犯罪者だって、変わることが出来ます。
【広告】「U-NEXT」で「しゃぼん玉」を観ました。めちゃくちゃ感動しました。犯罪をやめたい人にも是非「しゃぼん玉」を観てほしいなって思います。
この映画は、愛情を知らずに育った青年が老人や女性ばかりを狙った強盗傷害を繰り返していて、被害者を刺してしまい逃げ込んだ山奥の村でおばあちゃんを助けたことをきっかけに、おばあちゃんの家で世話になります。そこでの人間関係の中、心に良い変化が起こってくる話なのですが、その中で、強盗傷害を繰り返していた青年は、おばあちゃんに「坊はええこじゃ」と何度も言われます。結果、改心するのですが、おばあちゃんに言われた「坊はええこじゃ」という言葉が、「過去の呪い」を解くきっかけとなったのでしょう。
「過去の呪い」というのは、過去に「お前はだめだ」「クズだ」というような不良品のレッテルを貼られ続け、それが暗示となり、呪いのように心に作用しているのです。犯罪者になる人は、やったことは許されないことですが、素直な人が多いのです。素直だからこそ、過去の環境において貼られた不良品のレッテルを受け入れたまま犯罪者となっている…こともあるのです。根が素直だから、映画のように、おばあちゃんに「坊はええこじゃ」と何度も言われることで本当に良い変化が起こることもあるのです。
犯罪を繰り返す心理
犯罪を繰り返す心理は、早い話、本人が「メリットのある事だと学習してしまっている」からです。本人が、生存のために自分にとってメリットがあると思っているのですから、当然、頭ではだめだとわかっていても、やってしまうのです。自分にとってためになることだと信じてしまっているからです。その信じている信念を根本から変えない限り、犯罪をやめることなどできません。
つまり、真の更生とは「犯罪がメリットだと思い込んでいる価値観や信念を解体し、新しく学習すること(犯罪にメリットはない等)で、新しい価値観を手に入れ、新たな信念を構築すること」でしか成り立ちません。このことに心から納得しない限り、犯罪を繰り返してしまうのです。自分を愛してくれるはずの存在(親など)から投げかけられた無数の否定的な言葉を潜在意識(無意識)レベルで受け入れていると、そのようになっていきます。
映画の中のおばあちゃんは青年の良い部分を見て「坊はええこじゃ」と何度も言った。その言葉が心の奥に作用し、「過去の呪い」を溶かしていったのだと思います。
心のこもった愛ある言葉って素敵ですね。
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