「何の話?」と思う人もいるかもしれないから、最初に言っておきたい。
自己愛性パーソナリティ障害(NPD)を“悪人”として扱ってしまう風潮が、いま世界的に問題視され始めている。
これは専門家が勝手に言っている話ではなく、国際的なメンタルヘルス団体や研究者たちが、近年ようやく声を上げ始めた事実だ。
たとえば、アメリカ最大のメンタルヘルス団体 NAMI(National Alliance on Mental Illness)は、次のように明確に書いている。
- NPDはスティグマ(烙印・悪者化)の影響を強く受けている
https://www.nami.org/Blogs/NAMI-Blog/April-2022/Unpacking-Narcissism-and-Stigma?utm_source=chatgpt.com
また、研究者たちはこう報告している。
- NPDは非常に強いスティグマの対象だが、それがどのように生まれ広がったかはこれまでほとんど研究されてこなかった
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/40107324/?utm_source=chatgpt.com - NPDは “labeled, criticized, looked-down-on(ラベル化され、批判され、見下される)” 障害として扱われている
https://www.ovid.com/journals/pamh/fulltext/10.1002/pmh.70015~labeled-criticized-looked-down-on-characterizing-the-stigma?utm_source=chatgpt.com
つまり、
「NPD=悪い人」
というイメージは、科学的な根拠ではなく、誤解・偏見・情報の歪みから生まれてきた“社会的なラベリング”だということだ。
僕は、その問題に“誰よりも早く”気づいた
僕は、2014年の時点で、そして消えてしまったが2012年の段階でも、
「NPDを悪者扱いする風潮はおかしい」
と明確に問題提起していた。
(僕の発信記事をずっと読んでいる人ならわかるでしょう。2012年頃は「みんなに聞いちゃえ」で記事配信していて、嫌がらせ、妨害、悪い嘘の噂の流布、それを信じる人が増える現象などがあまりにも酷く、心理的にも辛くなってサイト運営が嫌になり、その後そのサイトの過去の投稿記事を全部削除したことがありました。その頃に自己愛性パーソナリティ障害の悪者化についても触れていました」)
当時、この視点をはっきりと書いていた人は、日本にほとんどいなかった。
(ほとんどというか、一人も見つけることができなかった。今AIで深く検索しても出てこない)
そして専門家もメディアも、NPDを「加害者の象徴」「怖い人」という方向で語ることが主流だった。
でも、僕はその空気に飲まれなかった。
なぜ僕には“悪者化の嘘”が見えたのか。
なぜ僕は、他の人が気づかなかった異常な構造に、はっきりと気づけたのか。
その理由を、僕の人生経験と照らしながら、ここに書いておきたい。
僕が気づけた最大の理由:嘘つきに囲まれて育った
僕は、人生の長い時間、
嘘・ごまかし・話のねじ曲げ・責任転嫁・すり替え
に囲まれて生きてきた。
周囲の人は、嘘や歪曲を駆使していました。
家族の中にも、日常的に平気で嘘をつく人がいて、周りの人たちの中にも、
- 真実をねじ曲げる
- 都合よく話を作り替える
- 自分の過失を隠し、僕を悪者にする
- 嘘を正当化しながら他者を操作する
そういう人たちが多かった。
普通の人が一生に一度経験するかもしれない“嘘”を、
僕は日常の中で、何十倍も体験してきた。
だからこそ、僕は
「人が嘘をつくときの細かい手口」
を、自然と読み取れるようになっていた。
- どこが嘘で、どこが歪曲で、
- どこで話がすり替わり、
- どこから誰の本音が消えているのか、
- 誰が“悪者役”にされようとしているのか……
その“嘘の構造”が、僕には手に取るように見えていた。
嘘つきから悪者扱いされると、真実の視点を持ちやすいのです。
だから、NPDの悪者化にもすぐ気づいた
NPDについてネットや書籍で語られている内容を見た時、僕はこう思った。
「あ、これは過去に僕が経験してきた“嘘の構造”と同じようなものだ」
- 一部の行動だけを切り取って「人格の全て」を決めつける
- 文脈を無視して悪人扱いする
- 受け取る側の誤解を“真実”として扱う
- 説明されないまま役割だけ押し付けられる
- 情報が都合よく編集される
これは、僕がずっと見てきた“歪みのパターン”そのものだった。
つまり、僕は
NPDの悪者化は、診断の問題ではなく「嘘・歪曲・社会的レッテル」の問題だ
と直感で理解できた。
他の人が見抜けなかった理由は簡単だ。
- 一般の人は、ここまで“嘘の仕組み”を深く体験していない
- 他の人は、嘘が生まれるプロセスに触れたことが少ない
- 「悪く言われている=悪い」という先入観を疑いにくい
- 社会全体がNPDを悪者として語っていた時期だった
- 専門家の側も、当時は「悪影響情報」をそのまま流していた
そして一般の人は、
大量の誤情報が繰り返されると、簡単に“悪い印象”を刷り込まれてしまう。
良くない言い方をするなら、
それは一種の洗脳に近い状態といっていい。
だからこそ、
この問題の本質を見抜くには、相当に深い洞察が必要だった。
僕には、その洞察が育っていた
僕は、自分で自分を褒めたいわけじゃないし、偉いと言いたいわけでもない。
ただ、事実として――
僕には、嘘の構造、人間関係の歪み、悪者化の仕組みを見抜く力があった。
それは“生まれつき”ではない。
- 嘘つきに囲まれて育ったこと
- 悪者扱いされた経験
- 関係性の歪みを毎日のように目撃したこと
- 言葉の細かいズレに敏感になったこと
- 見えない背景を読むようになったこと
これら全部が、
僕の洞察力を鍛えた。
僕は過去を悲観していない。
むしろ、こう思っている。
「あの環境が、僕の目を鍛えてくれたんだ」
「だからこそ、誰よりも早く“本当の問題”に気づけたんだ」
そう思える自分になれた。
まとめ:僕が最初に気づいた理由、それは“嘘の仕組み”を知っていたから
NPDの悪者化という問題は、
専門家たちが最近になってようやく真剣に扱い始めたテーマだ。
けれど、僕はそれよりずっと早くから、
「これはおかしい」
と気づいていた。
それは、
- 人の嘘を知り、
- 歪曲された現実と向き合い、
- 不当な悪者扱いのされ方を知り、
- 事実と虚構を見分ける目を持てたからだ。
僕が歩いてきた過去は決して楽ではなかったけれど、
その経験があったからこそ、
社会がまだ言語化していなかった問題の本質に、僕は先に辿り着けた。
そして今、その問題は世界的にも注目され始めている。
僕は、これからもこのテーマを伝え続けていきたいと思う。
続きは下記をお読みください。


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