イライラすると動物に八つ当たりする子の勘違いの気づき

イライラすると動物に八つ当たりする子(Pちゃん)の勘違いの気づきをご紹介します。こちらは一部内容を伏せていたりします。

また本人の許可も得て誰かわからないよう掲載しています。

 

Pちゃん:私はイライラすると動物をいじめてしまうんです‥そして妄想もしてます

菅原:それは辛いですね。ご自身で理由は分かりますか?

Pちゃん:分かりません。

菅原:まず問題となることが起こりますね。動物をいじめる等。これは誰かからの不条理などを感じ、処理できないことで、発散できる対象に当てていると思われます。納得いかない事などがあり、正しく処理できないことで苦しくなったりします。

Pちゃん:うーん‥

菅原:そうすると、苦しさを何か理由付けして動物などのターゲットのせいにして処理して発散するようになるのです。

Pちゃん:はい。

菅原: そしてPさんが苦しいと感じることの認知(それが何であるかを判断したり)が間違っている場合もあるんですね。
Pちゃん:例えば?
菅原: 例えば本当はプラスに感じても良いはずなのにマイナスに感じてしまっているなどです。
Pちゃん:はい。
菅原: このような認知の歪みがあるので、喜ぶ事が怒りで感じてしまうということなどがよくあるのです。
Pちゃん:はい。
菅原: 情報不足や、知らない事が多いこと、そして妄想をすることで、認知が歪んでしまって勘違いしてしまうこともあるんですね^^
Pちゃん:そうなんですか。
菅原: はい。現実は、原因があり結果がありますが、妄想は原因無関係ですよね^^
菅原: 結果を自由自在に出来ますよね^^
Pちゃん:たしかに好きなようにできるから好きな芸能人とかの妄想してます。
菅原: はい。妄想には理由はいらないのです。理由は根拠のことです。いかがでしょうか?
Pちゃん:わかる。
菅原: ありがとうございます。それで妄想には根拠はいらないのです。
菅原: そうすると根拠がない思考は妄想思考ということになりますよね。
Pちゃん:うん。そうなるね。
菅原: はい。ありがとうございます。それで根拠がないということは、その人が勝手にそう勘違いしている思い込みな場合が多いのです。
菅原: あの人が悪い!と言う人がいたとして、悪い根拠が出せないと言う事は、その人の思い込みで、そう思いたいだけなのですね。
Pちゃん:はい。
菅原: 妄想で世の中、会社成り立つか?と言えば成り立ちません。
菅原: 100にちかいくらい成り立たないのが妄想ですよね。
菅原: 妄想は関与している組織を破壊してしまうのです。
菅原: ここまでは妄想で考えると良くない結果を生み出すのがわかったかと思いますがいかがでしょうか?
Pちゃん:わかる。
菅原: ありがとうございます。妄想思考は認知を歪ませてしまうのです。
菅原: つまり、妄想をしていると認知の歪みになってしまうのです。
菅原: 喜ぶ事をマイナスに感じたら、人生ものすごいストレスですよね;^^
Pちゃん:それじゃ生きてけない。
菅原: そうですよね;^^妄想するとストレスが酷くなる一方なのです。しかし妄想がないと余計につらくなるので、いきなり妄想はいけない!と言っているわけではないのですね。
Pちゃん:それならわかる。
菅原: ですが結果だんだん病んでくることにも繋がりますので、妄想をする人生よりも現実の自分を好きになっていけると良いですよね。
Pちゃん:できれば‥
菅原: 妄想は現実世界にプラスの結果をだしましたか?
Pちゃん:なかったです。
Pちゃん:イメージトレーニングの妄想はいいこと?
菅原: 妄想とは、非合理的かつ訂正不能な思いこみのことを言います。
菅原: 非合理というのは論理や道理に合わないことを言います。
菅原: そうしますと論理や道理に合わないイメージトレーニングになりますので
