メサイアコンプレックス。
メサイアはメシア(救世主)のことで、自分は不幸だという感情を無意識に抑圧していることで、意識では自分は幸せだと思い込んでいます。その思い込みを成立させるために人を助けなければいけない、助けているから自分は幸せだと思い込み安定を保っています。
その思い込みにより『自分は人を助けている、助けられる人間だという思い込み』により安定を保っているのです。
しかし無意識には逆で、どんどん自分は不幸だという感情が蓄積されているので、親切の押し売りをしてでも人を助ける救世主になろうとするのです。相手はとても苦しいのですがメサイアコンプレックス本人は相手を助けていると思い込んでいるので気が付きません。
そして、悪化していくと問題を起こさせるように仕向けてでも自らが救世主になろうとするのです。
親がメサイアコンプレックスの場合、無意識で子供を肉体的または精神的に追い込み子供が問題行動をとるようにし、そこで親が救世主となりダメな子供を見捨てずに救っていると思い込み安定を保とうとします。
本来は人を助けるためには自らがしっかり向上し満たされていなければいけませんが、メサイアコンプレックスがある場合、自分はボロボロなので相手もボロボロにしてしまうのです。
そしてメサイアコンプレックスの持ち主は巧妙なモラルハラスメントを行うようになっていき、子供を孤立させ精神を崩壊させ、そして面倒を見ようとします。
メサイアコンプレックスの持ち主は実はすごく純粋で素直なのです。
そのせいで、世代間連鎖などの悪影響で、自己犠牲をしてでも他者を救わなければいけない価値観を持っています。
よくあるのは戦争を経験した方が、仲間を救えなかった・・・ 下のものを救えなかった・・・
そういった価値観を子供のころから変性意識状態にされ、親に刷り込まれてきたことで、無意識に嫌と言うほど『偽救世主』が刷り込まれているので解くのは非常に難しいのです。
言い換えれば一般レベルではない戦争時の怨念を解かなくてはいけないくらい凄いものなのです。
この記事の続きは下記書籍に移行しました。
よくある質問 AI生成
この記事に関連するよくある質問をAIが自動生成しました
Q1. メサイアコンプレックスはどのようにして形成されるのですか?
主に幼少期の親子関係や世代間の価値観の影響で、自己犠牲や救世主願望が形成され、無意識のうちに自己肯定や安定を求めてこの思考パターンが育ちます。
Q2. メサイアコンプレックスの人が無自覚に他者を傷つける理由は何ですか?
本人は善意と思い込んでいますが、内面の不幸や自己否定を隠すために、無意識に問題行動を引き起こし、自己犠牲やコントロールを通じて安定を保とうとします。
Q3. どのようにしてメサイアコンプレックスを克服できますか?
自己理解と過去の傷を癒すことが必要です。心理療法やカウンセリングを受け、自分の無意識の思い込みや感情に気づき、自己肯定感を育むことが重要です。
Q4. メサイアコンプレックスが親子関係に与える影響は何ですか?
親がこの傾向を持つと、子供は精神的・肉体的に追い込まれやすく、問題行動や孤立を引き起きやすくなり、悪循環が生まれることがあります。
Q5. メサイアコンプレックスとモラルハラスメントの関係性は何ですか?
持ち主は純粋さゆえに自己犠牲を美徳とし、巧妙なコントロールや精神的圧力(モラルハラスメント)を通じて他者を支配し、孤立や崩壊を促すことがあります。
コメントを投稿する