「架空の罪」を「美徳の悪用」と併せて「事実の歪曲」「嘘」「混乱」「複数人で連携」して刷り込んで人を支配する。これが美徳によるモラルハラスメントの核心に近い部分のことです。

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加藤 諦三(かとう たいぞう、1938年(昭和13年)1月26日 – )は、日本の社会学者、評論家、早稲田大学理工学部名誉教授、早稲田大学エクステンションセンター講師。

引用元:加藤諦三 – Wikipedia

早稲田大学理工学部名誉教授、加藤諦三さんの「モラル・ハラスメントの心理構造 ~見せかけの愛で他人を苦しめる人~」に書いてある美徳によるモラルハラスメントのことが分かってくると、自分にとって不要なものを徐々に「受け取らない」ようになっていける。如何に、巧みな美徳による支配だったわかると「なんだこいつ」と思えるようになりますので。

「美徳」というのは本当に厄介なもので「高級な餌」でもあります。美徳は人として立派だとされるので幼少期から否定され続け傷つけられてきた「承認欲求が強い」タイプ(メサイアコンプレックスの人など)には喉から手が出るほど欲しい「餌」です。

「美徳」の「徳」について以下の引用文を読んで下さい。

徳(とく、希: ἀρετή アレテー, 羅: virtūs, 英: virtue)は、人間の持つ気質や能力に、社会性や道徳性が発揮されたものである。

引用元:徳 – Wikipedia

つまり、「美徳」は「人として美しい性質や能力」というような意味ですね。こういった性質や能力がある人は徳が備わっているから仏教的に言えば悟りを開いているというようなものと近いと思います。恐らく。

逆に、「人として悪い性質や能力」が備わっている人は「悪徳」ですよね。人に道に背いた「悪徳」。これが業者なら「人の道の背いた悪徳業者」。つまり、徳は、そに人間が持つ「人間力」みたいなものです。

なぜ、こういった「人間力」である「人として美しい性質や能力の美徳」がハラスメントに繋がるのか。美徳によるモラルハラスメント。モラルハラスメントは精神的な嫌がらせですから目的は嫌がらせです。その嫌がらせをするのに素直タイプのように直接「お前は本当に生きている価値がないな」とか言葉で傷つけるモラハラをすればどうですか?録音されてそれが証拠になっていくこともある。

つまり狡賢い人間だからこそ証拠が残らないように、周囲に気づかれにくいように、嫌がらせをするのです。そこで「美徳の悪用」がされるのです。「あなたのためなのよ」「俺は一度もお前を見捨てるなんて考えたこともない」「人を疑うことは人として悪いこと」「逃げるのは人としてよくない」「最後まで立ち向かわなくてはならない」「死んでも償うことが人の道だ」など、こういった立派な言葉で人を縛り上げるのです。被害者は心理拘束されて逃げられなくなっていくのです。逃げられなくなってそれらをおかしいと紐解けない被害者もまた鵜呑みにしたことを周囲に流すようになり被害者から加害者になるケースもあります。

こういった美徳は本人が自分1人で誰にも押し付けず身につけていけばいいんです。それなら誰も美徳によるハラスメントはされません。つまり、本当は心の中で美徳を嫌がっているのに、それを良しとしなければいけないと心を縛られて美徳の押し付けに反発せず、鵜呑みにしているから美徳によるモラルハラスメントの加害者になっていくです。そして本当や嫌な「美徳」を他者に横流ししようとするのです。

それが、本当に備わった美徳ではないから、「美徳ある人のフリ」で不要なものを垂れ流し状態にしているのです。その時に、承認欲求が強く、真面目で素直タイプが被害者に選ばれやすいのです。そういった承認欲求に働きかけ美徳を良しとするように仕向けます。美徳が自然にその人の一部となればいいのでしょうけど、美徳である行いをしない者は悪いものだという恐怖を与え、そのうえで美徳で縛り上げます。理解不能だから、そこから逃れられない状態になりやすいのです。

本当、こういった美徳や「見せかけの愛」で散々騙された人も多いと思います。”優しい人”や”お人好し”でいる必要はありません。心理的に離れることが大切です。美徳ある人になるかどうかは自分の自由です。それが嫌なら離れたらいいのです。

