なぜ騙されると傷になるのか
世の中には当然ですが「大嘘つき」もいます。この大嘘つきな人に振り回されて人生がぐちゃぐちゃになってしまうケースもあります。そして騙されたことによる心の傷で苦しむ人もいます。そうなる前に未然に防ぐということも大切なことだと私は思っています。
騙されると何故傷ついてしまうか。簡単に言えばあなたの心に攻撃を受けて心が損傷したからです。傷が深まるのは文字通り損傷部分を修復せず再度騙されるということで心に攻撃を受けているからです。
つまり、傷を回復させて再発を防ぐには「騙されない自分になる」ことが必要なんです。騙されないためには相手の正体を見抜けるようになることも必要です。
そこで、大嘘つきな人に振り回されないために、この記事では「相手の正体を知る方法」についてご紹介します。
正体を知るには本音を知ること
私たちは皆、「人間の皮」を被っています。「人の皮をかぶった悪魔」とか言いますよね。人の皮をかぶった悪魔になるか人の皮をかぶった天使になるか、それは自由です。その人間の皮を被っているから、100%の本心は見えません。その人間の皮を剝いだ時に「正体」が現れてくるのです。
「正体」を知るには「本音」を知る必要があります。本音は本心から出た言葉や行動などです。その本心から出てくる本音は「無意識の言動(言葉と行動)」に現れてきます。特に無意識の行動のほうに現れてきます。
相手の正体を知りたければ「無意識の行動」のみ見るとわかってくると言うことです。
無意識の行動を見るというのはどういうこと?
相手の正体を知るために無意識の行動を見ればいいのはわかったけど、その無意識の行動を見るというのはどういうことなのか。それは、例えば、目の前に現れた知らない人がいきなり刃物を振りかざしてきたら、あなたはどうします?考える間もなく何かしらの無意識の行動を取りますよね。逃げようとする、相手の手を掴もうとする、かわして反撃する、腕で防ごうとする。など。これって、「死にたくない!」が本音だから思考する暇もないくらいの一瞬で「無意識の行動」に出るというわけです。
このように、人は追い詰められた状況では本音を隠しきれなくなります。一生懸命さにも本音が現れてきます。つまり「嘘」をつけるような言動を一切無視して、嘘を付けない大変な状況などだけを見ることで、相手の本音が見えてくるのです。
チャンネルを変えて相手を見るようなイメージです。チャンネル1は嘘をつける言動。チャンネル2は追い詰められて本音だけが見えるような状況。簡単に言えばチャンネル1を無視してチャンネル2だけを見ていく。そうすることで相手が大嘘つきでも本音が見えてきて、その「人間の皮」の下の「正体」が見えてきます。
それでもなぜ騙されるのか?
ここでお伝えした大切な内容を頭で理解しても、それでもなぜ騙される人がいるのか。それは前述した「チャンネル1(嘘をつける言動)」を見てしまうからなんです。嘘をついて人をだます人は「チャンネル1(嘘をつける言動)」部分に魅力をつけます。つまり「餌」です。その餌に食いついてしまうから、騙されてしまうのです。餌に食いつかない者は「チャンネル2(追い詰められて本音だけが見えるような状況)」だけを見ることが出来るのです。
ですので騙されたということは自分に反省点がたくさんあるのです。自分を守るのは自分です。その自分の為に騙されない自分になりましょう。
騙す人がいるから成長できる
まず、受け入れたほうがいいのは、騙す人がいるから成長できるということ。「騙す奴は悪い!」は確かにそうですね。だけど、それを言ってもキリがありません。騙す人もいるのが自然の流れなんです。その自然の流れの中で、それが嫌なら騙されない自分になることが一番の問題解決法なんです。そうやってあなたは自分を守る親である心の管理者へと成長していくのです。
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