菅原: やればやるほど、失敗する力が強まるためのイメージトレーニングになってしまうかと思われます。
菅原: ですが根拠のある妄想はプラスです。
菅原: 妄想が認知を歪ませ、歪んだ認知でストレスをふやすということがおわかりいただけたでしょうか?
Pちゃん:なんとなく。
菅原: 妄想はしたいですか?
Pちゃん:やってしまう。
菅原: そうしますと病気になりたい気持ちもあるということでしょうか?
Pちゃん: 病気が楽だと思ってる部分があるから楽したい
菅原: それはどんな楽でしょうか?
Pちゃん: 何もしなくていい状態。好きな時に寝て、ゲームがあって、おいしいものが食べれる感じです
菅原: それでは数か月しか楽でいられないと思うのです。
菅原: 何もしないと筋力が弱まり、精神不安定になり寝たきり状態になる可能性もなくはないかと思うのです。
Pちゃん:うーん‥病気になりたい気持ちもあるかも
菅原: ですが、本当の病気になってしまうと本当の病気は凄く辛いものだと思います。
菅原: 数か月の楽の為に、それ以上の辛い状況になりたいという感じになってしまいませんか?
Pちゃん:あら?そうなるね。なんだろ?
菅原: 早死にはもちろんしたくないですよね?
Pちゃん:したいわけない。
菅原: はい。ですが、Pさんの求めている結果は早死にしやすい道だと思われるのですが、如何でしょうか?
Pちゃん:そうなるけど早死にする事を考えないでいるんだと思う
菅原: 早死にする事を考えないで、早死にしたいという形になっていませんか?
Pちゃん:うん。そうなってしまう。そうじゃないのに
菅原:何か変な感じしませんか?
Pちゃん:矛盾してる
菅原:その通りです^^良く分かりましたね!矛盾してしまっているんですね。その矛盾が苦しい一つの原因でもあるんです^^
菅原:では、そこに気が付いてみましょう^^
Pちゃん:はい(^◇^)
菅原:何もしなくていい状態。好きな時に寝て、ゲームがあって、おいしいものが食べれる
菅原: こういう生活は良い場合もあるんですよ。
Pちゃん:怠けじゃないの?
菅原:いえ怠けの場合もありますしプラスな場合もあります。
菅原: Pさんは暗い人生と明るい元気な人生どっちがいいですか?
Pちゃん:出来れば明るいほうがいい。
菅原: ありがとうございます。Pさんが望むとおり生き生きとして生きたいということをPさんが望んでいるのだと思います。
菅原: 元気よく生きたいですか?
Pちゃん:はい。
菅原: 元気よく、寝たきりになりたいですか?
Pちゃん:は?なんですかそれ(笑)
菅原: 布団の中で明るい人生は如何ですか?
菅原: 元気よくおいしいものを食べたい
菅原: 元気よくゲームしたい
菅原: 元気良く寝る
菅原: 如何でしょうか?
Pちゃん:ゲームやりたいかも?
菅原: その通りです。Pさんはゲームがしたいんでしょうね。しかもそれを悪いことだと思い込んでしまっているのだと思います。
Pちゃん:そう言われてみたらそんな感じ。
菅原: 過去にゲームをすること自体が良くないことをだと勘違いしてしまったのでしょう。
菅原: そのことを言えずずっとためこんで苦しいことにつながっていたと思います。
菅原: 暗い感じで寝たきりでゲームすることが本人にとって良くないですが
菅原: 明るく元気よく生活を充実させゲームすることはとても良い事で素晴らしいことです!
菅原: 明日にでも好きなゲームを買ってやってみたらいかがでしょうか^^
Pちゃん:実は貯金あるんです。働いて貯めてたんで
菅原: 素晴らしいことですね!一生懸命自分の働いたお金で息抜きのゲームをやるのは凄く良いと思いますよ^^
Pちゃん:買ってみます!
菅原: Pさんは過去にあったことから、ゲームをやることを良くないと思い込んでいたのですね。
Pちゃん:確かに‥ゲームをやったら怠け者で悪い人間だと思っていてやりたいのに出来ませんでした
Pちゃん:すっきりしました ありがとう

