困っている人を助ける理由
困っている人を助ける理由は、色々あります。「人は助け合って生きるものだ!」と思っていて、社会的な責任として助けたり、善い行いは善い結果として返ってくるから、自分のためにも困っている人を助けたり。人は一人では生きられないからこそ、助け合うことが大切であり、素敵なことだと思います。
救済を強要するのはハラスメント
そんな、素敵な「人と人との助け合い」を、稀に、悪用している人もいます。
「人を助けない人は悪い人だ」と、「救済を強要」してくる支配者もいます。その人に、逆に、「こっちも困っているので助けて下さい。助けてくれないならあなたは悪い人だ」と言ったら助けてくれるのか?、助けられないでしょう。そういった美徳を使って身勝手な考えを押し付けるのもハラスメントです。
こういったハラスメントの加害者は、「自分たちだけが苦しんでいる」という悲劇のヒロインを気取っているのです。世の中には苦しくても誰にも言えず、困っていても誰にも言えない人もいる。そんな人を逆手にとって、「人を助けない人は悪い人だ」というのは心を刺している。
「人助け」という「美徳」を持ち出して、相手に「人助けしないなんて悪い奴だ!」と心を縛ろうとしてくるのは、モラルハラスメントです。
人を助けないとだめなの?
いいえ、そんなことはありません。自分のことで精一杯だったりして、人を助けることが出来ない人もいます。
「助ける」というのは、車で考えると分かりやすいのですが、「助手席」です。助手席の役目は、運転している人が運転しやすいように助けることです。その、助手席に乗らないことは悪いことでしょうか?、違いますよね。自由ですよね。それと同じことです。
人を助けないことは悪いことではありません。しかし、誰かの助けになってお互いにプラスであれば素敵なことだと思います。
自分を助けるのは自分の役目
勘違いしてはいけないのは、助けるというのは「代わることではない」ということ。「自分のことは基本、自分でやらなくてはいけない」のです。それを「すべて代わる」のは助けることではないのです。「サヨナラ・モンスター」でも、僕が参加者様を救っているわけではありません。参加者様が自らの力で、自分を助け、自分を救っているのです。
サヨナラ・モンスターは、そのための、1つの「道具」です。
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