「正義」、「知識」、「勇気」、「忠実」、「愛」、「慎重」、「貞節」、という7つの美徳は人の心を縛り上げるために悪用されることがあります。それと同時に「強欲」、「憤怒」、「怠惰」、「色欲」、「傲慢」、「嫉妬」「暴食」の7つの罪を悪用すると人の心を「拘束」できるのです。

なぜそう思うか、それは私自身が「罪」の悪用で「心を拘束」された経験があるからです。事実としての罪ならなんぼでも、それ相応の罰を受けます。だけど「事実の罪」以外の「架空の罪」による「罰」を受けるということは自分への裏切りなので受けるわけにはいきませんよね。

その「架空の罪」を「美徳の悪用」と併せて「事実の歪曲」「嘘」「混乱」「複数人で連携」して刷り込んで人を支配する。これが美徳によるモラルハラスメントの核心に近い部分のことです。

半端じゃないほど解くのは難しい。まさに雁字搦めです。そこで、反省すべきは自分です。自分が未熟だったら引っかかってしまったのです。自分を大切にするために「反省(ひっかかるものを省いて捨てる)」ことが大切だと私は思っています。

つまり、「正義」、「知識」、「勇気」、「忠実」、「愛」、「慎重」、「貞節」、という7つの美徳を「フリ」で身につけ悪用し、「強欲」、「憤怒」、「怠惰」、「色欲」、「傲慢」、「嫉妬」「暴食」の7つの罪を犯すと、どうやら心は拘束されていくようです。まるで心の世界の刑務所に入れ込まれたかのように…。

そして、「心の世界の刑務所」である「モラルハラスメント界」に堕ちていき、被害者、加害者、入れ替わりながら、傷つけあうのです。飽きるまで。気づくまで。確かに他者に傷つけられた事実はある。だけどそうなる状況、環境を原点に選んだのは紛れもない自分です。

人は「取捨選択」の結果、自分で人生を作っています。何を取り入れ、何を捨てるかそれが。別の点と繋がっていて、その別の点による結果が起こったときに、スティーブジョブズ氏が言ったように「点と点を繋げる大切さ」が何となく分かってくるのです。

 

未来に先回りして「点と点を繋げる」ことはできない。
できるのは、過去を振り返って繋げることだけなんです。
だからこそバラバラの点であっても、
将来それが何らかのかたちで必ず繋がっていくと信じなくてはならない。
自分の根性、運命、人生、カルマ…何でもいい、とにかく信じること。
点が繋がって道となることを信じることで、心に確信を持てるのです。
結果、人と違う道を行くことになっても、
信じることで全てのことは、間違いなく変わるのです。

引用元:スティーブ・ジョブズ 卒業式スピーチ全文(日本語・英語字幕) スタンフォード大学 Stay Hungry, Stay Foolish. by Steve Jobs

自分の、「取捨選択」の結果、それは必ず何かに繋がっています。だけど、それは今知ることは出来ない。悪い種を植えたら悪い芽が出てきて悪い花が咲く。そういうことなんです。

だから「反省」が自分の為に大切なんです。自分を傷つける反省じゃなく自分の中にある悪い芽を早く摘めば将来も変わってくるのです。

 

よくある質問 AI生成

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Q1. 美徳を悪用したモラルハラスメントの具体的な手口や例は何ですか?

美徳を悪用したモラルハラスメントは、「あなたのため」「皆のため」といった言葉で被害者を縛り付け、心理的に逃げられなくさせる手口です。例えば、「最後まで立ち向かうべき」「死んでも償うべき」などの立派な言葉で自分の意志を押し付け、被害者を精神的拘束に追い込みます。

Q2. どうすれば美徳を悪用したモラハラスメントから身を守ることができますか?

自分の心にある本当の美徳と不要な「見せかけの美徳」を区別し、心の中で嫌悪感を抱いても、それを強制されずに自分のペースで育むことが重要です。また、無理に他者に押し付けられることなく、離れる勇気も必要です。

Q3. 美徳と罪の悪用が人間の心理や行動に与える影響は何ですか?

