今日、サヨナラ・モンスター参加者さまが次のように言いました。
「どれだけ頭のおかしい発想をしていたかがわかるようになってきた」
これは本当に素晴らしいことです。
つまり「自分自身を少し知った」「愚かであること」「無知であること」を知ったということです。
無知の知とは?
下記の言葉は、ギリシア中部の聖域であるデルフォイのアポロン神殿の入口に刻まれた格言です。
汝自身を知れ
これは、古代ギリシアの哲学者ソクラテスの言葉として広く知られています。そんなソクラテスの概念に「無知の知」があります。これは無知であることを知ること、知らないことを自覚することです。
自分の愚かさを知ったときが始まり
人は、自分が知らないこと、愚かであることを自覚することが出来たとき、そこから本当の意味での「知る」ことを知っていける道に入っていけるのです。IQ200以上の天才と言われる人は著書の中で「人は起きながらにして寝ている」というような表現をしました。この言葉を見たとき、僕自身が言いたかったことを代弁してくれているような感じがして、「こういうことなんだよ!」と強く思ったことがあります。多くの人は自分で起きていると思っているけど、瞬間を大切にしている人たちからすると寝ぼけているように見えるのです。人はそれほど自分の状態にも気づいていないのです。「悪い暗示にかかりやすいマヌケな人たち(第二版)」でお伝えしていること、これが大切なことなのです。
今まで僕が言い続けてきた凡ゆることを理解して、その上で自分が無知で愚かだったのだと本当の意味で気づいたときに、その人はようやく現実世界の入り口に入り始めたというくらいのことなのです。僕自身も愚かで、かなりの無知であることを知るまで、時間がかかりました。今もかなりの無知です。無知の知(無知であることを自覚する)だけでも、とても難しいことなのです。僕自身このことに気づき、心の苦しみを抱えている人たちの多くは、無知が故に苦しみ続けていることがわかったので、その苦しみを減らしていく為に最も大切なことである「知ること」を中心に情報発信をしています。そして、勇気を持って自分を変えようと思い始めた人たちに有益なことをお伝えしています。煩悩まみれになっている人たちは最後まで自分を変えようとしません。支配者は自分を変えず他人を変えようとします。
多くの人は無知の世界で堂々巡りをしている
多くの人は有り得ないほどの妄想世界、勘違い世界を生きているのに、そのことにさえ気づいていないのです。そのような人にこのことを説明しても全く理解出来ません。それどころか相手がおかしいと本気で思います。これは無知であればあるほどその傾向が強くなります。
この記事でお伝えした「どれだけ頭のおかしい発想をしていたかがわかるようになってきた」と言った人は、国家資格保有者です。精神疾患もありません。IQ(知能指数)は115くらいです。日本人の平均よりも少し高めのIQです。このような人でも、無知の知(無知であることを深く自覚する)のに10年以上かかっています。この意味がわかれば、殆どの人が無知であることを知らないまま人生を終えていると想像出来ると思います。僕の見積りでは約9割ほどの人が自分が無知であることを自覚していないと思います。
全ての悪は無知から生まれる
この世界の約9割ほどの人が自分が無知であることを自覚していないとすれば、凡ゆる形の悪が蔓延るのも納得出来ると思います。全ての悪は無知から生まれると言われているように無知が悪を生み出しています。そして心の苦しみを生み出しているものも「無知(無明)」です。無知であることを自覚出来ない人たちが沢山いて、その状態を良い方に向かわせようとしていない生活習慣の人たちもごっそりいるのです。支配者たちは自分を変えようとはせず、心理的に座ったまま「ほら誰かやれよ」という姿勢です。
心の管理者の視点
親への恨みが消えると、心の管理者の視点を持てるようになります。心の管理者としての視点で物事を見れるようになってくると、全体を俯瞰して見れるので、その本質も見えてきます。状態を正しく見ることも出来るようになってきます。そして、この記事でお伝えした「どれだけ頭のおかしい発想をしていたかがわかるようになってきた」と言った人のように、自分が無知であったことを自覚するのです。このようなことに気づき出してから、気づきの連続で、沢山のことに気づき出したそうです。そしてこの良い変化は「親への恨みはでっち上げ」に書いたことを実践し、実際に長年抱えてきた親への恨みを克服してから起こり出したとのことです。この方のように、親への恨みを克服すると、その後、大きく変わることがあるのです。親への恨みは絶対に克服したほうが良いと、僕は個人的に思います。親への恨みを抱えているということは、心が曇った状態で、かなりの無知な状態で物事を見てしまうのです。自分の浅はかさに気づけず、それを投影し、自分の見ている世界が浅いものに見えてしまうのです。だから気づきも成長も起こらないのです。「レビューは投稿者自身の心を表している自己紹介!あまり気にするな!」でお伝えした下記の部分、読んでくれたかな。
正直、「なんだこいつ!こんな奴が世の中にいるのか!」と思うような者さえも相手にしなければいけない時があるのです。邪悪な思考や感情を、心の奥にたっぷりと溜め込んだ煩悩にまみれた人間は、社会心理学者が言うよう、スケープゴートを必要とする者です。つまり、その者が抱えている邪悪な思考や感情、つまり、自分の低能力や、劣等感、表に出せない醜い心など、こういった自分でも気づいていない自分の邪悪さを、誰かに擦りつけようとしてネットを徘徊していることがあるのです。そして彼らが投稿できる場所、例えばレビュー、SNS、昔なら匿名掲示板、こういった匿名で投稿できる場所を使って、憂さ晴らしをすることもあります。他人の所為にしようとすることもあるのです。無意識の試みです。
このような者たちに共通しているものが「無知の自覚がない」ということです。恥ずかしいことをしているのに恥ずかしいということさえわからず、他人を使って自己紹介をしても、それはその人を幸せにする行為ではありません。生産性がありません。こんなことをしているよりも、親への恨みを克服して、「どれだけ頭のおかしい発想をしていたかがわかるようになってきた」と言った人のように、自分で自分を育てていくことが大事だと僕は思います。
「無知の知」を知った素晴らしきサヨナラ・モンスター参加者さま。親への恨みを克服して、自分が抱えている自分を苦しめている数々の問題に気づき、今、その問題を出来る部分から解決していこうとし始めている段階とのことです。人間らしさの司令塔である脳の前頭前野は問題解決にも深く関係している部位です。このように親への恨みを克服した人たちは、脳の前頭前野を使い出すのです。それは「自分の司令塔・司令部」がしっかりするということです。
この状態になって初めて、自分の人生の再スタートが始まるのです。子供の時は力がなかった。足りなかった。だからどこかで折れてしまったのです。それを取り戻すには、親への恨みを克服し、自分が自分の親になり、自分の司令塔(脳の前頭前野)をしっかり働かせていく必要があります。機能不全家庭を築く煩悩まみれになってしまった人たちは、こういった素晴らしい成長などに喜びを感じることが出来なくなっています。過去の僕もそうでした。それが苦しみを生み出している状態だと気づいていないのです。変われる人から変わっていくことが大切です。
フリではなく、
本当に苦しい人は変わります。
時間がかかっても変わります。
本当に苦しいからこそ
何かを生み出すのです。
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