皆さんはこんな経験はないでしょうか?本を読んでいると「あくび」ばかり出てきてまったく読めない。しかし、ある時はスラスラ読めてしまう。これは、無意識でその本の価値観を嫌がっている場合があります。
例えば、優越コンプレックスがある人の場合は「専門用語を並び立てて、相手が理解できないことで優越感に浸る」場合があります。専門用語を知らない人に、専門用語を使い、相手が理解できない姿を見て優越感に浸る人がいます。そのような目的を潜ませている人の話や本は、無意識で嫌がってしまう場合があり、あくびが出てくるものです。
眠気が無いのに、あくびが出てくる経験がある方もいると思います。このようなあくびは「緊張」の場合もあります。「緊張しすぎ」を緩めようとして「あくび」が出るといった防衛本能なのです。
あくびが出やすいのは、覚醒と睡眠の境界から覚醒に向かうときである[1]。具体的には以下のようなときに起こる。
眠たいとき。 過度に疲れているとき 退屈なとき 極度の緊張状態 寝起き
引用元:Wikipedia
緊張は悪い物ではありません。私たちを守ってくれるものです。生き物が何かに直面した時に「闘うか、それとも、逃げるか」という準備の状態が「緊張」なのです。
つまり、先ほどの話に戻ると、本を読んでいると「あくび」ばかり出てきてまったく読めない状態は「緊張」の場合があり、もしも、その「あくび」が「緊張」によるものなら、自分の無意識が「その本を敵の可能性あり」と判断しているかもしれないのです。本が敵と言えば大袈裟ですが、「その本の価値観は自分には不要ですよー!」という意味なのかもしれないのです。
ですから自分の無意識の声に従って嫌なら読まないほうがいいという事になります。その本を書いた人が、優越コンプレックスがある人の場合で「専門用語を並び立てて、相手が理解できないことで優越感に浸る」ような人の書いた本は、読むと自分にマイナスな影響が来る可能性があるから、それを防衛するために無意識が緊張を作り出して、過剰な緊張を緩めるべく、あくびを作り出している可能性もあるということです。
コンプレックスは傷を核として似た感情を集めて、纏めていく性質があるので、本人が自覚していなくても、周囲の人からの似たような感情を吸収できるように無意識で行う場合があるのです。
例えば劣等コンプレックスが酷い人は、傷を核として劣等感情が纏まりになっています。それらは自動的に劣等感を欲しがります。自分以外の人にも劣等感を抱かせるように無自覚でコミュニケーションを通して劣等感を抱かせるように「それ、ヤバくない?」とか「お前ってブスだよね」「お前よりあいつのほうがまし!」とか、傷を付けて劣等感を持つように仕向けます。その劣等感の感情を吸収します。人の不幸は蜜の味状態という事です。それでコンプレックスは更なる肥大化を遂げるのです。なので、簡単に言えば深刻なコンプレックスある人の話を信じたり、本を読んで共感すると、コンプレックスの影響を受けやすくなるという事です。
ですから、自分の心の声に素直になって、嫌だと感じたら堂々と離れて行く事が大事です。体は正直ですから自分の体の反応と心の声を信じましょう。コンプレックスを抱えている方だとわかったら、自分に余裕があれば相手に呑み込まれず相手に優しくしてあげましょう。コンプレックスの核にあるのは心の傷です。その傷を守ろうと沢山の感情が壁になっているのです。そう、心の”かさぶた”です。傷が癒えれば人は変わります。
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