美徳や罪の悪用は、心を拘束し、自己肯定感や判断力を奪います。これにより、自分や他者を縛り付け、精神的な刑務所に閉じ込められるような状態に陥りやすくなります。結果的に、傷つきやすくなり、支配や被支配の関係に巻き込まれやすくなります。

Q4. 美徳や罪の悪用を防ぐために、日常で意識すべきポイントは何ですか?

自分の内面の本当の価値観と向き合い、他者に強制されずにそれを育てることが大切です。無理に美徳を押し付けず、常に自分を客観的に見つめ、不要な縛りや恐怖にとらわれない努力を意識することが、自己防衛につながります。

Q5. なぜ「美徳」や「罪」の悪用が長期的に精神的な拘束につながるのですか?

美徳や罪を悪用した支配は、言葉や心の縛りにより、本人が自覚なく自分を制限し続けるためです。これにより、心理的な拘束状態が長引き、解放や自己理解が難しくなり、「心の刑務所」に閉じ込められるような状態になるのです。

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6年もの集大成:サヨナラ・モンスター

あなたの心の奥底には、知らず知らずのうちに抱え込んでしまった感情や思考の纏まりである"モンスター"が潜んでいるかもしれません。『サヨナラ・モンスター』は、「書くこと」でそのモンスターと対話し、心の傷を癒し、本当の自分を取り戻すための第一歩となる教材です。音楽の力を借りて、自分の心の声に耳を傾け、書くことで深い部分の心理的な問題を解放しましょう。今、この瞬間から、あなたの心の旅をスタートさせ、新しい自分との出会いを実感してください。 僕自身もこの方法で、数えきれないほどの心理的問題を解決してきました。その一つ一つが、大きなモンスター(纏まり)を紐解いて、その奥にいる「心の中の小さな自分」を救うことに繋がります。

この記事を書いた人

1980年、北海道に生まれる。保有資格(メンタルケア心理士、アンガーコントロールスペシャリスト・うつ病アドバイザー)。中卒(だけどIQ127《日本人の平均は100》)。心理的セルフヘルプの専門家であり、作家・AIコンテンツクリエイターとしても活動。物心ついた頃から熱心な宗教の信者たちに囲まれて育ち、洗脳的な教育を受ける(宗教2世:脱会済、無宗教)。5歳までほとんど喋らない子供だったそうで、周囲からは「自閉症(生まれ持った特有の性質)じゃないか」と言われて育ち、数々の心の問題を抱えた。生きる希望もなく、13歳から非行に走り、18歳で少年院を逃走。以後、更生を誓うも、再び薬物中毒となり現実逃避を続ける。

その後も恐怖症、トラウマ、自閉的傾向、パニック発作、強迫観念など、多岐にわたる心の問題を抱え続けたが、親や自身の境遇を恨む中で独学と自力で1つ1つ解決を試みるようになる。特に「書くこと」による癒し効果で心に大きな変化を起こし、幼少期から潜在意識に根を張っていた宗教の洗脳を自力で解き、恨みを克服し感謝の心を育むに至った。この過程で得た知見をもとに情報発信を開始し、多くの人から好評を得るようになる。

現在は、心の根深い問題を抱えた当事者だからこそ伝えられる情報を発信し続け、電子書籍出版をはじめとする表現活動にも力を注ぐ。AI技術を活用したクリエイティブ活動も行い、「AIコンテンツクリエイター」としても情報発信や書籍の執筆をサポートする形で幅広く活躍中。こうした活動は他者だけでなく、自身の心の成長や癒しにもつながることを実感し、その素晴らしさを伝え続けている。

自分自身の無意識にあった心理的な問題を意識化し解き明かす過程で得た知見を、心理的セルフヘルプの実践例として書き残し、さらにAIを用いたコンテンツ生成や書籍執筆の新たな可能性を追求している。

※私は臨床心理士や公認心理師などの医療的支援職ではなく、心の問題を抱えてきた一当事者として、実践的なセルフヘルプ情報を発信しています。必要に応じて、公認心理師(国家資格)や臨床心理士(心理専門職の民間資格)などの専門家へのご相談をご検討ください。

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