホ・タブレットですぐに読めます

全39ページ / フルカラー
Kindle版表紙 ペーパーバック版表紙

こんなことで、悩んでいませんか?

すぐ「〇〇のせい!」と
人のせいにしてしまう

弟・妹や友だちを
きつい言葉で責める

学校で何があったのか
話してくれない

“こころの話”を
どう切り出せばいいか
分からない

そんなとき、ただ叱るだけでなく、
いっしょに“心の中で何が起きているのか”を
見つめる小さな物語があったなら……

「わるもの探し」から抜け出し、
自分の気もちを言葉にできるようになる
“心の土台”を育てる物語

いじめや、きょうだい・友だちとのトラブルが続くと、子どもの心の中では
「自分が悪いんだ」
「全部あの子のせいだ」
という両極端な考えに振り回されてしまうことがあります。


『わるものをさがすのを やめた日』は、主人公・リナの物語を通して、

  • 「どうして、すぐ人のせいにしたくなるのか」
  • 「その裏側には、どんなさみしさやこわさがあるのか」

を、子ども自身が安全な距離から眺められるようにするための一冊です。


物語として読むうちに、「わるいのはだれか」ではなく「わたしの心の中で何が起きているんだろう?」と問い直す視点が、少しずつ育っていきます。
それがこのマンガの、いちばんのベネフィットです。

「わるもの探し」が続くと、
どんなことが起こりやすい?

そのままにしておくと…

つらさやくやしさを抱えたまま、だれかを悪者にしてしまう日が続くと…

  • 本当の気持ちを話すのが、だんだんこわくなる
  • 「わたしはわるくない」と思うほど、心の中では罪悪感がふえていく
  • 家族や友だちとのあいだに、小さな誤解が積み重なってしまう

そんなふうに、本人もまわりも、少しずつ息苦しくなることがあります。

心を見つめなおすと…

「わるいのはだれか」ではなく、「いま、わたしの心の中で何が起きているんだろう?」とそっと見つめなおすことができると…

  • 「ほんとうは、さみしかった」「こわかった」と言葉にしやすくなる
  • 間違えてしまっても、「ごめんね」と言えばやり直せる感覚が育つ
  • 誰かを責めるより、自分と相手を同時に大事にする選び方が増えていく

『わるものをさがすのを やめた日』は、
その最初の一歩を、リナの物語を通してやさしく練習できるように
つくられたマンガです。

『わるものをさがすのを やめた日』
って、どんな本?

海辺のまちにすむ女の子・リナは、学校でいじめにあい、心がまっくらになっています。
こわくて、だれにも言えません。

その苦しさの行き場が、家で弟のタクを責める言葉となってあふれ出し、ふたりのあいだに大きな「すきま」が生まれてしまいます。

やがてリナは、自分の心の中に「ざわざわするモンスター」「くろいかげ」がいること、その奥には、こわさやかなしさでふるえている小さな自分がいることに気づきはじめます。

このマンガは、つらさやいらだちの裏にある「ほんとうは、分かってほしかった」「こわかった」という気もちに光をあて、それを認めることが、心の成長への一歩になることをやさしく描いています。

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この一冊が、子どもの心にそっと届けるもの

「人のせい」にしない力

「自分が悪い」「全部あの子のせい」という極端な考えから離れ、問題を客観的に見るきっかけをつくります。

自分の気持ちに気づく力

誰かを責めたくなったとき、「その前に、自分の心の中を見てみよう」と立ち止まる勇気を育てます。

対話のきっかけに

物語を通して、普段は話しにくい「こころの話」や「学校での出来事」を、親子で自然に話せるようになります。

大人の方へ:心のしくみコラム

なぜ、誰かを「わるもの」にしたくなるの?

