毒親に洗脳されないために「木を見て森を見ず状態」でいてはいけません。あと「繰り返されること」に注意が必要です。「木を見て森を見ず状態」の人は洗脳しやすいので「全体を見る」ことが大事です。そして洗脳される過程で繰り返されることが刷り込みになっているので注意が必要なんです。
私自身、毒親に洗脳されていきましたが、まず、今思い返してみると以下のような流れでした。
1、人格否定を徹底して繰り返された。
2、宗教こそがすべてだと長期間叩き込まれる。
3、外部の人間は皆狂っていて、卑怯者で、嘘つきであると子供のころから教育される。
4、究極のダメ人間だと植えつけられ体が鉛のように重くなり理由のわからない苦しみを抱える。
5、そんなダメ人間の自分を救えるのは、宗教と親だけだと説かれる。
6、藁にも縋りたいほどの依存心が既に出来上がっているので、親に救ってもらいたくなる。
7、外部の人間は皆狂っていると刷り込まれていくことで、外部の人間にも声を上げられない。
8、家族内で連携して人格否定される。
9、自分の感情を吐き出そうものなら人格否定、更に、事実を元に嘘を混ぜて、でっち上げをして追い詰める。
10、家族外にも拡散されていき、嘘を本当だと信じ込ませる。
11、村八分状態になり、何が本当で何が嘘か自分でもわからなくなる。
12、親のために命をかけなくては救われない気になる。
今、簡単に書きましたので、適当な部分もあるかと思いますが、大体、このように長期的なプロセスを経て洗脳されていきます。これを、私自身解けていったのは「確認」の力だったんです。
周囲が嘘を信じ込んでいたのも、嘘を本当かのように上手く言っていたからで、現実的な考えをしていないものたちの間でのみ信じられていくのです。そこで威力を発揮するのが「確かなことのみ」で攻めていくことです。
たとえ親でも一切の情も持たず、「確かなことのみ」で攻めていくと、メッキがボロボロと剝がれていくので、如何に自分は騙されてきたのかがわかるようになります。
反省すべき点は、確認を蔑ろにして「木を見て森を見ず状態」でいたことと「自分で自分を守らず家族に依存したこと」です。毒親に依存すると本当に人生が破壊されます。気づいて、再スタートをすることが大切です。
宗教をやっている人間の信念は強いので、宗教をやっていて強烈な信念を持っているメサイアコンプレックスの毒親の場合は凄まじいほどの悪影響を出してきます。メサイアコンプレックスの人は自分が救われたいがために救世主になろうとして家族を犠牲にしてでも救世主になろうとします。これは宗教は人それぞれ自由ですので宗教をやることを否定しているのではありません。「毒親」の場合です。
とにかく、逃げて、離れることがまず必要です。そして、これだけの悪影響を受け続けて育つと、自分の中にも「毒」が入っています。つまり、自分もこのままでは無意識のうちに人を傷つけてしまうような人間でい続ける可能性も高いのです。
ですから無関係な人を傷つけないような自分になって成長していくために、人との関わりは少なくしたほうが良いかもしれません。自分が回復して、成長して、毒されてしまった自分を解毒していくことが大切だと私は思います。
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