このような感じで簡単に気づける方もいるのです。
このように気づくことが出来れば思い込みから解放されるので、気づきはやはり大事ですね^^

こういった気づきの結果で動物への八つ当たりは減ってきたのです。

 

ゲームをしたいのに抑圧などにより、ゲームができずにいたことでとても苦しかったでしょう。

Pさんにゲームは良くないことだと間違った認知をさせてしまったことが、罪のない動物が犠牲になってしまうことにつながっているのです。

認知の歪みは修正しなくてはいけない問題です。

 

気づけて良かったです。

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6年もの集大成:サヨナラ・モンスター

あなたの心の奥底には、知らず知らずのうちに抱え込んでしまった感情や思考の纏まりである"モンスター"が潜んでいるかもしれません。『サヨナラ・モンスター』は、「書くこと」でそのモンスターと対話し、心の傷を癒し、本当の自分を取り戻すための第一歩となる教材です。音楽の力を借りて、自分の心の声に耳を傾け、書くことで深い部分の心理的な問題を解放しましょう。今、この瞬間から、あなたの心の旅をスタートさせ、新しい自分との出会いを実感してください。 僕自身もこの方法で、数えきれないほどの心理的問題を解決してきました。その一つ一つが、大きなモンスター(纏まり)を紐解いて、その奥にいる「心の中の小さな自分」を救うことに繋がります。

この記事を書いた人

1980年、北海道に産まれる。保有資格(メンタルケア心理士、アンガーコントロールスペシャリスト・うつ病アドバイザー)中卒(だけどIQ127《日本人の平均は100》)。心理的セルフヘルプの専門家。物心ついた頃から熱心な宗教の信者たちに囲まれて育ち、洗脳的な教育を受ける(宗教2世:脱会済)。5歳まで殆ど喋らない子供だったそうで周囲からは「自閉症(生まれ持った特有の性質)じゃないか」と言われて育ち、数々の心の問題を抱え、生きる希望もなく、13歳から非行に走り、18歳で少年院を逃走し、以後、更生を誓うも、再び薬物中毒となり現実逃避。その後も凡ゆる心の問題(恐怖症、トラウマ、自閉的、強い拘り、パニック発作、強迫観念、強迫行為など)を抱えることになる。親や自分の境遇を恨み、そして、独学と自力で1つ1つ自身の心の問題を解決出来る部分から解決して(書くことによる癒し効果で)心に大きな変化を起こす。それにより幼少期からの潜在意識(無意識)に根を張る宗教の洗脳を自力で解き、恨みさえも克服し感謝の心が芽生える。そして自分の心の良い変化に繋がった情報を発信し続けるようになる。心の問題を抱えた当事者(心の問題、苦しみを直に体験し、影響を受けている個人)だからこそわかることがあり、発信する情報の多くが好評で、お礼の言葉をいただく機会も増える。心の根深い問題の解決、解消に役立つことを伝え続けることで、更に多くの人たちから「心の良い変化に繋がった」「カウンセリングを受けても良い変化がなかったのに、菅原さんの情報(方法)の実践で良い変化が起こりました!」という声を多数いただくことが増えたことを機に、電子書籍出版を開始。こういった表現活動が他者だけでなく自身の心の傷も癒していくこと(成長に繋がること)を体感し、その素晴らしさも含めて情報発信している。

・メンタルケア心理士
(メンタルケア学術学会認定)
・アンガーコントロールスペシャリスト資格
(一般財団法人 日本能力開発推進協会JADP認定)
・うつ病アドバイザー
(一般財団法人 日本能力開発推進協会JADP認定)

【メンタルケア心理士とは?】「メンタルケア心理士」は、「日本学術会議協力学術団体」に指定されている、「メンタルケア学術学会」が認定する資格(公的学会認定資格としての位置づけ)です。他にも、第三者評価機関(生涯学習開発財団・一般財団法人ヘルスケア産業推進財団)からも認定されています。

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