サイレントモラハラは「非言語メッセージ」を使って精神的な嫌がらせをする陰湿なハラスメントです。ストレートタイプのモラハラの進化版がサイレントモラハラです。

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モラハラ加害者が被害者に近寄る理由の1つ

矛盾したコミュニケーションをとってくるモラハラ加害者は正直者に近寄ることが多いです。正直者に近寄る理由は「モラハラ加害者に足りないものを、被害者がもっているから」です。

モラルハラスメントの加害者に足りないのは「正直」とか「誠実」です。加害者へ平気で嘘をつき、嘘をついたことさえ自覚がない場合もあります。そんな加害者は「正直」とか「誠実」という言葉は知っていても”それ”がどのような感覚かさっぱりわかりません。加害者は無意識のうちに”それ”を吸収するかのように近寄るのです。

生きるエネルギーが奪われていく

本来ならば自分の成長は自分で成長させるものですが「静かにモラハラを行う加害者」は「寄生的」ですので宿主となりそうな正直者へ近寄り「正直さ、純粋さ、真面目さ」などを吸収しようとするするのです。

吸収されているであろう側は理由が良くわからないまま生きるエネルギーを奪われていきます。そして、疲れていき、スケープゴートされていく(身代わりとして扱われる)場合もあります。

モラル・ハラスメントの被害者に選ばれる人物の傾向

下記引用のようにモラル・ハラスメントの被害者に選ばれる人物の傾向がそれを表している。

モラル・ハラスメントの被害者に選ばれる人物にも傾向が存在する。被害者となるのは、几帳面で、秩序を愛し、他者への配慮を働かせ、責任感が強い、メランコリー親和型の人物で、起こった出来事に対して、自分が悪いのではと罪悪感を持ちやすい[10]、誰かに与えることを欲している[6]という特徴がある。そのタイプの人物が、自己愛的な変質者が欲しているのだが持っていないものを持っているか、自身の生活のなかから喜びを引き出している場合、自己愛的な変質者の前に居合わせることになったとき、被害者に選ばれる。

モラルハラスメント – Wikipedia

静かに行うサイレントモラハラは自分が悪いことをしているのに認められないから、真面目な人にそのレッテルを貼りたがります。静かに行うサイレントモラハラは自分が生産的ではないので生産的な人に寄生しようとします。

つまり暴力的ではない静かなサイレントモラハラは正直者に近寄るので、このことを知らずにただ正直でいると知らない間に心に寄生されて結果的にバカをみることに繋がる可能性があります。これが「正直者は馬鹿を見る」というやつです。

一般的に言われるモラルハラスメントは、罵倒する、怒鳴る、目に見える攻撃、暴れるなどですが、僕はこれを本当のモラルハラスメントではなく本当のモラルハラスメントをする者の煽られた者だと考えています。つまり暴言タイプのモラルハラスメント加害者は1番無知で理解力がないから身代わりとされているようなものです。

その背後に陰湿で静かにジワジワと精神的に追い詰めていくサイレントモラハラを行う加害者がいたりします。サイレントモラハラの加害者のほうが一枚も二枚も上手なのです。陰湿に行えるということはそれほど賢いということです。

サイレントモラハラの加害者は「無視する」「小さなことでビクつかせる」「溜息で圧力を与える」「軽蔑の視線を送る」など、静かな非言語メッセージを使って精神的な嫌がらせをしていきます。

そしてサイレントモラハラの加害者が更に賢くなっていくと「巧妙」が追加されます。非常に巧みなやり口で相手を精神的に追い詰めていきますので当然周囲には被害者と加害者がひっくり返って見えたりする場合もあります。そして「善い人」に見えるのでまさか加害者だとは思わなかった。というレベルです。

このレベルのモラルハラスメントの加害者になると被害者に対して「アンカリング」をしたり「心理的虐待の一種であるガスライティング」を使う者もいます。

アンカリングはある動作などを行うと、特定の感情や反応が引き出されるというもの、そのプロセスを作り出すことがアンカリングです。賢いモラルハラスメントの加害者は被害者に不都合で苦しむようなアンカリングを作り上げようとするのです。

「ある動作+マイナス感情・反応」をセットにして、効果的だと判断したことを被害者に徹底して繰り返していくのです。そうやって被害者をおもちゃにして楽しむほどの人間らしさの欠落したモラルハラスメント加害者もいるのです。

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心理的虐待の一種であるガスライティングは実に巧妙なので仕掛けられたら中々抜け出すことは出来ないどころか、被害妄想のレッテルを貼られていき、そこから頭が混乱していき、本当に被害妄想になってしまう人もいるくらいです。まさにマインドに寄生するというレベルです。

