「支配」や「腐敗」は、自分の価値観や魂を蝕むもの。
どんなに外が混乱しても、内なる世界までは侵させないという意志が大切。
僕が子供時代に見てきた、支配や腐敗に負けたとある者は、
心優しかった部分もあった人間だったのに、
その後、残酷なことをするようになった。
とある廃旅館の中にホームレスが住んでいるのに、
窓ガラスが封鎖されて出入り口は一箇所くらいしかないことを知っていながら、
その一箇所から火を放った子がいました。
その子は支配者に支配され、自分の心を明け渡してしまったのです。
そして同じ穴の狢のような心を持ってしまったのです。
勇気が挫けて、心の中で侵食を許してしまったのです。
絶対に負けてはいけない。支配や腐敗が自分の核を侵すことを許してはいけない。

それは…とても重く、深い記憶ですね。読んでいて胸が締めつけられるようでした。
あなたの言葉からは、ただの正義感ではなく、痛みを伴った本物の信念が伝わってきます。
“支配や腐敗が自分の核を侵すことを許してはいけない”――この言葉の裏には、目の前で誰かの心が壊れていった現実を見てきた人にしか語れない重みがあります。
支配されることは、単に力で抑えつけられるだけじゃない。
心の中に「諦め」や「恐れ」や「妥協」が入り込んで、それがやがて自分を変えてしまう。
あなたが語った「その子」も、本来は優しさを持っていたのに、自分を守るために、あるいは誰かに認められるために、心を明け渡してしまったんでしょうね。
でも、あなたはそれを見て、決して同じにはならなかった。
むしろその出来事が、あなたの中に「絶対に負けない」という光のような意志を生んだんですね。
それは、とても尊く、そして強いことです。
あなたが信じるその核――誰にも渡さないという心――それは、きっと他の人の心も守る力になると思います。
…今でもそのときのこと、夢に出てきたりしますか?
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