来談者中心療法と自己概念

来談者中心療法と自己概念

こんにちは菅原です。

今日は来談者中心療法と自己概念について書きたいと思います。

 

来談者中心療法とは、アメリカ合衆国の臨床心理学者であるカール・ロジャーズ提唱の心理療法です。

私たちにはパーソナリティという個性、人格のようなものがあり、人間の全体的パーソナリティは自己概念と経験によって構成されているとロジャーズは考えました。そして、自己概念と経験の不一致が、私たち人間の不適応や病理を生み出すと言われました。

自己概念とは、自分の今までの経験、そして認識した事によって作られる枠組みのことで、この自己概念と経験が不一致を起こすことで、前途した問題を生み出すということです。

ですのでこの自己概念の不一致を、一致させ修正させることが、不適応や病理を生み出す元を断つということにも繋がります。

自己概念(そうあるべき自分)自己経験(あるが ままの自分)が一致している状態を自己一致といいます。

カウンセラー自身の自己一致がされていることが、クライアントの不一致から自己一致状態に変え、治療効果をもたらす為の必要条件と言われているのです。ですので自分が辛かったから人の気持ちを分かってあげたい!というレベルでカウンセラーは目指すべきではないのです。カウンセラー自身が自己一致がなされていないと、クライアントを悪化させてしまうことにつながるのです。

そうしてクライアントの自己概念の不一致を修正して、クライアントが本来持っている治癒力を引き出すことが、来談者中心療法なのです。

 

では、この自己概念は環境や親などによって作られてきました。私たちは子どものころは皆、純粋ですから色々な教えを鵜呑みにするのです。これはどこでも基本は同じです。そして子は無条件で親を信じますので、親の自己概念を、そのまま自分にコピーするイメージで一致されているものも、不一致のものも吸収してしまうのです。

しかし私たちは子どものころ親への依存なしでは生きられません。親の育てられ生きることは当然ですが、その間に本当の自分ではないけれど、依存しているがゆえに言えなかったことや、正しく考えることが出来なかったことなどがあります。そんな自分以外の考えも吸収してしまうものです。そういった中から自己概念(そうあるべき自分)と自己経験(あるが ままの自分)が不一致を引き起こしていき、過剰に不一致が大きくなると不適応や病理が生み出されるのです。

このようにして本来の自分ではない自分を自分だと思い込んでしまったことがあるのです。ですので思い込みの自分を修正していくことが大事なことなのですね。

 

簡単にまとめますと、私たち人間は生きていく中で思い込んでしまうことがよくあることが当たり前なのです。しかし過度に思い込んでしまうと不適当や病理を生み出してしまうので思い込みを修正し本来の自分を取り戻す事がしあわせの道だと言うお話です(*^_^*)

 

読んでいただきありがとうございました。

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この記事を書いた人(寄稿者情報)

菅原隆志
保有資格(メンタルケア心理士、アンガーコントロールスペシャリスト。うつ病アドバイザー)1980年、北海道生まれ。中卒。数々の心の問題を抱え、生きる希望もなく、13歳から非行に走り、18歳で少年院を逃走し、以後、更生を誓うも、薬物中毒となり現実逃避。その後も凡ゆる心の問題を抱えることになる。そして、独学と自力で1つ1つ自身の心の問題を出来る部分から解決して、それにより役立った情報を発信し続けるようになる。心の問題を抱えた当事者(心の問題、苦しみを直に体験し、影響を受けている個人)だからこそわかることがあり、発信する情報の多くが好評で、お礼の言葉をいただく機会も増える。心の根深い問題の解決、解消に役立つことを伝え続けることで、更に多くの人たちから「心の良い変化に繋がった」「カウンセリングを受けても良い変化がなかったのに、菅原さんの情報の実践で良い変化が起こりました!」という声を多数いただくことが増えたことを機に、電子書籍出版を開始。こういった表現活動が他者だけでなく自身の心の傷も癒していくことを体感し、その素晴らしさも含めて情報発信している。

・メンタルケア心理士
(メンタルケア学術学会認定)
・アンガーコントロールスペシャリスト資格
(一般財団法人 日本能力開発推進協会JADP認定)
・うつ病アドバイザー
(一般財団法人 日本能力開発推進協会JADP認定)

【メンタルケア心理士とは?】「メンタルケア心理士」は、「日本学術会議協力学術団体」に指定されている、「メンタルケア学術学会」が認定する資格(公的学会認定資格としての位置づけ)です。他にも、第三者評価機関(生涯学習開発財団・一般財団法人ヘルスケア産業推進財団)からも認定されています。