死刑囚に「今」いきなり変わりないさい。心を変えて更生しなさい。と言っても無理なように、心の問題は無数にある過去の妄想や勘違い、不条理などを一つ一つ紐解いていかなきゃ無理なので、学びながら成長し、理解力を高め「理解の力で自分を癒す」必要があります。
「理解」=「癒し」です。どうして心は「理解」=「癒し」なのかと言うと、心の癒しの反対である「心が病む」「心が傷む」は、殆どは「勘違い」や「妄想」によって起こるからです。
「勘違い」や「妄想」によって、善悪を判断したり、思い込みで決めつけたりして、嘘が増え、ねつ造が増え、傷ついていくのです。そして嘘が本当の暴力や虐待さえ生み出すこともあります。
このように、過去の傷や苦しみは「勘違い」や「妄想」によって生まれるのです。ですから過去の傷や苦しみの元となっている「勘違い」や「妄想」を解く必要があるのです。
「勘違い」や「妄想」を解く力があるのは「理解(理をもって解く)」です。この理解の力で「勘違い」や「妄想」が解ければ、過去の傷や苦しみは癒されていくのです。
そこに、良き理解者がパートナーとしていれば、更に助けになって回復はさらに早まるでしょう。
刃物で刺された傷を、明日までに治せと言われても無理なように、心も回復のプロセスがあるから、焦るわけにもいかないし、難しいものです。1つずつ理解を深めていくことが大切です。無理やり「もう傷はない!」と抑圧しても後からまた再発するだけです。
苦しみの根本原因は「勘違い」や「妄想」で、自分の学習不足や、機能不全家族などから植え付けられた無数の妄想を、一つ一つ紐解いていかなきゃ回復しにくいのです。
社会人となり頑張って生きていけば、それなりに学ぶこともたくさんあるので自然と回復していく仕組みもあります。それは社会全体が人の成長や人の苦しみを解くために貢献されているものだからです。
過去の傷や苦しみは「勘違い」や「妄想」によって生まれる。過去の傷や苦しみを克服し乗り越えるには合理的に考えるようにして「理解」の力で癒すことが出来るのです。
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