僕は宗教2世(脱会済)で自分の境遇を恨みました。

 2022年7月1日
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僕は宗教2世(脱会済)

熱心な宗教の信者の家で育った方ならわかると思いますが、宗教による洗脳環境で育つということはとても苦しいものです。僕は、物心ついた頃から熱心な宗教の信者たちに囲まれて育ち、洗脳的な教育を受けてきた「宗教2世(脱会済)」です。

横道誠(京都府立大学文学部准教授)氏の記事から引用させていただきます。

「宗教2世」という言葉が一部のマスメディアで注目を集めつつある。宗教2世とは、親が信仰している宗教を同様に信仰している、または信仰していた子を指す。 従来、多くの宗教がそのような仕組みを持っていたが、近年の日本では、これが問題視されるようになってきている。1文献:横道 誠 宗教2世問題とは何なのか|社会|中央公論.jp(https://chuokoron.jp/society/118831.html)

宗教洗脳で心が壊れた

僕が入っていた宗教は左の思想ですから、信者だった親も左の思想となり、世の中を恨み、世の中を悪く見て、その信念を固めていた集団でした。そんな環境の中で洗脳されていく中で、自分が壊れていきました。自分の命よりも宗教を優先し、たとえ火事になり自分が燃えようとも、死んでも宗教のものを守れという環境でした。宗教洗脳プラス、昔の特攻隊のような感じになれというようなものでした。そして心が壊れることを防ぐ為に非行に走ったのです。反発したり抵抗しないと頭が狂ってしまいそうでした。「子供が非行に走る原因の殆どは「親」と「家庭環境」: 過去に非行に走った僕だからわかること。非行予防と対策 | 菅原隆志 | 社会学 | Kindleストア | Amazon」に書いたように、非行は心が壊れないための抵抗だったのです。

宗教洗脳により普通の人のように生きることも出来ず、普通に人と関わることも出来ませんでした。普通が死ぬほど苦しくて、死ぬほど怖くて、耐えられないほどだったのです。そしてあとから親や自分の境遇を恨みました。もし普通の家庭に生まれていたなら俺はこんなに苦しむことはなかった…、そう思っていました。

恨みを完全に克服した

だけどその恨みは完全に消えました。どうしてこの大きな恨みが消えたか。それが「親への恨みはでっち上げ」でお伝えしているように「親を理解したから」です。親を理解するにはまず自分を理解する必要があります。自分を理解する為に数年間自分の心と向き合う続けました(サヨナラ・モンスターで)。その過程において沢山の心理的変化が起こりました。そして自己理解も含めて11年、親や自分の境遇に対する恨みは完全に消えました。今まで何度もお伝えしたきたよう、理解こそが癒しに繋がるのです。自己理解によって自分の心が無意識レベルから癒され、他者理解(親を理解すること)によって自分も親も癒やされるのです。

恨みを完全に克服した今思うことは、「過去は全てあれでよかった」ということです。過去を受容し、肯定しました。過去の嫌だったこと、辛かったこと、苦しかったことの中から「大切なこと」「成長材料」「違う視点」「親の一生懸命生きたこと」「親の愛」、色々見つけて肯定しました。

人間は恨み辛みを抱えてその思考を繰り返して生きていると、その回路が強化されていき、どんどん自分が腐ってしまいます。恨みの感情を持つことは人間として当然です。それだけのことがあったのですから。だけどそのままではいけないと思います。その恨みを消化し、次に繋げていかないとマイナスになります。親への恨みを克服したいと思う人は「親への恨みはでっち上げ」を読んでみて下さい。自己正当化の為に自分で拵えた恨みを一生持ち続ける魂胆を持っている人には不向きですが、本当に苦しみ、悲しみ、死ぬほど辛かった人にとっては毒と感じる部分もあるかと思いますが、良薬口に苦し、きっと役立つはずです。「親への恨みはでっち上げ」の最後のほうで「親を理解して親の親になれば良い!(本の目次参照)」をお伝えしています。ここに書いたことは、親への恨みの問題に詳しい著名な心理学者らが言っていることと同等です。僕自身は親を理解することで、「恨むことに繋がっていた見方」がガラリと変わり、「1人の人間が懸命に生きてきた」という視点を見つけました。このような新しい視点を沢山発見しました。これが親への恨みを根本から消す王道的方法です。永遠の赤ん坊には決して理解の出来ないことです。僕らはそんな永遠の赤ん坊を相手にしている時間はありません。それはあなたも同じだと思います。時間、人生(命)は有限です。自分の心を確実に磨いていきましょう。他人や親を変えるのではなく、自分を変えていけばよいだけなのです。自分が変われば自分が見えている世界が変わります。自分の未熟な心が親を悪くみるのです。大きく成長した後に振り返ってみると、如何に自分が卑しくて、弱くて、情けなくて、自分のことしか考えられない人間だったか気づけます。それに気づけるようになることが人間としての成長の一歩です。その変化を起こした頃には「感謝の心」も持てるようになっているでしょう。

親を親として見るのではなく、1人の人間としてみれるように自分が変われば良いのです。

 

脚注リスト(引用文献・参考文献)

  • 1
    文献:横道 誠 宗教2世問題とは何なのか|社会|中央公論.jp(https://chuokoron.jp/society/118831.html)

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この記事を書いた人(寄稿者)

菅原隆志
1980年、北海道に産まれる。保有資格(メンタルケア心理士、アンガーコントロールスペシャリスト・うつ病アドバイザー)中卒(だけどIQ127《日本人の平均は100》)。物心ついた頃から熱心な宗教の信者たちに囲まれて育ち、洗脳的な教育を受ける(宗教2世:脱会済)。5歳まで殆ど喋らない子供だったそうで周囲からは「自閉症(生まれ持った特有の性質)じゃないか」と言われて育ち、数々の心の問題を抱え、生きる希望もなく、13歳から非行に走り、18歳で少年院を逃走し、以後、更生を誓うも、再び薬物中毒となり現実逃避。その後も凡ゆる心の問題(恐怖症、トラウマ、自閉的、強い拘り、パニック発作、強迫観念、強迫行為など)を抱えることになる。親や自分の境遇を恨み、そして、独学と自力で1つ1つ自身の心の問題を解決出来る部分から解決して(書くことによる癒し効果で)心に大きな変化を起こす。それにより幼少期からの潜在意識(無意識)に根を張る宗教の洗脳を自力で解き、恨みさえも克服し感謝の心が芽生える。そして自分の心の良い変化に繋がった情報を発信し続けるようになる。心の問題を抱えた当事者(心の問題、苦しみを直に体験し、影響を受けている個人)だからこそわかることがあり、発信する情報の多くが好評で、お礼の言葉をいただく機会も増える。心の根深い問題の解決、解消に役立つことを伝え続けることで、更に多くの人たちから「心の良い変化に繋がった」「カウンセリングを受けても良い変化がなかったのに、菅原さんの情報(方法)の実践で良い変化が起こりました!」という声を多数いただくことが増えたことを機に、電子書籍出版を開始。こういった表現活動が他者だけでなく自身の心の傷も癒していくこと(成長に繋がること)を体感し、その素晴らしさも含めて情報発信している。

・メンタルケア心理士
(メンタルケア学術学会認定)
・アンガーコントロールスペシャリスト資格
(一般財団法人 日本能力開発推進協会JADP認定)
・うつ病アドバイザー
(一般財団法人 日本能力開発推進協会JADP認定)

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