親への恨みを抱えて生きている人たちが沢山います。僕も親を恨んだことがあります。しかし今は感謝しています。恨みつらみを克服し、成長し、感謝の心が養われてきたのです。これは何らかの利益を期待してのフリではありません。下記の2冊に書いたことで感謝の気持ちを持てるようになったのです。
親は「優しい心」を持っていました。だけど僕の心の中に優しさが少なかったので、その優しさを見ることが出来なかったのです。自分の心の中に深さが無いと、深いことを言っている人の言葉から深さを読み取れないのです。結局は自分次第なのです。自分の心を世界や親に投影しているので、自分が変わらない限り良くなることはないのです。
親に期待をして親から優しくされることを求めている人たちもいますが、優しさは相手に求めるものではないのです。自分から相手の中にある優しさに気づけば良いのです。既に在ったことに気づけるようにならない限り、自分の世界には永遠と「それ」がないままなのです。表面的なことからは決してわかり得ない隠れた優しさ……。この歳になり、自分の心の成長を通してそれが見えるようになってきました。恨みを抱く人は、確かに恨むだけのことがあったのです。だけどそれは全体のほんのごく一部に過ぎません。つまり全体像を何も見ていないということです。もっと沢山の視点に気づき、色々な解釈の仕方がわかってくると、相手の優しさに気づけるのです。
このような変化は「無意識が書き換わること」の繰り返しで起こってきます。無意識を書き換えていく作業が「サヨナラ・モンスター」の付属ツールでのまとめ(本気で取り組む)です。あの作業を本気になって行うことを繰り返していくことで自分の内側が変わっていきます。「本気になって」という部分に関しては公式サイトで沢山お伝えしています。変性意識を起こして書くこともそう、研究からわかっている感情的な文章効果、情動性の涙の効果(研究結果からわかっていること)、カタルシス、色々と複合的な働きかけが併さって、深い部分が変わっていくのです。そして変わったものが自分の心の奥で連鎖します。そして別のものの変化にも繋がります。新しいことに気づき、また気づき、少しずつ潜在意識(無意識)レベルから変わっていきます。その変化がある程度進んでいくと、親などへの恨みの克服、そして感謝の心の芽生えに繋がっていくのです。心がレベルアップするということです。その辺りからが人間らしく在る状態となり、脳の前頭前野も鍛えられている頃でしょう(感謝の気持ちで前頭前野が厚くなるという研究結果がある)。この脳の前頭前野が鍛えられてきた状態、それが人間的成長を起こしたという状態のことです。
人間らしさの司令塔である脳の前頭前野、、、心の苦しみを解く為の鍵の1つはここです。心を晴らす為の道具が「脳の前頭前野」です。この道具を磨くこと(活性化させて鍛えること)が(サヨナラ・モンスターの取り組み等が)、心の曇りを晴らしてくれるのです。晴れるから、見えなかったものが見えるようになるのです。優しさも、感謝すべきことも、こんなにあったんだ……、と気づける日が来るのです。
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