前回お伝えした上記の記事と併せてお読み下さい。上記の記事と「親への恨みはでっち上げ」を読めば、最終的には自分の性格の問題だとわかります。過去の僕は性格が悪かったです。だけど心理的に成長して過去よりも性格がよくなったら親への恨みが感謝に変わりました。こういうことです。
同じ出来事でも、トラウマになる人、ならない人がいる
同じ出来事でも、トラウマになる人、ならない人がいます。この違いは何なのか、トラウマにならない方法を教えます。
まず、「ロシア軍の砲撃で左腕を切断…9歳女児「事故に遭ったと思うようにしている」(日刊ゲンダイDIGITAL) – Yahoo!ニュース」をご覧下さい。画像も見て下さい。父親を亡くしています。ロシア軍の銃撃で左腕を切断 父を失った9歳少女の強く切ない思い – ライブドアニュース
この子は既に、「サヨナラ・モンスター」の考え方を身につけているすごい子です。
引用をさせていただきます。
ロシア人は私を傷つけるつもりはなかったのかもしれない。なぜ撃たれたのか、分かりません。これは事故だと思うようにしています」1引用文献:ロシア軍の砲撃で左腕を切断…9歳女児「事故に遭ったと思うようにしている」(日刊ゲンダイDIGITAL) – Yahoo!ニュース(https://news.yahoo.co.jp/articles/ec48a4b519b60fc7d5a7c8ff6fd6d0d7db7b5d68)
もしここで上記のように思わなかったら? それによって創り出される感情が変わります。恨みが増幅するかもしれませんし、恐怖が増幅するかもしれません。全ての感情は解釈の結果、意味づけの結果、創られているのです。この9歳女児は強いです。つまりネガティブ感情が大きくなるような考え方をしていないのです。ですから強いネガティブ感情が生まれにくいのです。トラウマにならないために、まさに、この子のような解釈の仕方が必要なのです。
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しかも、9歳でありながら涙もみせず、「泣くのは弱い人間だけ。私は泣きません。命を救ってくれてありがとう」と看護師に述べた2引用文献:ロシア軍の砲撃で左腕を切断…9歳女児「事故に遭ったと思うようにしている」(日刊ゲンダイDIGITAL) – Yahoo!ニュース(https://news.yahoo.co.jp/articles/ec48a4b519b60fc7d5a7c8ff6fd6d0d7db7b5d68)。
本当は泣きたいのかもしれない。人知れず泣いているかもしれない。だけどそれを表に出さず、サヨナラ・モンスター的な考えをしています。視点を変えています。「感謝の視点」を持っています。命を救ってくれてありがとうと、感謝の視点を持っています。この意味が分かれば、「親への恨みはでっち上げ」でお伝えしたことの深い意味もわかると思います。
この子は本当にすごいです。辛いのに、苦しいのに、そこにある「感謝の視点」を見つけています。恐らくですが、人知れず泣いて、ちゃんと心の処理したのだと思います(していないかもしれませんが)。処理をしておくことでトラウマ化を防げるのです。処理の最後にあるものは、感謝や希望の視点の発見などです。サヨナラ・モンスターの付属ツールで転換して、最後の「まとめ」部分です。これが心の処理です。これは書き出さないで出来る人もいます。
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今は花で彩られた義手を装着する希望を持っているという3引用文献:ロシア軍の砲撃で左腕を切断…9歳女児「事故に遭ったと思うようにしている」(日刊ゲンダイDIGITAL) – Yahoo!ニュース(https://news.yahoo.co.jp/articles/ec48a4b519b60fc7d5a7c8ff6fd6d0d7db7b5d68)。
これが本物の希望です。ハーバード大学の研究で判明したこと、それは希望という感情は絶望の後にしか現れないということ。絶望を感じた人だけが希望という感情を創り出すことが出来るのです。
この子は、もしかしたら後から気づいていないトラウマ(心の傷)によって苦しむことがあるかもしれません。だけど既にこの考え方などを持っている子ですから、しっかりと乗り越えて、それを心的外傷後成長(PTG)に変えることが出来ると思います。
トラウマにならない人は、この子のような考え方を持っている人です。このような解釈をしているから、それ以降、新たなネガティブ感情が創られにくいのです。つまり、モンスター(まとまり・トラウマ)の肥大化が起こらないのです。
大事なことは、人知れずしっかり泣いて、感情を解放し、恐怖も素直に認めて、全てをあるがままに受け止めれば、そこにある肯定的な視点を見つけることが出来ます。記事の9歳女児は、誰かを責め立てるのではなく、現実をあるがままを受け止め、切り替えて、命を救ってくれてありがとうと感謝の視点で見て、そして希望感情を感じています。この一連の流れをしっかり起こすことが、トラウマ化しない為に【重要】なことです。この転換、つまり、サヨナラ・モンスターの付属ツール部分、これをしっかり起こすということは、それ以降、ネガティブ感情が量産されないということなのです。ということは、無意識下に量産されたネガティブ感情が蓄積し続けないということなのです。だからトラウマ化しないのです。そのままネガティブ感情が量産され続けたら? そう、無意識下でどんどんモンスター(まとまり)が肥大化していき、凡ゆる問題や症状を創り出します。だから、この子を見習って、絶望的な時こそ、勇気と、感謝と、希望を持って、今出来ることをやることが大切なのです。勿論、隠れてで良いので、涙も流して、悲しみ、恐怖、苦しみ、素直に吐き出すことも大切です。そして切り替えましょう。しっかり吐き出せばスッキリします。切り替えが出来ます。それをバネに、希望に変えましょう。ネガティブもポジティブも1セットです。それを完了させるためにネガティブがあるのです。
トラウマも、親への恨みも、終わらせるのは自分の役目です。終わらせないと、いつまでもその影響を受けます。
脚注リスト(引用文献・参考文献)
- 1引用文献:ロシア軍の砲撃で左腕を切断…9歳女児「事故に遭ったと思うようにしている」(日刊ゲンダイDIGITAL) – Yahoo!ニュース(https://news.yahoo.co.jp/articles/ec48a4b519b60fc7d5a7c8ff6fd6d0d7db7b5d68)
- 2引用文献:ロシア軍の砲撃で左腕を切断…9歳女児「事故に遭ったと思うようにしている」(日刊ゲンダイDIGITAL) – Yahoo!ニュース(https://news.yahoo.co.jp/articles/ec48a4b519b60fc7d5a7c8ff6fd6d0d7db7b5d68)
- 3引用文献:ロシア軍の砲撃で左腕を切断…9歳女児「事故に遭ったと思うようにしている」(日刊ゲンダイDIGITAL) – Yahoo!ニュース(https://news.yahoo.co.jp/articles/ec48a4b519b60fc7d5a7c8ff6fd6d0d7db7b5d68)
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