過剰な恐怖の一つの正体は妄想。モラルハラスメントも妄想世界。

過剰な恐怖の一つの正体は妄想

こちらの画像を見て下さい。 過剰な恐怖の一つの正体は妄想です。左側の赤い部分です。グラデーションになっているのは、左に行けば行くほど深い妄想世界という意味です。

妄想世界は、最後に自らを滅ぼします。モラルハラスメントの世界も妄想世界です。つまり、被害者も加害者も同じ妄想世界に属しているのです。被害者もです。何故なら客観的世界に属している者の前ではモラルハラスメントは存在しないからです。被害者と加害者は表裏一体なのです。被害者は害を被り、加害者は害を加える。互いに目的が一致して起こる現象です。

そういった世界に心を置いているので、恐怖が過剰になるのです。

何故、過剰な恐怖を持つのか?それは画像の青と赤の境目を超えて、赤のほうの妄想世界に入って行く事で、現実的ではない、現実ではありえない恐怖を感じるからです。

これは、今までの癖ですから抜けるのは難しいけど、訓練していけば抜け出せます。どんな訓練かと言うと、私たちの五感を通して入ってくる情報、目で見て、耳で聞いたりなど。この五感を通して入ってくる情報に対して、主観的な意味づけをしない訓練です。

例えば黒猫を見たとします。客観的な事実は「黒い猫がいる」ですが、主観は「可愛い」とか「可愛くない」とか「気持ちわるい」とか、人それぞれです。この主観で感じたことが組み合わさって行く事で、妄想世界が大きくなるのです。

例えば、夜中の2時に道路の真ん中に人が立っていた。これは客観的事実ですが、それを超えて「幽霊かもしれない」⇒「あれは幽霊ぽい」⇒「あれは幽霊だった」⇒「昨日、幽霊見たぞ!」と、妄想世界は作られていくのです。ですから、画像のように青い部分の客観的事実で思考を止めることが大事です。事実は「夜中の2時に道路の真ん中に人が立っていた。」です。それ以上は妄想の原因になり得るのです。

猫の話も同じです。客観的事実は「黒い猫がいる」ですが、そこから「可愛い」とか「可愛くない」とか考え始めると、妄想世界の入り口に入ることになるのです。

これは似たようなことが仏教でも言われていて、とても深い話です。悪魔も悪霊も客観的世界では存在しません。悪魔も悪霊も主観世界でのみ存在するので、主観的コミュニケーションの中だけでしか通用しない概念です。モラルハラスメントも主観的コミュニケーションの間だけで行われるのです。

客観的な事実に基づいた判断が出来る健全な人は、モラルハラスメントの被害者にはなりません。

このことを理解できれば、妄想世界に入らずに済むので、命に係わると言っても過言ではないくらい大事なことですので、覚えておいて下さい。

モラルハラスメント界は客観的世界には侵入できない

モラルハラスメント界は、わかりやすいモラハラや、巧妙なモラハラ、仕掛け人、絵図を書く人、色々います。そしてあの手この手でモラルハラスメント界へと引きずり込もうとするのです。モラルハラスメント界に心がある状態の人は、客観的世界の住人の心の状態の人へは侵入が出来ません。侵入が出来ないから餌で釣ろうとするのです。それが色々な誘惑です。

その誘惑という餌に食いついた者は、気づいていようがいなかろうが、ジワジワと釣っている者に操作されていくのです。餌を仕掛けた針がもがけばもがくほど食い込んでいくのです。そして痛いのでなんとか逃れようとして、引っ張られれているほうへ行くのです。すると…心の世界で悪魔がいるわけです。(実際にいるという意味でありません)

その悪魔に釣られていると感じた時、怖くなり、徐々に引っ張られながら、身代わり、生贄心理になり、誰かを悪魔のほうに投げようとします。そうすれば悪魔が生贄に喰らいついて自分を引きずるのをやめるような気がする愚か者なわけです。そんな事をしても問題は解決しません。ですから清算が必要です。清算をしない者をよく観察してみて下さい。常に周囲に悪者をねつ造したり、悪者扱いしたり、事実にウソを混ぜて悪者扱いしたりなど、誰かを犠牲にしようとしています。誰かをスケープゴートしながら生きているのです。

