「暴力を許さない!」、
これは大切なことだけど、もっと大切なことがある。
「暴力を許さない!」
↑これは、根本解決ではないけど、抑えることが出来るので、
そういった点ではとても良い考えですよね。
だけどもっと大切なことがあります。
それが、深く踏み込んだ「理解」です。
理解は癒しになると
サヨナラ・モンスターでもお伝えしています。
つまり、本当に暴力を減らしたいのなら、
理解が絶対に必要なのです。
僕と同じことを言っている人はいません。
殆どが、「暴力を許さない!」というものですよね。
「暴力を許さない!」はレベル5とする。
僕が言っている、
「本当に暴力を減らしたいのなら、理解が絶対に必要」は、
レベル30~50くらいのお話なので、理解出来ない人が多いのです。
「なんで悪人を理解しなきゃなんないんだ!ふざけるな!」と。
それも、そう思ってしまいますよね。
だけど、根本解決、または、減らすには、
「理解が絶対に必要」なのです。
何故なら、「理」が無いから解決出来ていないから。
つまり、間違っている部分がある、ということ。
これから書くことはとても重要なこと。
まず、暴力、これを人や物とか抜きで、
単に、「力が暴れている」と考えて下さい。
正しく扱わないから、力が暴れている。
例えば、ホースの水。勢いよく水を出して放せば、
ホースがバタバタと暴れることがあります。
そして周りに水をまき散らし、周りに害を加える。
これは、「正しく扱わないから」なのです。
「力」あるものを、正しく扱わないと、
その「力」が暴れてしまうことがあるのです。
これは、人も同じです。
人間は、社会を形成し、
会社を経営し、もう少し細かくすると「家庭」を築いています。
その家庭が機能不全だと、機能不全家庭となり、
そこにいる家族が機能不全家族です。
機能不全家族は、
人を正しく扱うことが出来ないことが多い家族です。
何故かと言うと煩悩まみれの傾向が強いからです。
煩悩まみれの傾向が強いと「正しさ」が嫌なものに感じるので、
「適当」「いい加減」「不正」を好むことが多いのです。
ですから、人(子供)への扱いが、
おかしくなっていくのです。
その中に、虐待、ハラスメントなどもあります。
で、機能不全家庭だと、その中で特に正しく扱われない人が出てきます。
その人は「スケープゴート」される人です。
未熟な者たちの集団の中で、犠牲、身代わりとなる人です。
その身代わりありきでギリギリ存続できているのが、
機能不全家庭の機能不全家族です。
このスケープゴートされる人への扱いが、
正しくない、だから、行き過ぎるとスケープゴートタイプが暴れるようになるのです。
暴言、暴力、それはスケープゴートタイプが追い詰められた時に起こるのです。
要は、人間として不良品のレッテルを貼られ、悪人扱いされるということ。
これは煩悩まみれの傾向が強い者が、自分の問題に向き合わないから他人を悪人扱いするのです。
そんな扱いをされた者たちが自己理解をしているのがい1割もない。
悩み苦しんで、長年、自分に無味合わないと見えてこない深いものだから、
簡単に自己理解を深めて、癒せるレベルではないのです。
だから、それらが解消されないまま、反社会的になり、
暴力的になったり、逆に極端に愛国的になったりします。
暴力団、右翼、左翼、色々あるけど、
みんな過去に正しく扱われなかった人が多いのです。
過去を切り捨てればいいなんてカッコいいこと言っている人が多いですが、
その過去から逃れることが出来ず、過去のモンスターが、
虐待、ハラスメント、事件、犯罪、などに繋がっているなんて、
殆どの者が考えもしない…。それだけ人は「蓋をしておきたい」生き物なのです。
スケープゴートを作った煩悩まみれの者に制裁を!!
とは言いません。そうではなく、もう理解を深めて、
誰かを悪人扱いする未熟なやり方をやめる勇気を持っていこうよ、
それ基本、自分のことでしょ、投影が多いよ、と…。
僕は、そう言いたい。
それをやめないと「行き場を失った力が、色々な形に変化し、そして暴れてしまう」のです。
スムーズな解決が出来ないから、行き場を失った力が蓄積し、増幅し、
そして、表面化しているのですから。
悲しい事件、本当に減らしたいのなら、
まずはスケープゴートをやめることなのです。
(第一歩として)
その第一歩さえ、日本人は進めていない状態なのです。
そして、起こった出来事に騒いでいるだけで、
いたちごっこなのです。
いたちごっこを続けるか、
まずはスケープゴートをやめるか、自由に選択できるのです。
よくある質問 AI生成
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Q1. 「理解」を深めることが暴力の根本的な解決にどうつながるのですか?
理解は、相手や状況の背景や感情を深く知ることで、誤解や偏見を減らし、共感を育てます。これにより、暴力的な衝動や行動を抑えるだけでなく、根本的な問題解決や関係修復にもつながるため、暴力の再発防止に効果的です。
Q2. 機能不全家庭やスケープゴートの問題に対して、具体的にどんなアプローチが効果的ですか?
まずは被害者や加害者の自己理解を促すことが重要です。心理カウンセリングや教育を通じて、家庭内の問題や自己の感情を理解させ、偏見や誤解を解くサポートを行います。社会全体でも、理解と共感を広める啓発活動が効果的です。
Q3. どうすれば、過去のトラウマや虐待体験が暴力に繋がるのを防げますか?
過去の経験を受け入れ、自分自身を理解し癒すことが鍵です。専門家の支援や心理療法を受けることで、未解決の感情やトラウマに向き合い、自己理解を深めることができます。これにより、怒りや暴力への傾向を減らすことが可能です。
Q4. 日本社会において、「スケープゴート」をやめるためにはどんな制度や教育の工夫が必要ですか?
教育現場や職場で、多様な価値観や感情理解を促すプログラムを取り入れることが重要です。また、偏見や差別に対する啓発を強化し、個々の背景や事情を理解し合う文化を育む制度改革も必要です。
Q5. 暴力を根絶するために、個人や社会が今すぐにできる最も効果的な第一歩は何ですか?
まずは自己と他者への理解を深め、偏見や投影を避けることです。具体的には、対話や共感を促す場を増やし、相手の背景や感情に耳を傾ける習慣をつけることが、暴力の根本的な抑止につながります。
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