「AIで作った綺麗なLP(HTML/CSS/JS)を、そのままWordPressで崩さず表示したい」
でも実際は、テーマのCSSやヘッダー/フッターが混ざって崩れる/ブロックエディタでコードが壊れる/外部JSが干渉する…みたいな壁に当たりがちです。
そこでこの記事では、僕が販売している Raw HTML Pages (No Theme Wrapper)(Code Snippetsインポート版)も含めて、似た思想・近い用途の選択肢を 用途別に整理 → 比較表で一発理解できる形でまとめます。
まず結論:何を優先するかで選び方は決まる
- 「テーマを一切通したくない」(混ぜたくない・崩したくない・最短で差し替えたい)
→ 専用URLで“生HTMLを直出し”系が最適(あなたのスニペットがここ) - 「テーマは使っていいけど、ヘッダー/フッターだけ消したい」(LPテンプレ的に使う)
→ Blankテンプレ(ヘッダー/フッター無し)系 - 「既存ページの一部にHTMLを埋め込みたい」
→ カスタムHTMLブロック / スニペット挿入系
比較表(何ができて、何ができないか)
| 方式/ツール | テーマ完全バイパス | 専用URL発行 | HTML保管のしやすさ | 下書き共有 | noindex標準 | 主な弱点 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 僕のスニペット:Raw HTML Pages (No Theme Wrapper) | ◎ | ◎(/raw/{slug}) | ◎(管理画面で作成/一覧) | ◎(トークン) | ◎ | “生HTML”運用前提(WPの装飾やブロック機能は使わない) |
| WP Custom HTML Page(s) | ○(HTMLを直接出す思想) | ◎(URL指定系) | ○ | △ | △ | 更新状況/対応WPバージョンは要確認(テスト対象が古い表記あり) WordPress.org |
| WIT Custom Output (WITCO) | ○(直出し思想に近い) | ○ | ○ | △ | △ | “開発/テスト段階”表記あり。配布形態や保守状況は要確認 wit.rs |
| Blank Slate(空テンプレ) | ×(テーマは動く) | △(固定ページURL) | ◎ | △ | △ | テーマCSS/プラグイン影響は残る(「完全に混ざらない」ではない) WordPress.org |
| WPCode(スニペット管理) | × | × | ◎(挿入管理が強い) | × | × | “ページを生HTMLとして直出し”用途とは別物(挿入用途) WordPress.org |
| カスタムHTMLブロック | × | × | △ | × | × | ブロックの中に別ブロックは入れられない/用途が限定されがち Stack Overflow |
1) 僕のスニペット:Raw HTML Pages (No Theme Wrapper)(今回の主役)
僕のスニペットは思想がハッキリしていて、
- テーマを完全に通さず
- 保存したHTMLをそのまま返す専用URL(例:
/raw/{slug})を発行 - しかも運用で困るところ(noindex / 共有 / nocache 等)をまとめて面倒見てくれる
…という「制作現場で“地味に助かる”全部入り」設計が強みです。
このLP自体が“動作デモ”になっている
表示例:https://bright-ms.net/raw/raw-html-url-snippet
LPの中に入れるなら、デザインを壊さないように 「Features」直後か 「仕様と制限」セクションの手前が相性いいです(“証拠”と“納得”がつながる)。
そのまま貼れる文案を置きます:
✅ このページは、このスニペットで表示しています
このLPは、WordPressテーマを一切通さず、保存した“生HTML”だけを/raw/の専用URLで直接出力して表示しています。
LPのコードは Google Gemini に生成してもらい、あとは スニペットの編集欄に貼り付けて更新するだけ。
通常の固定ページやカスタムHTML貼り付けでは混ざりがちなテーマCSS/ヘッダー/フッターの影響を避け、狙った見た目のまま公開できます。
2) WP Custom HTML Page(s):近いけど“採用前に確認必須”枠
「管理画面でHTMLを作り、任意URLで出す」方向性が近いプラグインとして WP Custom HTML Page(s) が挙がります。
ただし、公開情報上 対応(テスト)WPバージョンが古い表記が見えるため、今から採用するなら「最終更新」「フォーラム状況」「実サイトでの動作」を必ずチェックしたほうが安全です。 WordPress.org
3) WIT Custom Output (WITCO):思想は近いが“流通/保守状況”を見て選ぶ
WITCOは「HTMLだけじゃなくCSS/JS/JSON等も出力できる」方向性で、あなたのRAW出力思想とかなり近いです。
一方で、公式ページ上で テストフェーズのニュアンスがあり、導入可否は“現時点の配布形態・更新頻度”次第になりやすいです。 wit.rs
4) Blank Slate:LP用途の“現実解”だが、完全バイパスではない
Blank Slateは「ヘッダー/フッターが無いページテンプレ」を用意する系で、LP運用では便利です。
ただしこれは **テーマが動いた上で“空っぽのレイアウトにする”**方式なので、あなたのスニペットが狙う “混ざらない”保証とは別物です。 WordPress.org
5) WPCode / カスタムHTMLブロック:用途が違う(埋め込み向け)
- WPCode は「サイト内にスニペットを挿入して使う」方向で、専用URLで生HTMLを直出しする用途とは別カテゴリです。 WordPress.org
- カスタムHTMLブロックは便利ですが、HTMLブロックは“ブロックを入れる器”ではないのでレイアウト統合の自由度は限定されます。 Stack Overflow
じゃあ結局どれを選ぶべき?
「テーマと絶対に混ぜたくない」「AI製LPをそのまま貼って回したい」
→ **僕のスニペット(Raw HTML Pages / No Theme Wrapper)**が一番ストレート。
「テーマ運用のまま、LPテンプレ的にヘッダー/フッターだけ消せればいい」
→ Blank Slateなどの空テンプレ系。 WordPress.org
「既存記事の途中にHTMLを埋め込みたい」
→ カスタムHTMLブロック / スニペット挿入系(ただし“混ざる”のは前提)。 Stack Overflow
参考リンク・参考文献
- 僕の販売ページ(Raw HTML Pages / No Theme Wrapper の機能説明)
- WP Custom HTML Page(s)(公式掲載ページ) WordPress.org
- WIT Custom Output (WITCO)(公式ページ) wit.rs
- Blank Slate(WordPress.org プラグインページ) WordPress.org
- WPCode(WordPress.org プラグインディレクトリの掲載) WordPress.org
- HTMLブロックの制約(参考) Stack Overflow
- 1. WordPress.org https://wordpress.org/plugins/wp-custom-html-pages/
- 2. wit.rs https://wit.rs/wordpress-plugins/wit-custom-output/
- 3. WordPress.org https://wordpress.org/plugins/blank-slate/
- 4. WordPress.org https://profiles.wordpress.org/bungeshea/
- 5. Stack Overflow https://stackoverflow.com/questions/75813397/how-to-use-any-block-within-an-html-block

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