正しい怒りなんてない…、そう思う人もいるかもしれませんが、それは僕から言わせてもらうと「あなたは虐待者ですかね?」と思うこともあります。人間、生きていれば正しく怒ることも必要です。その必要なことを全否定するというのは「実は、弱い者を心理的に虐待したり、軽視しているんです…」と言っているようなもの。
「正しい怒り」と「偽物の怒り」
怒りには「正しい怒り」と「偽物の怒り」があります。そして、大切なのはその区別をつけること。区別をつけるにはそれぞれの違いを知っておかないといけません。
「正しい怒り」
正しい怒りというのは「問題解決」のために「罪」を粉砕、または解決するためのエネルギーとして使うこと。怒りというのはすさまじいパワーを持っています。正しく使えば自分の能力をアップさせることが出来るので、問題解決のスピードが上がります。
大切な我が子が傷つけられた。この怒りを原動力に必ず法の裁きを受けさせる。というのは正しい怒りの使い方です。
「偽物の怒り」
偽物の怒りは「問題解決」をしないがための妄想のような怒りです。つまり自分勝手な考えから物事を正しく見ず相手そのものを消し去ろうとする怒りです。簡単に言えば「あいつだけは許せない、〇してやる…」という怒りです。これは妄想に呑み込まれたものです。
モラハラ加害者が外の鬱憤を家に持ち帰り、家で弱いものに怒りをぶつけるのがソレです。
大事なのは、偽物の怒りの裏に隠された本当の感情に気づくこと。偽物の怒りの裏には、悲しみ、苦しい、つらい、こわい、など本人が認めることが出来ない感情があります。それを認めて感じ切ることが必要なのです。
怒りの使い方
怒りという感情の使い方次第です。
問題解決のためのエネルギーとして使うか、それとも自分勝手な思いから他人を傷つけるために使うか。
後者は、自らを滅ぼします。
前者は、大きな成長に繋がります。
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