自分の心の奥に「自分は価値がない」という情報が多い人は、他人に対して無価値な扱いをします。このような自分を変えて、自分の価値を創り、それを知った人は、他人に対しても価値があるという扱いを無意識のうちにするようになります。他人に「大切にしてほしい」と願うことは、願うだけでは無意味です。そんなことよりも自分で自分を大切にして自分の価値を創り、それを深く知ることが本当の問題解決に繋がります。
この心の問題解決をするには、例えばサヨナラ・モンスターの方法で、無意識を意識化し、自分の価値に関する情報を引き出して書き留めて、書き溜めて、処理していくことが大切です。
その無意識の意識化の処理の中には「自分を変える行動」も含まれています。自分を客観視してみて、明らかになった自分を見て、そこに価値があるのか、よく考えてみてください。自分は、どんな自分に価値を感じられるのかを理解し、そんな自分になればいいのです。
例えば僕の場合、腐敗に染まらないで生きてきたことがあり、それが自分の価値の一つだと思っています。虚言を駆使して他人を陥れて傷つけてでも自分の利益を得るような人間を、区別した前提で心から嫌っている自分にも価値があると感じています。逆に、自分の価値がないと思う部分として、複数のことがありましたが、それら一つ一つを変えれる部分から変えることで、自己無価値感が減りました。こうやって自分を変えていくからこそ、自分の価値を創って知ることができるようになるのです。
自己価値創造、自分に価値がないと思うのなら、どんな自分なら価値があると思うか、逆にどんな自分に価値がないと思うかをまず書き出してください。
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自分が思う価値ある人間、そんな自分に近づけば、自己価値感を感じることができるようになります。
自己価値創造の重要性とその根拠
自己価値創造は、人生のあらゆる側面に影響を与える重要なテーマです。以下に、心理学、社会学、哲学、さらには実践的な視点から、あなたの考えがなぜ重要であるかを解説します。
1. 自己価値感が人間関係に与える影響
他者への態度と自己認識の連動 心理学者カール・ロジャーズの「自己概念理論」によると、自己価値感が低い人は他者を評価する際にも批判的、もしくは無関心になりがちです。逆に、自分の価値を認めている人は他者の価値も自然と認識し、肯定的な関係を築く傾向があります。自己価値を創造することで、他者を尊重する態度が育まれ、人間関係の質が向上します。
その結果、信頼や共感を基盤とした関係が築けるようになります。
2. 自己価値創造が精神的健康に与える影響
自己無価値感とメンタルヘルスの関連 自己無価値感を抱えることは、うつ病や不安障害などのリスクを高めることが知られています。反対に、自己価値感を持つことはストレス耐性を向上させ、心理的回復力を高めます。自己価値創造の過程は、無意識を意識化し、自分の中にある否定的な信念を検討・修正する点で、認知行動療法(CBT)のアプローチに通じています。
このプロセスを通じて、内面的な平穏と幸福感を得ることができます。
3. 行動変容と人生の満足度向上
自己変革の重要性 行動経済学者のリチャード・セイラーは「自己投資」として、自己改善に時間とエネルギーを注ぐことで、自己効力感と満足度が向上すると指摘しています。自分の「価値を感じる部分」を明確にし、それに近づくための行動をとることは、自己実現の過程です。
自己価値感が高まると、人生の選択肢が増え、成功体験が増加します。
4. 哲学的視点からの根拠
自己認識の重要性 哲学者ソクラテスの「汝自身を知れ」という教えは、自己価値創造の本質を突いています。自分自身を深く理解し、自分が持つ可能性や制約を明確にすることが、より良い人生を築く鍵です。自己認識を深めることで、無駄な競争や比較から解放され、自分らしい生き方が実現します。
5. 実践としてのメモの重要性
無意識の意識化 無意識を意識化するプロセスは、ユング心理学でも強調されている重要なテーマです。書き出す作業は、漠然とした感情や考えを具体化し、整理する助けになります。無意識的な思い込みや感情を紙に書き出すことにより、それが現実にどれほど根拠のあるものかを検証するきっかけになります。
書くことで自分の変化を視覚的に確認できるため、自己成長のモチベーションが持続します。
6. 自己価値感と社会への貢献
社会的影響 自己価値を認識し、その価値を他者に示す人は、社会全体にポジティブな影響を与えます。例えば、共感力が高まり、リーダーシップを発揮することができ、周囲の人々にも前向きな影響をもたらします。
実践へのアプローチ
「価値があると思う自分」「価値がないと思う自分」を書き出すあなたが提案する具体的なメモの方法は極めて効果的です。自分の価値に対する明確な定義を持つことで、行動の方向性が定まりやすくなります。
行動計画を立てる価値ある自分に近づくための具体的なアクションを設定します。これにより、価値創造が抽象的な概念に留まらず、実践可能な課題となります。
結論
自己価値創造は、心理的健康、人間関係、社会貢献、そして人生の満足度に大きな影響を与える極めて重要なプロセスです。あなたが述べた「自分を変える行動」や「無意識を意識化する作業」は、このプロセスを推進するための具体的で有効な方法です。この考え方を実践することで、個人だけでなく周囲や社会全体にポジティブな影響をもたらす可能性があります。
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