幸せの種「気づき」

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この世界は苦しくもあり幸せでもある

この世界は苦しくもあり幸せでもある

以前下記記事で、「使命」についてお伝えしました。覚えていますでしょうか。

生まれてこないほうがよかったと思う…。そう思うあなたは自分の価値を知ろう。

人は誰もが価値を既に持っているということ。既に持っている価値を表面化させるために、懸命になれるものを見つけてみると良いと思うとお伝えしました。そしてこれと併せてとても大切なことがあります。それが「この世界は苦しくもあり幸せでもある」ということ。

この世界は苦しくもあり幸せでもある。つまり自分次第。

この世界は苦しい」。これは自分の心の状態によって苦しんでいるのです。苦しみのない世界に行きたい、死後の世界に安堵を求める。そうではないのです。そんなことをしても心の苦しみから逃れることは出来ないのです(環境を変えることで良くなることは十分あるけど)。

大切なことは、今、ここ、この瞬間にあるのです。この瞬間瞬間にある楽しいこと、幸せなこと、安堵すること、それに自分が気づけないだけなのです。気づけない自分に問題があるから、気づけるようになれば良いのです。気づけることを増やしていけば良いのです。生きることは苦しい。だけどそこから逃げても自分の心(認知も含む)が変わらない限りは、何処に行っても基本的には何も変わらないのです。

人其々どんな感情を創るかが違う。感情は自分で創っている

例えば、飼い猫がいます。猫は外で草を食べたがり(室内の猫草も含む)、胃腸を刺激して、毛玉を吐きたがります。これにより胃腸を整えていると言われていますので、猫の健康にとってとても大切なことです。猫ちゃんによっては周りに人が歩いていたり気が散ることがある場合、うまく吐けない場合もあります。そんなうまく吐けない猫が吐きそうになっているときに、その飼い主さんは静かにして猫ちゃんの気が散らないように吐かせてあげて、その後、猫ちゃんの頭や背中を優しく撫でていました。

それを見てAさんは「なんか吐いて汚い」と思い、ネガティブ感情を感じました。Bさんは猫ちゃん毛玉吐けて良かったねと笑顔で言い、飼い主さんのことを、猫ちゃんに気が散らないように吐かせてあげてて優しい人だねと言って嬉しい気持ちになりました。

Aさんは、「猫は外で草を食べて(室内の猫草も含む)、胃腸を刺激して、毛玉を吐きたがる。毛玉を吐きたがります。これにより胃腸を整えている」ということを知らずに、無意識のうちの解釈を通して、「なんか吐いて汚い」とネガティブ感情になりました。

Bさんは、「猫は外で草を食べて(室内の猫草も含む)、胃腸を刺激して、毛玉を吐きたがる。毛玉を吐きたがります。これにより胃腸を整えている」ということを知っていたので、飼い主さんの優しさが見えてきて、ポジティブ感情になりました。

心の苦しみは「無知(無明)」が生み出しています。

心の絵を描き、心の世界を創っている

Aさんは事情を知らないままネガティブ感情、Bさんは事情を知っていてポジティブ感情を創りました。人は、凡ゆる出来事や、細部のことに、無意識のうちに沢山の解釈をして、感情を創り続けています。思考回数だってとある科学者によると1日6万回、別の専門家は約6千回と言います。個人差があっても、無意識の思考を含めて、人は沢山の思考をしています。そして思考は感情、言葉、行動にも影響を及ぼして関係しています。思考がこれほど多いということは、小さな感情も含め、人は1日に沢山の感情を創っては感じていると考えられます。こういった自分で創っている感情も含めて自分の心の世界、言い換えるなら「心の絵」を描いているのです。人生は、この連続です。解釈、感情発生、これが数え切れないほどあるのです。これにより、自分で自分を幸せにしている(ポジティブ解釈でポジティブ感情を創る)人もいれば、自分で自分を不幸にしている(ネガティブ解釈でネガティブ感情を創る)人もいるのです。

全く同じ場面を見ても、思うこと感じることは人其々違います。それによって嫌な気持ちになる人もいれば、ポジティブで優しい気持ちになる人もいます。

これが答えです。

人生は、結局のところ、皆自分で創っています。不幸か幸せか。それは感情の問題が大きいのです。不幸感、幸福感。これらの感情は解釈の過程(認知)の結果、生み出されているものです。この世界に対して、凡ゆる出来事に対して、苦しみを感じ続けるか、それとも何かに気づいて感謝や幸福を感じて生きるか、それらは自分で決めています。だから「この世界は苦しくもあり幸せでもある」ということ。勿論、それが死ぬほど難しいこともあるでしょう。中々違う解釈が出来ないこともあります。それは難易度の高い心の問題です。だけどもし解ければ、それは大きな力になります。