子どもたちが他人を責めてしまうとき、それは決して「性格が悪い」からではありません。
心理学では、自分の受け入れがたい感情を相手に映し出す「投影」や、自分を守るために被害者と加害者の立場を逆転させてしまう「DARVO(ダーヴォ)」という防衛反応が働くことがあります。

この本では、そうした難しい心理テーマを、物語の場面を通してやさしく解説しています。
「本当は、自分の痛みを守ろうとしていたんだね」と理解することで、子どもも大人も、罪悪感を持たずに前に進むことができます。

こんな方におすすめです

📘 お子さん(小学校中学年〜高学年)

いじめ・からかい・クラス内トラブルを経験している子
きょうだいげんかが多く、すぐ「〇〇のせい!」と言ってしまう子

📗 大人の方

子どもの心のケアに関心のある親御さん
保健室の先生、スクールカウンセラー、学童指導員の方

読者の方からの声

(※モニター読者様の感想イメージです)

いつも学校から帰るとイライラしていた息子が、この本を読んで「僕の中にも黒い影がいるかも」とポツリ。初めて自分の気持ちを話してくれました。

40代 お母さん

いじめの問題は「やめなさい」と言うだけでは解決しません。加害・被害という対立構造の前に、まず自分の心を見つめることの大切さを教えてくれる良書です。

小学校教員

心理学的な「防衛機制」の話が、子どもにもわかるマンガで描かれていて驚きました。相談室の本棚に置いておきたい一冊です。

スクールカウンセラー

🎁 巻末特典ガイド付き

巻末には、親御さん向けの
「読み聞かせ・読み解きガイド」を収録。

「みんなの心にも小さなかげはあるかな?」
「そのかげとどうやって仲よくなれるかな?」

親子で対話を深めるためのヒントが丁寧に書かれています。
心理学の知識がなくても安心して読み聞かせができます。

このマンガが生まれるまで

著者はもともと、自分自身の心理的な問題に長く悩んできました。
その中でまとめあげたのが、心の成長をめざす方法「サヨナラ・モンスター」です。

くり返し自分の心を書き出し、考え、前に進もうとする中で、少しずつ理解力が深まり、
「自分の体験を、誰かの支えになる物語として残したい」という思いが生まれました。

プログラミングの専門家ではありませんが、AIの力も借りながら、
心の記録を絵本やマンガにまとめるためのツール「マイ・ヒーリング絵本」を作り、
その仕組みを使って形になった作品のひとつが、この『わるものをさがすのを やめた日』です。

この物語の土台には、著者自身の過去の体験や、そこから得た気づきが静かに息づいています。
読んでくださるあなたや、あなたの大切な人の心にも、
小さな勇気や優しさの種が届けばうれしく思います。

著者:菅原 隆志

「マイ・ヒーリング絵本/マンガ」シリーズ著者。
自身の子育て経験や、心の問題への深い関心から、傷ついた子どもたちの自己肯定感を育むための物語を創作し続けている。
難しい心理テーマを、やさしいイラストとストーリーで伝える作風に定評がある。

よくある質問

この本の対象年齢は?
主に小学校中学年〜高学年(9〜12歳)のお子さんを想定していますが、大人の方が読んでも深い気づきのある内容になっています。
いじめの描写は子どもが怖がりませんか?
直接的な暴力描写は避け、心理的な葛藤に焦点を当てています。やさしいタッチのイラストですので、安心してお読みいただけます。
Kindle Unlimitedでも読めますか?
はい、Kindle Unlimited対象作品です。
会員の方は追加料金なし(0円)で、今すぐお読みいただけます。
30日間の無料体験中でも読むことができます。
Kindle端末を持っていなくても読めますか?
はい、大丈夫です。iPhone、Android、iPad、パソコンなど、お持ちのスマホやタブレットに無料のKindleアプリを入れるだけで、すぐにカラーでお楽しみいただけます。
専門知識がなくても理解できますか?
はい。心理学用語は出てきますが、すべてマンガと巻末ガイドでやさしく解説していますので、専門知識は不要です。

心がつかれたとき、
「だれかをわるものにしたくなったとき」に、
そっと本棚から取り出してほしい一冊です。

あなたと、あなたの大切な子どもの中にある
“小さな勇気”を思い出させてくれるマンガです。

💌 著者からのお願い

もしこの本を読んで、心が軽くなったり、何か気づきがあったなら……
Amazonで「星評価」や「一言感想」をいただけると、とても励みになります。
あなたの声が、同じように悩んでいる誰かの背中をそっと押してくれるかもしれません。

※この作品は、心の整理や自己理解をうながすための一助としてお読みいただくことを想定しています。医療行為・診断・治療の代わりとなるものではありません。必要に応じて、専門機関や専門家への相談もあわせてご検討ください。