望まない思考を追い出す勇気
思考は現実化する。これは無意識のうちの思考も全てです。つまり誰もが自分の思考を”既に”現実化させています。プラスでもマイナスでも。もし自分の思い通りに思考を現実化させたいのなら「望まない思考を追い出す勇気」を持てば良い。それは「恐怖への同一化」と深い関係があります。
自分でちゃんと望んでいる
恐怖へ同一化すれば恐怖の対象の思考(他人の思考)を無意識のうちにするようになります。自分の中には入り込んだ他人の思考も現実化します。しかし本人は恐怖への同一化による思考だと気づいていない。だから現実化した時に「こんなの望んでいない」となる。いえ、ちゃんと望んだのです。
例えば、支配者に支配されたとする。それも心のどこかで支配されることを望んでいたのです。直接的には望んでいなくとも支配されることを望んでいることになる何かを望んでいたかもしれないのです。
他人の畑を借りて作物を増やす支配者
賢い支配者は「恐怖」を巧みに使い、他人の潜在意識も活用して「現実化」させようとします。恐怖に同一化させて支配者の信念を持たせれば支配者の思考が強く現実化します。他人の畑を借りて作物を増やすということです。
自分の心の管理者になれ
信念は無意識のうちに思考を促します。だから支配者は信念の押し付けをするのです。自分の畑(潜在意識)を気づかない間に勝手に使われたくない人は心を明け渡してはいけません。恐怖への同一化に気づいて解放していけば良いのです。そして自分が自分の心の管理者となれば良いのです。
心の管理者とは
心の管理者の説明は過去に書いたのですが、この記事でもう一度ご紹介します。
心の管理者とは、自分の心を管理する者のことです。管理の意味は以下です。
かんり 【管理】 《名・ス他》よい状態であるように気を配り、必要な手段を(組織的に)使ってとりさばくこと。 「業務を―する」
引用元:管理 – Google 検索
つまり「心の管理者」は「自分の心が、よい状態であるために気を配って、自分の心が更によい状態になるために必要な手段を使っていける者」ということです。「予防意識」と「問題意識」を持って、問題解決をすることにもつながっていることです。
人は、自分自身を征服できれば、人生の最高で、最も崇高な勝利となる。
プラトン(哲学者)
心の管理者になればなるほど思考は思い通りに現実化する
心の管理者になっていないということは、自分の心に対して、知らない部分があるということです。隙間があるのかないかもわからない。だから、心の管理者になっていないから支配者から心を支配されていくのです。
逆に、心の管理者になればなるほど思考は思い通りに現実化するのです。
自分でも気がついていない支配者の思考が無意識のうちに促されていて、それが現実化した場合、現実化は確かにした。だけど、自分は望んでいない。だから「こんなの望んでいない!」となるのです。だけど、確かにどこかで支配者の思考が促される考えや価値観、感情などを自分の中に吸収して取り入れているのです。忘れていても。
つまり、簡単に言えば「人生が思い通りにいかないのは、他人の人生を生きているから」という、とてもシンプルなこと。
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