その子猫は、自分の足で僕たちの家に入ってきました。
2026年9月24日、午後6時20分ごろ。雨が上がった北海道で、ウォーキングに出ようと玄関を開けると、すぐ外に小さな子猫がひとりでいました。周りは畑と山。見える範囲に、家が何軒も並んでいるような場所ではありません。
「猫が落ちていた」。そう言いたくなるほど、突然の出会いでした。
その夜の出来事と、保護してからの日々を一冊にした実話絵本『猫が落ちていた。――たった一軒の家を見つけた、ちっこい訪問者』が、2026年10月6日にAmazonのKindleストアで販売開始になりました。著者は僕、菅原隆志です。
玄関の外で鳴いていた声が、家の中でゴロゴロと喉を鳴らす音に変わる。その小さな変化を、絵と文章、そして実際の写真でお届けします。
30秒でわかる『猫が落ちていた。』
雨上がりの北海道で出会った、生後約2か月半の子猫の実話です。前半は絵本、後半は詳しい観察記録。終盤には実際の子猫の写真3枚を収めました。
Kindle版は350円。Kindle Unlimited(定額の電子書籍読み放題サービス)対象なので、会員の方は読み放題でお読みいただけます。
本書は2026年10月5日までの記録です。子猫を保護した喜びと、この先の暮らしを慎重に考える気持ちの両方を、その時点の言葉で残しています。

いつもと違う時間に、玄関を開けたら
僕は普段、太陽が出ている明るい時間に歩くのが好きです。その日は日中に歩けず、めずらしく夕方に外へ出ようとしていました。
玄関のドアが開いて、子猫もびっくりしたようでした。少し離れたエアコンの室外機の下へ隠れ、大きな声で鳴いていました。外はもう暗く、少し前には雨も降っていました。
もし、あの時間に玄関を開けていなかったら。
その後どうなっていたかは、僕にもわかりません。ただ、たまたま開けたドアの向こうに、この子がいた。その事実が、今もこの出来事の出発点です。
翌日、同居人が動物病院へ連れていくと、年齢は約2か月半と推定されました。大きな耳に、ちょっとキツネのようにも見える顔立ち。小さな体で、この家のそばまで来ていた子猫でした。
追いかけずに待っていたら、子猫が近づいてきた
僕はまず、しゃがみました。立ったままでは大きく見えて、怖いかもしれないと思ったからです。
「大丈夫だよ」
できるだけやさしい声で話しかけ、子猫が後ろへ下がれば、それ以上は距離を詰めずに待ちました。少しずつ近づいてきた小さな鼻が、僕の指の匂いを確かめるように触れました。
そして、その子は自分から玄関へ入ってきました。
本では、この短い時間を、何枚もの絵に分けて描いています。隠れている姿。近づいてくる姿。指の匂いを確かめる姿。人と子猫の間にあった距離が、少しずつ変わっていくところを、ページをめくりながら見ていただけたらと思います。
家に入ると、ごはんをよく食べ、ゴロゴロと喉を鳴らし、ふみふみもしました。不安になると僕の足元へ隠れるような動きもありました。言葉を交わせない相手だからこそ、ひとつずつの仕草が、僕には大切な記録になりました。
絵本で出会いをたどり、記録と写真で「本当にいた子」に会う
『猫が落ちていた。』は、絵本と詳しい記録を合わせた一冊です。短い言葉で場面をたどったあと、同じ出来事をもう少し近くから見られるように構成しました。
前半:小さな仕草を、一場面ずつ描いた実話絵本
冷たい雨上がりの外から、暖かな家の中へ。水彩や色鉛筆のようなやわらかな表現で、子猫との出会いを描いています。文章を追うだけでなく、絵の中の子猫の距離や姿勢にも目を向けていただける作りです。
後半:確認できたことと、僕が考えたことを分けた詳細記録
出会った時刻、周りの環境、子猫の様子、保護したあとの経過。絵本の短い言葉だけでは伝えきれなかった部分を、後半にまとめています。
この子がどこから来たのかは、わかっていません。誰かが置いていったのでは、と僕が考えたことはありますが、それを確定できる映像や証拠はありません。だから、見たことと、そこから考えたことを分けて書きました。
かわいい一場面の向こうに、実際にはどんな状況があったのか。もう少し詳しく知りたい方にも読んでいただける内容です。
終盤:実際の子猫の写真を3枚掲載
絵の中に登場する子猫が、現実にどんな姿をしているのか。最後の方には、実際の写真を3枚収めました。

本のイラストはAIを用いて制作しています。自宅や所在地が特定されないよう、家や玄関、周りの景色は再構成しました。子猫との出来事は実際の記録をもとにしています。
「まず守る」と「これからを決める」の間にも、時間がある
本書の記録が終わる2026年10月5日の時点で、この子は僕たちの家で保護中です。その先もずっとここで飼えるかどうかは、まだ決めていません。
うちには先住猫が2匹います。高齢の猫もいれば、てんかんの発作がある猫もいます。元気いっぱいの子猫との暮らしが、先住猫たちの負担にならないか。この子にとって、ここで育つことがよいのか。一匹ずつの様子を見ながら考えています。
この本で残したかったのは、出会った瞬間のかわいさと、そのあとに続く現実の両方です。
「この先どうするか」の答えがすべて出ていなくても、まず食べられる場所、休める場所を用意する。その小さな一歩にも意味があると、僕は思っています。
誰かを大切にしたいとき、気持ちが強いほど、すぐに結論を出したくなることがあります。でも、目の前の相手と、すでに一緒に暮らしている相手の両方を見て、考える時間も大切にしたい。この出会いを通して、僕はそんなことも考えました。
猫が好きな方はもちろん、動物との実際の出会いや、小さな仕草を丁寧に描いたお話が好きな方に、この子の姿を見ていただけたらうれしいです。
『猫が落ちていた。』は350円、Kindle Unlimitedでも読めます
| 書名 | 猫が落ちていた。 |
|---|---|
| 副題 | たった一軒の家を見つけた、ちっこい訪問者 |
| 著者 | 菅原隆志 |
| 発売日 | 2026年10月6日 |
| 形式 | Kindle電子書籍/固定レイアウト/表紙を含む99ページ |
| 内容 | 実話絵本・詳細記録・実際の子猫の写真3枚 |
| 価格 | 350円 |
| 読み放題 | Kindle Unlimited対象 |
価格とKindle Unlimited対象の表示は、2026年10月6日にAmazon.co.jpの商品ページで確認しています。最新の条件は、商品ページでご確認ください。
スマートフォンで読むときは、文字の大きさもお確かめください
絵と文章を一緒に配置した固定レイアウトの本です。通常の文章中心のKindle本のように、文字サイズだけを変更することはできません。後半には詳しい文章のページもあるため、画面の大きいタブレットなどでは読みやすくなります。
ご購入前に試し読みで表示の大きさや絵の雰囲気をご確認いただくと、読んでいるところをイメージしやすいと思います。
雨上がりの玄関の外で、ひとりで鳴いていた、ちっこい訪問者。少しずつ近づいてきたその子が、自分の足で家の中へ入るまでの時間を、ぜひ本の中でたどってみてください。
Kindle Unlimited会員の方は、同じ商品ページから読み放題でお読みいただけます。まずは内容紹介や試し読みから、この子に会いに来ていただけたらうれしいです。


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