「すぐ怒る 」「すぐ向きになる」「 イライラする」そんなあなたは自分が病気なのではないか?と悩んでいるかもしれませんね。それは病気ではありません。人は誰でも「すぐ怒る 」「すぐ向きになる」「 イライラする」という状態になりうるものです。
それは、それだけ真剣に生きてきたからです。命の危機がある中、育っている人ほど、相手の言葉を真剣に受け取ってしまい、現代では厄介者として扱われることもあります。そして「温室育ちに何が分かるんだよ」と思う人もいるでしょう。
「すぐ怒る 」「すぐ向きになる」「 イライラする」という状態。これって「戦闘態勢」ですよね。戦闘が必要な場面ではとても役立つことです。
ここで何か気づきませんか?
そう「戦争」です。戦時中に、今の穏やかな人たちの考え方(すぐ怒る 、すぐ向きになる、 イライラする)をしていたら、完全に邪魔者扱いをされますよね。「寝ぼけた軟弱物は消え失せろコノヤロウ!」と。
時代の変化によって、求められているものが変わるんです。
戦時中や戦後は「すぐ怒る 」「すぐ向きになる」「 イライラする」という状態が必要でした。それがあるから生き延びることも出来た部分もあるのです。しかし、今では「すぐ怒る 」「すぐ向きになる」「 イライラする」という状態は「ハラスメント」に繋がります。
一昔前は「助かるもの」でも今は「ハラスメント」になりかねないのです。
だから、大事なことは「違いを受け入れる」ことなんです。時代の違い、人それぞれの価値観の違い。違いを受け入れて柔軟に変わっていく自分であることが大切なんです。これはタコの様にクネクネしろといっているのではありません。自分の芯を持ちつつ、他者を支配しない勇気を持つことが大切だということです。
つまり自分の信念を自分で尊重するから、他人の信念も尊重できる。だから、時代やその時の場所に応じて柔軟に変化できる自分であるということが自分を尊重し相手を尊重することなんです。
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