そしてそれらは自分で自由に創っているということなのです。だから自分の解釈の過程(認知)をより良いものに変えていくことこそが、幸せになる為に必要なことです。だから認知行動療法でも、スキーマ療法でも、サヨナラ・モンスターでも、結局は解釈の過程(認知)に働きかけるわけです。ここが変わればその分、心が軽くなってくることが期待出来るからです。これをせず、苦しみのない世界に行きたい、死後の世界に安堵を求める。そういう選択をしても、自分の心が変わらない限り、苦しみから逃れられることはないのです。僕は過去、この世界が灰色に見えていました。先ほどお伝えした心の世界、それはまるで戦場のようなものでした。戦争を経験した祖父、その子である僕の親、そして僕に世代間連鎖してきたものから影響が大きかったのです。それにより、僕の認知もよろしくないものが沢山ありました。それらを1つ1つ出来る部分から修正していくと、心がその分だけ楽になりました。そして前記した「心の絵」が灰色だったのに、イメージとして塗り絵のような感じで色が入っていった感じになりました。その色は、僕が自分で創り出した感情でした。薄いけど、少ないけど、感謝の気持ちや、小さな幸福感など、そういったものが増えれば増えるほど「心の絵」に色が入っていきます。人はこの心の絵を通して、この世界を見ているのです。

だから自分を変えて、成長させて、今までよりももっと成長して、高次の解釈が出来るようになっていけば、その成長の分だけ、既にある幸せなどに気づけるようになってくるのです。そうすると、自分の心の絵にも違う新しい色が入るのです。それにより色鮮やかな心の絵となり、それがこの世界に反映されていき、人に対しても色々な色があるとわかるようになり、十人十色なんて言葉がありますけど、まさに他人の色、価値にも気づきやすくなるのです。過去の僕は、この世界だけではなく、多くの人のことを、黒、白、灰色でしか見れませんでした。沢山の色があるのに全く気づけなかったのです。どうして気づけなくなったか、それは僕が低レベルな欲の世界の虜になりすぎたからです。欲も必要ですが、欲しすぎるとマイナスになります。

下記記事でお伝えしたように、何らかの欲で心を満たしながら欲の皮を伸ばし続けて後で苦しむより、別のやり方で心を満たせるようになって幸せを感じられるようになったほうが良いということです。

欲の皮(心の皮)をビロンビロンに伸ばさないでほしい……、、、「幸せになりたければ過去を再構成せよ!」が第二版に!(表紙変更・コンテンツ追加)

 

このようなことを仏教的に言うなら、、、下記になります。僕は仏教のことは詳しくないので何となくですが。

三界皆苦吾当安此
(さんがいかいくがとうあんし)

前回の記事と併せると、、、

天上天下唯我独尊
三界皆苦吾当安此

ということです。

この二つが、心の苦しみを減らすことに役立つものなのです。これを言ったとされるのが「釈迦(ブッダ)」です。大昔にいたとされている「釈迦(ブッダ)」は現代の脳科学さえも超えていたと言われています。本当に実在したのか。していなかったとしても、何故大昔に、現代よりも優れた叡智があったのか、不思議です。ここまで進化した現代だからこそ「釈迦(ブッダ)」の凄さがわかってきたそうです。何者なんでしょうね・・・。

簡単に言ったら、人は、本当の自分を生きて、本当の自分が懸命になれること(泣き、笑い、楽しみ、好きな人と幸せになり、幸せな家庭を築き)で生きていけば、その人だけの心の絵が出来てきて、低次の欲の世界に翻弄されなくなり、その生き方をしている人たちが最も輝くというようなものです。既にある、誰にでもある価値、それを自分の力で引き出して生きることが出来るかどうかです。そしてそれは誰もが同じなのです。誰にでも価値があるのです。しかし人間は前記した欲の世界の虜(夢中になって離れられなくなる)になり翻弄されてしまうことで、心がどんどん曇っていき、価値あるものを無価値に見たり、無価値に扱ったりするようになるのです。欲の世界の支配者の価値観に染まるからです。そういったところから認知が歪んでいき、ネガティブ思考やネガティブ感情が増えていき、凡ゆる心の苦しみが生まれているということです。

