非行の原因を探るには「根源」を探ることが大事!!

まず、下記の引用文をご覧下さい。下記は、公認心理師(国家資格)、臨床心理士(心理系民間資格の最高峰)の先生でもあり、法務省矯正局職員として、少年鑑別所、刑務所等で29年間も勤務1参考文献:ひだかあさんのプロフィール – ひだかあさんの犯罪心理学(https://hidaka-mother.com/profile) されてきた専門家の方のブログ記事からの引用文です。素晴らしいブログだと思ったので引用させていただきます。

非行少年当人が原因と思われがちでも根源は周囲の環境が問題ということもあるのです。2引用文献:抱え込まないですぐ相談!子どもが非行に走る主な原因と対処法 – ひだかあさんの犯罪心理学(https://hidaka-mother.com/delinquent-cause)

犯罪心理に詳しい専門家の方も「根源は周囲の環境が問題」ということもあると言っています。僕もこの通りだと思っているので『子供が非行に走る原因の殆どは「親」と「家庭環境」』を書きました。これは親や環境の所為にしているわけでもなく、そういう程度の低い話でもないのです。本当に理解していこうと勉強をした人たちは、如何に親や環境からの影響が大きいか、根源が何処にあるかが見えてくるのです。そのため、知識ある人や研究者の言葉、国の資料などを見ていくと、殆どに、原因は親や環境である可能性について触れられているのです。だから改善や更生の為に非行の原因を探るには「根源」を探ることが大事なのです。その根源の多くが親や家庭環境なのです。

根源とは何か。

物事の一番もとになっているもの。おおもと。根本。3引用文献:根源とは – コトバンク(https://kotobank.jp/word/%E6%A0%B9%E6%BA%90-505940)

ものごとのおおもとのこと。 起こり。 はじまり。4引用文献:根源 – Google 検索(https://www.google.com/search?q=%E6%A0%B9%E6%BA%90&oq=%E6%A0%B9%E6%BA%90&aqs=chrome..69i57.597j0j7&sourceid=chrome&ie=UTF-8)

非行に走る少年少女たちの、非行の始まり、そこを深く理解することが必要なのです。非行に走るということは、本人にとっては自分の人生を大きく左右することです。人生を捨てるぐらいの気持ちを抱えている子供もいるわけです。それだけのことを、どうして親やその子の環境にいる大人たちが誰も理解しないのか。理解していないから止めることが出来ないわけです。その時点で、子供の気持ちを無視している、或いは、無意識のうちに無視していることがわかります。

まず親が子供の気持ちを無視している。次にその子の環境にいる大人も無視している。次に地域社会も無視している。表面的なことばかりです。そして非行が進んでいくのです。みんなで見捨てるからおかしくなっていくのです。それでも尚、全体が無視して、悪く見続けるものですから(スケープゴーティング現象が関与している)、最悪、反社会的勢力となり、犯罪者となり、一部だけ表社会に仕返しをし始めるのです(本人に仕返しの自覚はない)。それでも一部です。其々の人の心の奥にある本人さえも気づいていない恨み辛み、復讐心が向けられるべき矛先は、本来なら表社会の誰かに向けられるのです。例えば親とか、先生とか。しかし非行に走る少年少女たちは、本当は親が好きな子が多い為、または人間は親からの愛を最後まで期待していたい生き物ですから、矛先を親に向けず、自分でも恨み辛みなどに気づかずに抑圧し、親などへの恨みを世の中に投影し、それを抱えた者たちが集まり、その集まりの一部が暴走族、半グレ、暴力団組織となり、その攻撃性などが一般社会に一部だけ流れて、それ以外は暴力団同士の争いによって、一般人は助かっている面もあるのです(無意識レベルの復讐の一時預かり)。だからそういった意味で、ヤクザ組織があることは実のところ、悪化を防ぐ働き(心理的な檻のようなもの)として機能している面もあるのです。それさえも壊してしまうとどうなるか、多くの人が指摘、危惧しているよう、水面下に潜り出して形を変え出して悪化するということになります。日本のヤクザ組織の形が、世界レベルで見ても健全な方に該当する形(事務所を構えて所在を明らかにしているので水面下に潜りにくい)なので、海外と比べると優しいのです。しかし水面下に潜り出したり、更生したフリをして表社会に溶け込んでくるようになったらどうでしょう? 既に表社会に更生のフリをして溶け込んでいる人たちも多いようです……(要はフレネミー的な)。そうすると、普通の人として(更生した人間として)政治にも関与してきます。既に形を変え出しているのです。その原点、根源、そこにあるのは、1人1人が、昔に傷ついたという人間として傷つき、苦しみ、悲しみなどがあるわけです。

つまり何が言いたいか。もっと人を大切に扱うことを最初からしていれば悪化は防げる、、、ということなのです。先程の根源部分の話、そこにある「無視しているもの」に気づき、それが沢山あることに気づき、親も変わり、環境も改善し、より良い状態に持っていき、人の心が育つ環境、そしてスケープゴート(悪役)を創らない大人が増える必要があるのです。未熟さが、非行に走る子供を増やしています。将来の犯罪者を増やすのも大人の未熟さです。未熟さの一部にスケープゴート問題があります。社会心理学者は、人々がスケープゴートを必要とする理由の1つに「煩悩」を挙げています。つまり煩悩まみれの未熟な大人が子供を傷つけているのに、そのことに気づいていないので、傷つけられた子の一部が悪化していき、非行という形でSOSのメッセージを発しているのに、それさえも悪く解釈したり、悪い行いを必要としたり、或いは無視するから、悪化するのです。

