記事本文(ブログ用)
「助けてもらっているはずなのに、そばにいると苦しい」
その違和感を、あなたは一度でも感じたことがありますか?
恋人、配偶者、親、職場の上司。
「この人がいなかったら、私は生きていけないかもしれない」と思う相手ほど、
なぜか一緒にいると吐き気がしたり、動悸がしたり、身体が重くなったりする。
頭では「優しい人」「助けてくれた人」と思っているのに、
身体だけが「無理」「怖い」「しんどい」と訴えてくる──。
今回Kindleで出版した
『身体は真実を知っている: 生理的拒否反応が教えてくれる支配のサイン』
は、そんな状態に名前を与え、言葉を与えるための本です。

なぜ「身体」に注目したのか
この本の出発点は、とてもシンプルです。
頭で「大丈夫」と言い聞かせていても、
身体はごまかせない。
支配・共依存・ガスライティング・モラハラ・DARVO(ダーヴォ)……
こうした「見えない暴力」は、ときにとてもややこしい形でやってきます。
- 「あなたのためを思って言っているんだよ」と言われる
- 「そんなこと言ってない」「被害者ぶらないで」と否定される
- 優しいときと冷たいときの落差が極端で、混乱する
頭では、
・私が悪いのかもしれない
・こんなにしてくれる人は他にいない
・あの人も大変だし、責めてはいけない
と自分に言い聞かせてしまうこともあります。
でも、身体のほうは正直です。
- 会う前から胃がキリキリする
- LINEの通知音が鳴るだけで心臓がドキッとする
- なぜか急に眠くなる、頭が真っ白になる
- そばにいると「生理的に無理」「気持ち悪い」と感じる
この「生理的拒否反応」に、
ちゃんと意味があるのではないか?
そこから、この本の構想が始まりました。
この本で書いたこと──「支配の構造」を身体から見直す
本書では、いきなり難しい専門用語から入るのではなく、
- 「助けられているのに苦しい」という違和感
- 支配と共依存のからくり
- ガスライティングやDARVOによって、被害者が自分を加害者だと思い込むプロセス
- 幼少期の体験や複雑トラウマが、「これが普通」と思わせてしまう仕組み
- 身体の生理的拒否反応が、洗脳のほころびとして現れる可能性
こうした流れを、できるだけ具体的な言葉で解きほぐしていきます。
たとえば、こんな章があります
- 第2章:支配と共依存のからくり
お金・居場所・メンタルの弱さに「助ける」という形で入り込み、
いつの間にか相手の生活と心を握っていくプロセスを書いています。 - 第3章:ガスライティングとDARVOが現実をねじ曲げる
「そんなこと言ってない」「おかしいのはあなたでしょ」と言われ続けると、
自分の記憶や感覚に自信がなくなっていく。その結果、
怒らされて爆発した自分だけが切り取られ、「やっぱり私が悪者だ」と思い込んでしまう流れを扱っています。 - 第7章:身体は真実を知っている──生理的拒否反応を読み解く
吐き気・嫌悪感・強い疲労感など、理屈では説明しづらい反応が
何を教えてくれている可能性があるのか。
日々の身体反応をどう記録し、「パターン」を見つけていくのかを書きました。 - 第9章:ここからどう動くか──安全と回復のためのステップ
「今すぐ別れろ」が正解とは限らない現実もふまえつつ、
安全を最優先にしながら、
今日からできる小さな一歩を一緒に考えています。
誰のための本なのか
この本は、こんな方をイメージして書きました。
- 恋人・配偶者・親・職場の人間関係で、なぜか自分だけが悪者になりがちな方
- 「モラハラ」「ガスライティング」「共依存」という言葉に心当たりがある方
- 生理的な「無理」「吐き気」「気持ち悪さ」を、
ずっと「自分が冷たいからだ」と責めてきた方 - いきなり専門家に相談するのは少し怖いけれど、
まずは自分の身に起きていることを言葉にして整理したい方 - 同じような支配関係にもう二度と巻き込まれたくない方
逆に言うと、
「ぜんぶこの本だけで解決する」ことは、正直、想定していません。
- 医師やカウンセラーの診断や治療が必要なケース
- 身体的暴力や命の危険が現実的にあるケース
そういった場面では、
この本だけで何とかしようとせず、
必ず専門家や支援機関の力も借りてほしいと思っています。
本書はあくまで、
「自分の身に起きていることに名前をつける」
「自分を責め続けてきた物語を書き換え始める」
その最初の一歩を支えたい、という位置づけです。
「AIと人間の協働」でできた一冊です
今回の本は、執筆当時の最新クラスのAI言語モデルである
**「GPT-5」**の協力を得て、文章を生成・整理しながら作りました。
とはいえ、AIが勝手に書いた文章をそのまま出しているわけではありません。
- テーマ設定
- 構成
- どこを強く伝えるか
- どんな言葉ならしんどい人にも届くか
こうした部分はすべて著者の側で判断し、編集・加筆・修正を重ねたうえで、一冊にまとめています。
AIとの対話を土台にすることで、
- 読者の「こういう説明がほしかった」に近づける
- 感情の整理を助ける言い回しを、何度も試せる
こうしたメリットもありました。
どうやって読むのがおすすめか
正直に言うと、最初から最後まで一気に読むと、
内容が重く感じられる方もいるかもしれません。
そこでおすすめなのは、
- まずは第1章〜第3章あたりを読んで、
「支配」「共依存」「ガスライティング」「DARVO」などの枠組みを軽くつかむ - 次に、いちばんピンとくる章から飛び読みする
- 身体感覚がつらいなら → 第7章
- 罪悪感や「私が悪い」から抜けられないなら → 第6章
- これからどう動くか迷っているなら → 第9章
- 必要に応じて、数日〜数週間あけて、
気になった章だけ読み返してみる
という「行ったり来たり読み」です。
この本は、一度読んで終わりのハウツー本ではなく、
状態やステージに応じて、
何度も読み返せるように作っています。
Kindle Unlimitedなら0円で読めます
今回の本は、Kindle Unlimited(読み放題)対象になっています。
- Kindle Unlimited会員の方:
→ 追加料金なし・0円で全文読めます。 - 会員でない方:
→ Kindle版 700円(税込) で購入できます。
スマホのKindleアプリからも読めるので、
紙の本が増やせない方にもおすすめです。
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最後に──「身体のNO」を、ひとりにしないために
もし今、あなたの身体が
- 「もう無理」
- 「おかしい」
- 「どうしてこんなに苦しいんだろう」
と静かに訴えているなら、
その声を、ひとりきりで抱え込んでほしくないなと思います。
この本は、
あなたの代わりに誰かを責める本でも、
「こうするべきだ」と押しつける本でもありません。
ただ、
「それはおかしくなかった」
「あなたが弱いからじゃない」
と、もう一つの見方をそっと差し出すための一冊です。
必要だと感じたタイミングで、
必要なところだけでも、手に取ってもらえたらうれしいです。
※本書は、心の整理や自己理解をうながすセルフヘルプの一助として書かれたものです。
医療行為・診断・治療の代わりとなるものではありません。
症状や安全面に強い不安がある場合は、専門の医療機関や専門家への相談もあわせてご検討ください。

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