
未確認情報によるマインドコントロールにはご注意下さい。騙されない為に、確認、真実、事実、正しさ、これを大切にしてほしいと思います。その理由をお伝えします。
元占い師の男は未確認情報を持ち出していた?
先日逮捕された、元占い師の男、渋谷博仁容疑者(74)は女性らをマインドコントロールしていたと疑われています。そんな容疑者が持ち出した話には、次のようなものがありました。
「あなたは宇宙人に連れ去られ、皮をはがされ食べられる」
「死を回避するには私と性交するしかない」1引用文献:【解説】UFOや宇宙人が信じ込ませやすい“常套手段”のワケ マインドコントロールの詳細とは? “一夫多妻”男逮捕 | TBS NEWS DIG(https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/318910)
渋谷博仁容疑者は女性らにUFOの映像を見せていたそうで、自宅からはUFO目撃情報を調査する団体の会員証も見つかっているという。
未確認情報は詐欺師がよく使う!常套手段である。
「宇宙人」や「UFO」は、未確認情報(まだ確認が取れていない情報)です。UFOは正式には未確認飛行物体のことです。つまり正体が確認されていない飛行物体のことです。宇宙人もまだ正体が確認されていません。
こうした未確認情報はマインドコントロールをする詐欺師がよく使うものであり、常套手段です。確認が取れていない、確認が取れない情報、答えを出せない情報、それを使って、鵜呑みにしてしまう人、無知な人、騙されやすい理性が弱っている人相手に、潜在意識に未確認情報を植え付けて、プログラムして、そこに恐怖などをセットにして、繰り返し刷り込んでいきながら、そこから、あなたを救えるのは自分だけ、、、と思い込ませて離れられないようにします。
僕もマインドコントロールされていた
僕自身も似たようなマインドコントロールを過去にされていたことがありますので感覚的にわかります。マインドコントロールされている時は、自分ではマインドコントロールされていると気づいていません。マインドコントロールの本質は騙すことですから、完全に騙されてしまっているので、被害者は自分が騙されているとわかっていないのです。
そして潜在意識の中に「仮想世界」を創られて、被害者はその仮想世界をリアルに感じるような状態になっています。現実世界よりも仮想世界のほうが重要度が高い状態にされています。
過去の僕の場合で言えば、「間も無く世界が滅びる」という感覚で、宗教洗脳も併さり、これに関することを何年も言われているうちに、理性が弱かった元薬物中毒者だった僕はまんまと騙されたのです。それは当然です。学校の勉強は小学生まで。そこから悪さをして、生まれて初めて18歳、19歳で、少年院で健全な教育を受けたので、理性も弱く無知で、色々と問題だらけだったと思います。そんな人間ですから、正しい判断も出来ず、ただ、自分に対して甘い言葉をかけてくる相手、それが血の繋がった存在であったので信じ込んで信者になってしまったのです。そしてどうせ滅びるのなら…と未来への希望もなくなり、手渡される戦争映像ばかり見ているうちに、心の中から色が消えていき、灰色の世界で生きているような感じになり、そんな中で、戦争になったら真っ先に突っ込んでいけという話をずっと言われているうちに、自分の命をなくす為の死ぬ場面探し、つまり家族の為に、守るために死んで、最後だけみんなから認めてもらえる……、そんな心の状態だったときもあります(自死を考える前のこと)。
このように騙されたのは、結局は僕自身の問題でした。人生を放棄し、勉強も放棄して、理性も弱くなり、事実、確認、正しさ、真実、こういったものを軽視し、無視し、蔑ろにして生きたから騙されやすい人間になってしまったわけです。このことに気づき、目が覚めたとき、本当に悔しかったです。今まで何だったんだと。自分の貴重な時間を長い間無駄にしてしまったことへの後悔、悔しさ、溢れ出る怒り、爆発する怒り、深い悲しみ、色々とありました。そしてそれをバネにして心理的に乗り越えて、マインドコントロールされない自分へと成長することが出来ました。
また、僕は子供の頃から、霊を信じて、占いを信じて、UFO、宇宙人など、未確認情報を信じて生きてきました。そういう信仰深い、迷信深い家庭でしたので、その影響も大きかったと思います。そしてマインドコントロールされて、気づいて、解けて目を覚まして、未確認情報を断定的に言う者らの中に如何に有害な者がいるかも知りましたので、未確認情報は未確認情報、わからないものはわからないもの。前世云々と決めつけてくる者らも徹底して拒否するようにしました。
このように正したことでマインドコントロールされないようになりました。それ以降、心霊体験をしたことは一度もありません。このことから、僕の場合ですが、僕が経験した心霊体験は、深い変性意識状態を引き起こしての無意識への情報の刷り込みによるものが多かったのだろうと納得しました。つまり子供時代によく心霊体験していたものは、理性が弱く変性意識になりやすい子供に対して、幽霊がいるなど、幽霊の話を散々聞かしていたこと(親がいないと怖いことが起こる。霊が出るなど)から、思い込みによる、錯覚、幻覚、そういったものであると結論づけました。実際、深い変性意識状態を起こせば心霊体験を思い込ませることが可能なわけです。幻覚体験を心霊体験だと思い込ませるわけです。事実確認を大切にするようになってから、一度も心霊体験などありません。こうして僕は、未確認情報で支配されていた人間から、未確認情報に支配されない人間へと変わりました。
マインドコントロールをしてくる人間は、このような未確認情報を持ち出して、ああでもないこうでもないと長期的に刷り込んできます。疲れていたり、弱っていると、どんどん刷り込まれます。期待すると更に刷り込まれます。恐怖することでも更にコントロールされます。未確認情報はそれ以上でもそれ以下でもありません。わからないものはわからないもの。確認が取れていないものは確認が取れていないもの。騙されないようにご注意下さい!!
脚注リスト(引用文献・参考文献)
- 1引用文献:【解説】UFOや宇宙人が信じ込ませやすい“常套手段”のワケ マインドコントロールの詳細とは? “一夫多妻”男逮捕 | TBS NEWS DIG(https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/318910)