非行の原因を探るには「根源」を探ることが大事です。そして1つ1つを大切に扱って問題解決をしていくことが必要です。煩悩にまみれることではなく、理解をして問題解決をすることが必要なのです。

 非行に走る少年少女の多くは「投げやり」になって犯罪を起こしてしまうのです。一見、そうは見えない場合も多いでしょう。それは、彼らは心の傷を隠し、或いは傷が深い為、防衛の為に本人も気づいておらず、強がっているからです。人間不信だから本当の心を隠しているのです。その奥を見る大人が必要なのです。
彼らが投げやりになってしまう悲しみ、そこを見ることが出来る人が必要なのです。

『子供が非行に走る原因の殆どは「親」と「家庭環境」』の第6章「更正のチャンスを逃すな!」より

 

目次

脚注リスト(引用文献・参考文献)

  • 1
    参考文献:ひだかあさんのプロフィール – ひだかあさんの犯罪心理学(https://hidaka-mother.com/profile)
  • 2
    引用文献:抱え込まないですぐ相談!子どもが非行に走る主な原因と対処法 – ひだかあさんの犯罪心理学(https://hidaka-mother.com/delinquent-cause)
  • 3
    引用文献:根源とは – コトバンク(https://kotobank.jp/word/%E6%A0%B9%E6%BA%90-505940)
  • 4
    引用文献:根源 – Google 検索(https://www.google.com/search?q=%E6%A0%B9%E6%BA%90&oq=%E6%A0%B9%E6%BA%90&aqs=chrome..69i57.597j0j7&sourceid=chrome&ie=UTF-8)
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

6年もの集大成:サヨナラ・モンスター

あなたの心の奥底には、知らず知らずのうちに抱え込んでしまった感情や思考の纏まりである"モンスター"が潜んでいるかもしれません。『サヨナラ・モンスター』は、「書くこと」でそのモンスターと対話し、心の傷を癒し、本当の自分を取り戻すための第一歩となる教材です。音楽の力を借りて、自分の心の声に耳を傾け、書くことで深い部分の心理的な問題を解放しましょう。今、この瞬間から、あなたの心の旅をスタートさせ、新しい自分との出会いを実感してください。 僕自身もこの方法で、数えきれないほどの心理的問題を解決してきました。その一つ一つが、大きなモンスター(纏まり)を紐解いて、その奥にいる「心の中の小さな自分」を救うことに繋がります。

この記事を書いた人

1980年、北海道に産まれる。保有資格(メンタルケア心理士、アンガーコントロールスペシャリスト・うつ病アドバイザー)中卒(だけどIQ127《日本人の平均は100》)。心理的セルフヘルプの専門家。物心ついた頃から熱心な宗教の信者たちに囲まれて育ち、洗脳的な教育を受ける(宗教2世:脱会済)。5歳まで殆ど喋らない子供だったそうで周囲からは「自閉症(生まれ持った特有の性質)じゃないか」と言われて育ち、数々の心の問題を抱え、生きる希望もなく、13歳から非行に走り、18歳で少年院を逃走し、以後、更生を誓うも、再び薬物中毒となり現実逃避。その後も凡ゆる心の問題(恐怖症、トラウマ、自閉的、強い拘り、パニック発作、強迫観念、強迫行為など)を抱えることになる。親や自分の境遇を恨み、そして、独学と自力で1つ1つ自身の心の問題を解決出来る部分から解決して(書くことによる癒し効果で)心に大きな変化を起こす。それにより幼少期からの潜在意識(無意識)に根を張る宗教の洗脳を自力で解き、恨みさえも克服し感謝の心が芽生える。そして自分の心の良い変化に繋がった情報を発信し続けるようになる。心の問題を抱えた当事者(心の問題、苦しみを直に体験し、影響を受けている個人)だからこそわかることがあり、発信する情報の多くが好評で、お礼の言葉をいただく機会も増える。心の根深い問題の解決、解消に役立つことを伝え続けることで、更に多くの人たちから「心の良い変化に繋がった」「カウンセリングを受けても良い変化がなかったのに、菅原さんの情報(方法)の実践で良い変化が起こりました!」という声を多数いただくことが増えたことを機に、電子書籍出版を開始。こういった表現活動が他者だけでなく自身の心の傷も癒していくこと(成長に繋がること)を体感し、その素晴らしさも含めて情報発信している。

・メンタルケア心理士
(メンタルケア学術学会認定)
・アンガーコントロールスペシャリスト資格
(一般財団法人 日本能力開発推進協会JADP認定)
・うつ病アドバイザー
(一般財団法人 日本能力開発推進協会JADP認定)

【メンタルケア心理士とは?】「メンタルケア心理士」は、「日本学術会議協力学術団体」に指定されている、「メンタルケア学術学会」が認定する資格(公的学会認定資格としての位置づけ)です。他にも、第三者評価機関(生涯学習開発財団・一般財団法人ヘルスケア産業推進財団)からも認定されています。

コメント

コメントする

目次