あなたは無知で愚かな人間です。僕も同じで、非常に無知で愚か者です。
これは、人間的に成長してくればくればくるほど思い知らされる現実です。多くの人は「目が覚めていない状態」で生きています。そこから目が少し覚め出しても、それでもまだ深い意味では目が覚めているとは言えません。それだけ人間は、起きながらにして寝ているということなのです。その状態から色々なことを学び、勉強をして、正しさ、事実、真実などを大切にしながら勉強していくことで、徐々に頭の回路が正されていきます。そして思考回路の一部が正常に戻っていきます。
そうすると自分が如何に無知で愚かな人間であったか。それを知ることになります。それを知ると同時に、この世界には自分とは比較にもならない賢い人間たちもいて、それでもその人たちも無知で愚かであるということがわかってきます。つまり人間は一生かけて学び続けても愚かな生き物なのです。ずっと愚かです。僕自身も成長すればするほど自分が如何に無知であるか、愚かであるかがわかってきました。「なんだこいつ」と自分に対して思ったこともあります。それほど人間は物事を正しく見れていないのです。
限られた時間(一生)の中で学べることは、俯瞰的に見ればほんのわずかなことです。どんな人間であっても、全知全能になどなれないのです。そんな中で1つのことだけをやり遂げるために学べば良いのです。あなたは何のために生まれてきて、そしてどう生きて、何のために生きて人生を創りますか? それを明確にしていきながら必要なことだけを学んでいけば良いのです。人間は死ぬまで無知です。無知だからこそ学べます。まずは自分が如何に無知で、愚かな人間であることに気づくこと、それが最初の一歩です。そこから現実が見えてきます。
あなたは無知で愚かな人間です。だからこそ情熱を持てるのです。無知で愚かであるが故に苦しみます。これが苦しみの原因です。そして苦しむからこそ、苦しみの底を味わうからこそ、人の心の中で、小さな炎を燃やすことが出来るのです。
あなたはどんな炎を燃やしますか?
恨み、憎しみの炎ですか?
それとも「エモーションプラス(第二版)」でお伝えしているような「静かなる青い炎」ですか?
下記の画像の文章は、「自分の人生を生きる勇気」に書いたことです。
人間は、無知で愚かであるからこそ、命を輝かせることが出来るのです。
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