虐待で脳が傷つくことが明らかになっています。体罰や暴言を推奨するような者は虐待者の考え方です。これは許されない行為です。
まず、以下の朝日新聞出版からの引用文をお読み下さい。
幼少期に虐待を受けた経験のある人とない人を対象に、知能検査と磁気共鳴断層撮影(MRI)検査を実施。虐待によって脳が傷つくこと、虐待のタイプによって傷つく部位が次の4パターンに分かれることを明らかにした。
「体罰」「暴言虐待」「性的虐待」「両親のDV目撃」でそれぞれ脳の傷つく部位が異なります。子供への虐待は心だけではなく脳に多大なる悪影響を出していることが分かってきているのです。
つまり、こういったことが明らかになっているということは、子供への虐待は今後、もっと厳しくしていく必要があるということです。虐待をする者は、心を入れ替えて己の弱さにぶつかっていかなくてはいけません。
脳を傷つけるということは、その子の今後の人生に大きく左右してきます。うまくコミュニケーションがとれなかったり、自閉症や発達障害のようになったり。軽く考えてはいけないことです。単に、ちょっと怪我したからすぐ治るなんてものじゃないのです。貴重な時間を奪い、命を削っていると同じです。
子供に罪はありません。それを「子供の所為」にするのは、親の未熟さ弱さ、そして、臆病からくるものです。虐待をしている者は胸に手を当てて自分に問いただしてください。
「お前は誰に怯えているんだ?」
「その恐怖を誤魔化すために、大事な罪のない子供に、酷いことをしているとわかっているのか?」
「お前を、無条件で信じてくれている、子供の素直な心、それを裏切ることができるのなら、お前はもう必要ないだろう」
と、自分に問いただしてください。
勇気をもって、目の前の大切な子を、どうか、守ってあげて下さい。
あなたの敵は、あなた自身です。
あなたが過去に傷つけられたように、今、虐待されている子たちも傷ついています。
その連鎖を止めて下さい。
傷ついた痛みに向き合って、同じことをしない勇気を持ってください。
コメント