悪い連鎖は、人の無意識から無意識に影響を与えているので、本人同士が互いに気づいていないことがあります。AとBは相互に悪い影響を与え合っているのに、表面は互いに仲良くしている。「フリ」をしているのです。そして問題が起きたり周囲が喧嘩したりして巻き込まれることがありますが、まさか仲良いはずの人が司令塔だとは中々気づけません。
無意識の働きからの良い影響も悪い影響も司令塔なる存在が隠れています。その司令塔なる存在の見えない支配が止まると、それに付随した問題や症状も治まってくることがあります。悪い影響は人の無意識のコミュニケーション。特に非言語コミュニケーションの中に潜んでいます。
誰が星の王子さまを殺したのか――モラル・ハラスメントの罠では悪魔の真相はコミュニケーションに潜んで人間を苦しめるものと書かれていますが、まさにこちらの表現がぴったり当てはまると私も思います。
私が考える悪い影響や悪い世代間連鎖は、無意識から無意識に感染していると考えています。感染するには心の権限を明け渡す人たちの間で感染しますので、自分の人生をしっかり生きて本当の自分を取り戻した人同士なら悪い心の感染はないでしょう。つまり本当のモラルハラスメントや悪い世代間連鎖は人々を大きく成長させてくれる働きを持っているのです。
ですので司令塔なる存在を見抜き叩くのではないという事です。
叩けば更なる悪い連鎖が生まれますので、叩くのではなく自分が変わるという事です。自分が悪い連鎖を受けず、悪いコミュニケーションをストップさせる自分になる。これが最善策であり一番の根本的な解決方法です。
この悪い連鎖を防ぐには心理的賄賂を受け取らない自分になる事、互いに尊重し合えるようになること、支配をやめることです。
自分が相手を尊重しないと相手は攻撃的、または迎合的に仕掛けてきます。しかし尊重すれば相手は攻撃的でも迎合的でも出るに出れなくなるのです。そして迎合的な攻撃を隠ぺいする側は心理的賄賂を渡し引っかけてこようとしますがそれすら受け取らないと迎合的な攻撃を隠ぺいする側は何も出来ないので結果として悪い連鎖の感染は止めれるのです。
このことを個人が行い、それが家族に広がり、社会に広がり、国に広がり、世界に広がれば、戦争とは無縁になるのではないでしょうか。
だから大事なことは自分で気づき、自分がそうなる努力をしていくことだと思います。
※追記2014/10/1
こちらの記事を共有して下さった大西様のブログの記事です。
https://plus.google.com/103749373976326337623/posts/Xc8MYQjQmxk
追記文に書かれていることですが「絶対に独りではありません。意識を変えれば、生まれ変われます。必ず、越えられます。」とても温かいコメントで今現在、苦しみの中にいる方は勇気を頂ける言葉だと思います。
記事の上部の画像のように自分には断ち切る力があると信じて下さい。
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