本当のモラルハラスメントは冷静で静かで知性的で良心が欠如しているのに善の仮面を被っているので周囲からは「良い人だと」思われている演技性の高い人物です。そして「嘘」から「本当」を作り出すことが得意だったりします。

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「虚言」から「本当の虐待」に移行してしまうこともあるのです。それと似たようなもので本当のモラルハラスメントの加害者は巧みな心の操作(集団心理を操作)して「嘘」から「本当」を作り出すことが得意だったりします。

このような巧みな真のモラルハラスメント加害者になる前の最初の段階がサイレントモラハラであると僕は考えています。サイレントモラハラは、善人の仮面を被った知識人で巧妙陰湿に精神的に追い詰めて、それを周囲には気づかれないようにする真の加害者になる初期段階であるのです。

人間は最初は素直で正直でストレートです。子供を見ればわかりますよね。なのでモラハラの世界では暴言タイプのモラハラ加害者が子供のようなものです。まだ人間らしさが残っているからストレートなのです。ストレートが不利になることは考えればわかることです。それでもストレートなのは根っから腐るほど心を汚したくない気持ちがあるからでしょう。ストレートタイプのモラハラの進化版がサイレントモラハラです。

モラルハラスメントは言葉通りモラルを使ったハラスメントですから当然善人のフリが必要です。一般的に言われる、罵倒する、怒鳴る、目に見える攻撃、暴れるなどのモラルハラスメントは簡単にわかるものです。

善のフリをして静かにばれずに行うサイレントモラはどうやって相手を攻撃するか。それは「非言語メッセージ」を使います。無視する、溜息や物音、視線、しぐさ、咳払い、などをうまく使い相手が被害妄想だと思うように仕向けます。

上記の音声のような方法をもっと巧妙に丁寧な言葉使いで気づかれないようにそっと静かに行う方法です。二人、三人で組んで攻撃することもあります。必ず言い逃れができるように、どうとでも取れる言い回しを使います。ターゲットの自尊心を傷つけて楽しんでいくのです。ターゲットが孤立化するように身内中にターゲットのイメージ操作を行いマイナスに見られるように仕向けていきます。

頭が良いので決して自分が不利になるような暴言や暴力などは使いません。口達者で笑顔を使い人に信じ込ませることが得意です。複合的な組み合わせで相手に嫌がらせを蓄積しますので、目に見える暴言や暴力の何倍も苦しめ離れた後も長期的に精神にダメージを与えるのはこの静かなモラハラです。

見抜くことは難しく、見抜こうとする者には妄想のレッテルを貼りたがりますので、とにかく関わらない事。

会話も、非言語コミュニケーションもやめて離れるべきです。サイレントモラは暗示を入れこむのが得意なので、期待を見逃しません。あの手この手で期待を見つけて暗示をかけて信じ込ませていきます。見抜くのは難しいけれど、混乱を誘発する人、矛盾が多い人は、サイレントモラの可能性があるので嫌だと感じたらかかわらないことが大事ですね。目先の餌に食いつくことをやめれば相手の本音が見えてくるものです。

混乱を誘発するのもサイレントモラの手口です。相手の理解力を超えた会話などを通し、ターゲットを変性意識状態にします。変性意識状態にすることで無意識へ入れ込みやすくなるので自尊心を傷つけるのです。直接死ねとは言いません。ターゲットが気にしている部分、傷ついている部分を察するのが得意なので、ターゲットがアトピーでそのことを気にしている場合「んん・・あっ・・あああ・・んんっ」っと変な咳払いのようなものを使い、

「なんかカユイwwww」

「うぉおおおおおおカユイしwww」

「っ顔カユイwww虫刺されたかな?」

と言う感じで相手の気にしている部分、傷ついている部分を見つけてから、混乱を誘発し、変性意識状態に近づけ、この仄めかしのようなものを使います。周囲に人がいる時は善人の仮面を被るので気づかれないように静かに冷静に「なんかカユイんだけど私虫刺されしてない?」と言います。

サイレントモラは期待を見抜くのが上手なので、優しく気弱を演じて涙を良く流し周囲の「親切の押し売りをしたい承認されたがる」人の期待をついてを味方に付けることに長けています。実際に行っていて改心した人は「陰でほくそ笑んでいた(笑)」と言っていました。

周囲にとってはただ虫刺さされを気にしている人に見えますが、ターゲットは何度もそれを目の前でされているので、「なんかカユイんだけど私虫刺されしてない?」でも既にアンカリングされているので簡単に焦りや緊張を呼び起こされるようになっています。