自分の認知を認識することが大切です。認識には「本質を理解する」という意味が含まれています。自分の認知の本質を理解することが出来れば、その認知を変えることが出来ます。認知を変えることが出来ない人は、まだその認知の本質が理解出来ていないからです。自分を苦しめている認知を認識(その認知の本質を理解)しましょう。最後に、認知と認識について一番わかりやすいと思う記事から引用させていただきます。

「認識」は、ある物事を知りはっきりとその本質を理解することという意味があり「認知」は、ある物事をはっきり認めることという意味があります。

どちらも物事を認めるという意味では似ている言葉ではありますが、「認知」はただ知ることだけを言い表しているのに対して「認識」は知った上で本質を理解するという意味も含まれるという違いがあります。

「認知」よりも「認識」の方が、より深く物事を知るという意味になります。1引用文献:「認識」と「認知」の違いとは?使い方や例文も徹底的に解釈 | 違い比較辞典(https://chigai-hikaku.com/?p=1652)

自分の認知を認識することが大切です。認知は深い部分にあるものもあります。それを認識する(本質を理解する)ということはより深い部分に自分が入るということでもあるのです。

心の苦しみは「無知(無明)」によって生まれています。だから光明(希望や解決の糸口を見つける)が大切なのです。そのために「気づき」を増やすとよいのです。人は気づくことで、腑に落ちて、変わっていきます。変わることは恐れることではなく、自分にとってプラスなことです。

脚注リスト(引用文献・参考文献)

  • 1
    引用文献:「認識」と「認知」の違いとは?使い方や例文も徹底的に解釈 | 違い比較辞典(https://chigai-hikaku.com/?p=1652)

心の深層に眠る"モンスター"と向き合い、真の自分を解放しよう

心の深層に眠る
あなたの心の奥底には、知らず知らずのうちに抱え込んでしまった感情や思考の"モンスター"が潜んでいるかもしれません。『サヨナラ・モンスター』は、そのモンスターと対話し、心の傷を癒し、真の自分を取り戻すための第一歩となる教材です。音楽の力を借りて、自分の心の声に耳を傾け、書くことで深い部分の心理的な問題を解放しましょう。今、この瞬間から、あなたの心の旅をスタートさせ、新しい自分との出会いを実感してください。

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菅原隆志より

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この記事を書いた人(寄稿者)

菅原隆志
1980年、北海道に産まれる。保有資格(メンタルケア心理士、アンガーコントロールスペシャリスト・うつ病アドバイザー)中卒(だけどIQ127《日本人の平均は100》)。物心ついた頃から熱心な宗教の信者たちに囲まれて育ち、洗脳的な教育を受ける(宗教2世:脱会済)。5歳まで殆ど喋らない子供だったそうで周囲からは「自閉症(生まれ持った特有の性質)じゃないか」と言われて育ち、数々の心の問題を抱え、生きる希望もなく、13歳から非行に走り、18歳で少年院を逃走し、以後、更生を誓うも、再び薬物中毒となり現実逃避。その後も凡ゆる心の問題(恐怖症、トラウマ、自閉的、強い拘り、パニック発作、強迫観念、強迫行為など)を抱えることになる。親や自分の境遇を恨み、そして、独学と自力で1つ1つ自身の心の問題を解決出来る部分から解決して(書くことによる癒し効果で)心に大きな変化を起こす。それにより幼少期からの潜在意識(無意識)に根を張る宗教の洗脳を自力で解き、恨みさえも克服し感謝の心が芽生える。そして自分の心の良い変化に繋がった情報を発信し続けるようになる。心の問題を抱えた当事者(心の問題、苦しみを直に体験し、影響を受けている個人)だからこそわかることがあり、発信する情報の多くが好評で、お礼の言葉をいただく機会も増える。心の根深い問題の解決、解消に役立つことを伝え続けることで、更に多くの人たちから「心の良い変化に繋がった」「カウンセリングを受けても良い変化がなかったのに、菅原さんの情報(方法)の実践で良い変化が起こりました!」という声を多数いただくことが増えたことを機に、電子書籍出版を開始。こういった表現活動が他者だけでなく自身の心の傷も癒していくこと(成長に繋がること)を体感し、その素晴らしさも含めて情報発信している。

・メンタルケア心理士
(メンタルケア学術学会認定)
・アンガーコントロールスペシャリスト資格
(一般財団法人 日本能力開発推進協会JADP認定)
・うつ病アドバイザー
(一般財団法人 日本能力開発推進協会JADP認定)

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