つまり、最初に餌に仕掛けがあるとも気づかずに、餌に食いつたときに、愚かな道へ進んでいたのですから、エサに食いつかなければ良いのです。もがけばもがくほど深みにはまるので、潔く、人らしく、心の清算をすることが大事でしょう。反省し、生き方を変えることで、餌に仕掛けられた針が自分から取れるかもしれません。

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6年もの集大成:サヨナラ・モンスター

あなたの心の奥底には、知らず知らずのうちに抱え込んでしまった感情や思考の纏まりである"モンスター"が潜んでいるかもしれません。『サヨナラ・モンスター』は、「書くこと」でそのモンスターと対話し、心の傷を癒し、本当の自分を取り戻すための第一歩となる教材です。音楽の力を借りて、自分の心の声に耳を傾け、書くことで深い部分の心理的な問題を解放しましょう。今、この瞬間から、あなたの心の旅をスタートさせ、新しい自分との出会いを実感してください。 僕自身もこの方法で、数えきれないほどの心理的問題を解決してきました。その一つ一つが、大きなモンスター(纏まり)を紐解いて、その奥にいる「心の中の小さな自分」を救うことに繋がります。

この記事を書いた人

1980年、北海道に産まれる。保有資格(メンタルケア心理士、アンガーコントロールスペシャリスト・うつ病アドバイザー)中卒(だけどIQ127《日本人の平均は100》)。心理的セルフヘルプの専門家。物心ついた頃から熱心な宗教の信者たちに囲まれて育ち、洗脳的な教育を受ける(宗教2世:脱会済)。5歳まで殆ど喋らない子供だったそうで周囲からは「自閉症(生まれ持った特有の性質)じゃないか」と言われて育ち、数々の心の問題を抱え、生きる希望もなく、13歳から非行に走り、18歳で少年院を逃走し、以後、更生を誓うも、再び薬物中毒となり現実逃避。その後も凡ゆる心の問題(恐怖症、トラウマ、自閉的、強い拘り、パニック発作、強迫観念、強迫行為など)を抱えることになる。親や自分の境遇を恨み、そして、独学と自力で1つ1つ自身の心の問題を解決出来る部分から解決して(書くことによる癒し効果で)心に大きな変化を起こす。それにより幼少期からの潜在意識(無意識)に根を張る宗教の洗脳を自力で解き、恨みさえも克服し感謝の心が芽生える。そして自分の心の良い変化に繋がった情報を発信し続けるようになる。心の問題を抱えた当事者(心の問題、苦しみを直に体験し、影響を受けている個人)だからこそわかることがあり、発信する情報の多くが好評で、お礼の言葉をいただく機会も増える。心の根深い問題の解決、解消に役立つことを伝え続けることで、更に多くの人たちから「心の良い変化に繋がった」「カウンセリングを受けても良い変化がなかったのに、菅原さんの情報(方法)の実践で良い変化が起こりました!」という声を多数いただくことが増えたことを機に、電子書籍出版を開始。こういった表現活動が他者だけでなく自身の心の傷も癒していくこと(成長に繋がること)を体感し、その素晴らしさも含めて情報発信している。

・メンタルケア心理士
(メンタルケア学術学会認定)
・アンガーコントロールスペシャリスト資格
(一般財団法人 日本能力開発推進協会JADP認定)
・うつ病アドバイザー
(一般財団法人 日本能力開発推進協会JADP認定)

【メンタルケア心理士とは?】「メンタルケア心理士」は、「日本学術会議協力学術団体」に指定されている、「メンタルケア学術学会」が認定する資格(公的学会認定資格としての位置づけ)です。他にも、第三者評価機関(生涯学習開発財団・一般財団法人ヘルスケア産業推進財団)からも認定されています。

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