・本当のモラルハラスメントの被害者は自分が被害者だと気が付いていません。
・本当のモラルハラスメントの加害者は自分が加害者だと気が付いていません。
・本当のモラルハラスメントの被害者は自分が加害者だと気が付いていません。
・本当のモラルハラスメントの加害者は自分が被害者だと気が付いていません。
被害者からのコミュニケーションは加害者にとって攻撃と感じる。(迎合的)
加害者からのコミュニケーション被害者にとって攻撃と感じる。(攻撃的)
この不思議な構図をどう思いますか?
これこそがモラルハラスメントの罠であり欺きだと私は思います。
ここでは一般的に言われる単なる嫌がらせとは区別して下さい。ここで言うモラルハラスメントは相手の人格を破壊し被害者に被害者だと気付かせない隠れたモラルハラスメントのことを言っております。「村八分」「つきまとい」「社会的抹殺」「攻撃や敵意を隠す」などにより、いじめや虐待、いやがらせのことです。「つきまとい」は大事なポイントです。本当の加害者は付きまとう理由を付けてつきまとってきますので。
まさか親からの愛が偽物で愛のフリを攻撃だと気づけないし、気づくことが怖いから、気づかないようにしていることで、このような状態になっていることが殆どでしょう。
被害者は迎合的なモラルハラスメントになりやすく、
加害者は攻撃的なモラルハラスメントになりやすい。
両者は、本当のモラルハラスメントの罠の掌の中で転がされている状態です。
加害者を悪だとして罰して終わるとどうなるか?それこそ新たなる次の犠牲者を生み出しますので解決どころか悪化していくでしょう。加害者を悪だとして罰したときは良いが、それは次の犠牲者が出ることが確定しているようなものなのです。何故なら加害者自身も無意識に溜め込む仕組みになっているモラルハラスメント被害者であるにもかかわらず、自身の深い深い傷に気がついていないから「傷」を知らないから平気で相手を傷つけてもそれを本人は攻撃だとわからないのです。
そして攻撃的なモラルハラスメントをする人はストレートですから、どちらかと言えば根は素直、真面目、なので、それを利用するように無意識で傷を持った被害者が近寄ってしまい、互いに必要とする共依存のような関係になりやすいのです。被害者も深い傷をモラルハラスメントにより負っているので、欺いた親などを尊敬しているうちは「自分は攻撃されるべき存在」として安定を保つので攻撃者を無意識で探し、無意識で煽り、自分へ攻撃を向かせて傷ついてしまっている場合もあるのです。
モラルハラスメントの恐怖とは、心の底や体の芯から凍り付かさせるような恐怖なのです。その恐怖に立ち向かわない時に「被害者と加害者が入れかわりながら攻撃的、迎合的に傷つけ合う」のです。
攻撃的なモラルハラスメントと迎合的なモラルハラスメントは互いに無意識で必要としているのです。
そこで以下の本で書かれていることを理解すると役立ちます。
反省させると犯罪者になります (新潮新書)
上記の著書の岡本茂樹さんが仰っている、「真の反省に向かうには自分の心の奥底にあった否定的感情を吐きだす必要がある」と仰っています。これはモラルハラスメント特有の「隠す部分」であります。犯罪者は言い換えればモラルハラスメントの被害者でもあり、そして加害者でもあるのです。
刑務所や少年院にいる加害者は、モラルハラスメントで欺かれて自分が被害者だと気づいていません。ですから心の底に否定的感情が溜め込まれているのです。本当の攻撃者を尊敬しているです。
この刑務所や少年院にいる加害者の無意識に実に巧妙に表に出せないような否定的感情が封印されております。この封印を解いているのが岡本茂樹さんのやり方だと思い、本質的な解決に繋がると私は確信しています。
刑務所や少年院にいる加害者の無意識の奥には実に巧妙で被害者だと思わせない仕組みで否定的感情を抑圧させているのです。
上記の本も本当のモラルハラスメントを知るためにとても勉強になります。上記の本に書かれているモラルハラスメントこそ、非行に走る子たちの家庭で起こっていることだと私は自分の経験からみてもそう思います。
人格破壊をし、そこから無数の刷り込みをされるので雁字搦めになるのです。非行とは隠れた人格破壊のモラルハラスメントにおいて最後の反発をしている時なのです。
この反発が出来ない子は、引きこもり、心の病、いじめ関連への問題へと繋がっていきます。ここで言うモラルハラスメントは相手の人格を破壊し被害者に被害者だと気付かせない隠れたモラルハラスメントのことを言っております。
そしてこのモラルハラスメントはモラルハラスメントの影響を受けたもの同士の間のコミュニケーションの中に潜んでいます。
誰が星の王子さまを殺したのか――モラル・ハラスメントの罠のP6に「コミュニケーションそのものに潜んで人間を苦しめる悪魔の真相」と書かれています。
まさに、そうなのだと読んで思いました。
つまり、モラルハラスメントは気付かないうちに感染し、さらには周囲の人間もモラルハラスメントに隠された「村八分、社会的抹殺」の恐怖に恐れて「隠れたモラルハラスメントが無い。あるのは単純な言葉の暴力の一般的なモラルハラスメント」という色眼鏡で見るようになります。
真相を見ようとはしないのです。何故なら隠れたモラルハラスメントは社会的抹殺まで追い込もうとするのだから、生きていけなくまでされる場合もあるから見て見ぬふりをしないと恐怖に苛まされることになるのです。
大変未熟な記事ではありますが、共感していただけたら共有して下さい。
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