アンカリングは五感からの情報を引き金に、特定の感情や反応が引き出されるプロセスを作り出すこと。

つまり、これを利用していくと仕掛ける側が咳払いをしただけでターゲットを緊張状態に出来るし、過呼吸も誘発できるように出来るでしょう。

視線恐怖や、対人緊張症の方は周囲にこのサイレントモラがいて、その人間との関わりの中でマイナスなアンカリングをされている可能性はあります。

気になる方は「NLP アンカリング」で検索して自分でいろいろ調べてみて下さい。良く使えば良いものですが、似たような方法を悪用する方もいます。

これを実際にやっている人は、こうやって書かれることを嫌がりますのでなんとかして根拠の無い否定をしようとしてきますが、どっちがくっついているか見れば、どちらに問題があるかよくわかります。

防ぐためには問題を区別し分離すること。その人間とは一切の関わりを持たないことです。

サイレントモラハラを行う者たちは加害者となっていますが、過去の被害者です。彼らも彼らなりに自分を守る術として身に付けたものです。それほど、虐めと言うのは尾を引くのです。ハラスメントをしている人たちの心が深い部分から癒されていくことを心より願っております。

そして、自分が自分の親になること。

まだ、心がへし折れていなかった頃の自分。

その頃の自分の手を自分でとるのです。

自分で自分を許してあげること。

生きている間は後戻りが出来ます。

 

 

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6年もの集大成:サヨナラ・モンスター

あなたの心の奥底には、知らず知らずのうちに抱え込んでしまった感情や思考の纏まりである"モンスター"が潜んでいるかもしれません。『サヨナラ・モンスター』は、「書くこと」でそのモンスターと対話し、心の傷を癒し、本当の自分を取り戻すための第一歩となる教材です。音楽の力を借りて、自分の心の声に耳を傾け、書くことで深い部分の心理的な問題を解放しましょう。今、この瞬間から、あなたの心の旅をスタートさせ、新しい自分との出会いを実感してください。 僕自身もこの方法で、数えきれないほどの心理的問題を解決してきました。その一つ一つが、大きなモンスター(纏まり)を紐解いて、その奥にいる「心の中の小さな自分」を救うことに繋がります。

この記事を書いた人

1980年、北海道に産まれる。保有資格(メンタルケア心理士、アンガーコントロールスペシャリスト・うつ病アドバイザー)中卒(だけどIQ127《日本人の平均は100》)。心理的セルフヘルプの専門家。物心ついた頃から熱心な宗教の信者たちに囲まれて育ち、洗脳的な教育を受ける(宗教2世:脱会済)。5歳まで殆ど喋らない子供だったそうで周囲からは「自閉症(生まれ持った特有の性質)じゃないか」と言われて育ち、数々の心の問題を抱え、生きる希望もなく、13歳から非行に走り、18歳で少年院を逃走し、以後、更生を誓うも、再び薬物中毒となり現実逃避。その後も凡ゆる心の問題(恐怖症、トラウマ、自閉的、強い拘り、パニック発作、強迫観念、強迫行為など)を抱えることになる。親や自分の境遇を恨み、そして、独学と自力で1つ1つ自身の心の問題を解決出来る部分から解決して(書くことによる癒し効果で)心に大きな変化を起こす。それにより幼少期からの潜在意識(無意識)に根を張る宗教の洗脳を自力で解き、恨みさえも克服し感謝の心が芽生える。そして自分の心の良い変化に繋がった情報を発信し続けるようになる。心の問題を抱えた当事者(心の問題、苦しみを直に体験し、影響を受けている個人)だからこそわかることがあり、発信する情報の多くが好評で、お礼の言葉をいただく機会も増える。心の根深い問題の解決、解消に役立つことを伝え続けることで、更に多くの人たちから「心の良い変化に繋がった」「カウンセリングを受けても良い変化がなかったのに、菅原さんの情報(方法)の実践で良い変化が起こりました!」という声を多数いただくことが増えたことを機に、電子書籍出版を開始。こういった表現活動が他者だけでなく自身の心の傷も癒していくこと(成長に繋がること)を体感し、その素晴らしさも含めて情報発信している。

・メンタルケア心理士
(メンタルケア学術学会認定)
・アンガーコントロールスペシャリスト資格
(一般財団法人 日本能力開発推進協会JADP認定)
・うつ病アドバイザー
(一般財団法人 日本能力開発推進協会JADP認定)

【メンタルケア心理士とは?】「メンタルケア心理士」は、「日本学術会議協力学術団体」に指定されている、「メンタルケア学術学会」が認定する資格(公的学会認定資格としての位置づけ)です。他にも、第三者評価機関(生涯学習開発財団・一般財団法人ヘルスケア産業推進財団)からも認定されています。

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