タイトルの通り、ネクロフィラスな傾向がある加害者は自己憐憫を毛嫌いする傾向にあります。
ネクロフィラスというのは「死を愛好する」という意味で、専門家が言うようにモラルハラスメント加害者にある傾向です。このネクロフィラスな傾向が悪化していくと、ネクロフィリアへと向かいます。ネクロフィラスは死を愛好することですが、ネクロフィリアは「死体愛好」です。つまり、腐った死体とか、腐敗、破壊、汚物、排泄物、などを好むようになってしまうわけです。僕はこのネクロフィリアを、「人間として最も歪んでしまった状態」だと考えています。
本来、前記したような腐った死体とか、腐敗、破壊、汚物、排泄物、などは嫌ですよね。吐き気を催し、そんなことがある環境にいることなど出来ません。しかしネクロフィリアの場合、凡ゆる価値反転が起こっていますので、普通は嫌うものを好むようになるのです。
しかし我々の社会において、健全な人間たちの間において、前記したものを好むことは許容されません。そのため、ネクロフィリアな人は、そんな自分を隠すようにして生きるので、本音と建前の差が大きく開いていきます。その一部が紳士淑女を装ったモラルハラスメント加害者なのです。軽い人は別として、深刻なモラルハラスメント加害者の場合は、相手を傷つけたい、破壊したい、つまり、死という破壊の方を好んでいますから、無意識のうちに破壊的になってしまうのです。それが「隠蔽やすり替えを伴うハラスメント行為」として滲み出てくることがあるのです。そんなモラルハラスメント加害者は紳士淑女を装っていますから、見抜きにくいのです。しかし、見抜く為のポイントがあります。それは、ネクロフィリアな傾向がある加害者が最も嫌がるものです。
ネクロフィリアな傾向がある加害者が最も嫌がるもの
ネクロフィリアは、腐った死体とか、腐敗、破壊、汚物、排泄物を好みます。これらから連想するもの、それは「戦争」です。心の世界で言えば「地獄」です。ネクロフィリアにとって戦争は、好きな部類のものなのです。戦争は残酷です。非人道的です。つまり、、、ネクロフィリアは非人道的なものを好み、その逆である人道的なものを最も嫌がるのです。
人道的なものといえば、、、そう、「憐み」「憐憫(れんびん)」です。下記の引用文をお読み下さい。
人の痛みを理解し、何かをしてあげたいという、人道的な性質[mfn] 引用文献:Weblio和英辞書 -「憐み」の英語・英語例文・英語表現(https://ejje.weblio.jp/content/%E6%86%90%E3%81%BF)[/mfn]
「憐み」「憐憫(れんびん)」は人道的な性質なのです。非人道的で、破壊を好み、死を愛好、死体愛好、こういったネクロフィリア、ネクロフィラスな傾向がある人ほど、憐憫を忌み嫌う傾向にあるのです。彼らの心が求めているものは破壊的です。破壊的な人ほど憐憫を毛嫌いします。それを自分に向ける自己憐憫を強く否定する人ほど、ネクロフィリア、ネクロフィラスな傾向があるのです。こういった破壊的傾向がある人ほど、自己憐憫や憐憫を毛嫌いし、付き纏って、他人を追い詰めて、他人の成長を邪魔しています。健全な人にとっての憐憫は、とても人道的で温かいものです。それを自分に向けることは、成長をしない場合ちょっと問題がある場合もありますが、良い面も沢山ありますから毛嫌いするようなものではないし、そこからトラウマを発見して癒しに繋げることも出来ますし、メリットが大きいのです。このメリットは、破壊的なものにとっては嫌なものですよね。
ネクロフィリア、ネクロフィラス、これらの傾向がある者は人道的なものを嫌がる……、覚えておくと良いかもしれません。
この記事の続きとして下記の本がおすすめです。「第2章 虐待者と支配者」を読むことで気づきが起こり、理解が深まるかもしれません。それによって悪影響から離れていけるようになるかもしれません。
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