心の管理者とは本当の自分を生きれるようになるために必要なこと。
人は誰もが、1度は、自分が与えてもらう事を幸せだと思い込んで「与えてもらう幸せ」を求めながら生きます。これは誰もが1度は通過するところだと思います。
「恋」は「愛」を学ぶ為のものです。「恋」は脳内物質によるもので「与えてもらう事が幸せ」の状態です。逆に「愛」は見返りを期待せず自然に「与えていく事が幸せ」の状態です。
これは既に様々な研究により、人は恋に落ちている時は脳内に、 PEA (フェニール・エチル・アミン)というホルモンが大量に分泌されるということがわかっています。
恋は脳内物質の力を借りているもので、そのおかげで人は「愛」を学んでいけるのです。アドラー心理学でも「愛」は一番難しいものだといわれるように本当の愛とは簡単に語れるようなものではありません。
「恋愛」は「与えてもらう側」から「与えていく側」に変わって成長していくために必要なことなので、思う存分恋愛を楽しんだほうが良いと思います。依存から自立に向かうために必要なプロセスです。
「与えてもらう事が幸せ」の状態は「依存」
「与えていく事が幸せ」の状態は「自立」
人は誰もが「幸せになりたい」と思っているはずです。しかし、幸せになりたいと願いながら不幸になってしまう…。この矛盾は自らの選択によって不幸になっているのですが、中々「自らの選択だと気が付かない」のです。
では、どうして人は「自らの選択だと気が付かない」のか?
それは「無意識」の自分の言動に「責任」を持っていないからです。ある科学者によると一日の思考回数は60000回とも言われています。その多くは自分で気が付いていませんよね。つまり自動的な思考がいっぱいあるという事です。
それらの無意識も含めた思考から発せられる言語、非言語がコミュニケーションを通じて、他者に伝達されています。その伝達によって、人を癒したり傷つけたり不快にさせてしまったり、色々な影響を出します。
環境による影響の中で一番影響が強いのが人間関係です。その人間関係のコミュニケーションを通じて多大なる影響を与え合っているのです。時には殺人さえ起こるのがコミュニケーションです。
それだけ重要なコミュニケーションの中に「無責任」な言語、非言語がたくさん入っているのが人間です。その「無責任」であるがために、「無責任な選択」をしているのです。「無責任な選択」が知らず知らずのうちに「不幸の原因になる選択」をしてしまうのです。
ですから、最初に書いたように、自らの選択によって不幸になっているのですが、中々「自らの選択だと気が付かない」のです。
解決策としては、自らの選択に出来るだけ「責任」を持つことです。責任とは「正しく反応する能力」の事です。「正しく反応する能力」を持つには「心の管理者」である必要があります。管理者は全てを把握し正しく管理、運営する必要があります。その為には「正しく反応する能力」が必要です。
心の管理者とは
心の管理者とは、自分の心を管理する者のことです。管理の意味は以下です。
かんり 【管理】 《名・ス他》よい状態であるように気を配り、必要な手段を(組織的に)使ってとりさばくこと。 「業務を―する」
引用元:管理 – Google 検索
つまり「心の管理者」は「自分の心が、よい状態であるために気を配って、自分の心が更によい状態になるために必要な手段を使っていける者」という意味が今の私が思っている心の管理者の意味です。
管理者が「正しく反応する能力」ではなく「いい加減な反応」や「勘違いの反応」をしていては上手くいきません。
そうして、「正しく反応する能力(責任)」を持って選択をすれば、後々「こんなはずじゃなかったのに…」となるわけがありません。何故なら自らがしっかり意識して選択をしたことですから、後々「こんなはずじゃなかったのに…」となる必要が無いのです。
心の管理者は認めることを自分の責任で自分でします。ですから他者からの承認を必要としません。他者からの承認を必要とすると永久に他者からの承認が必要になります。そして依存状態になり無責任になっていくのです。
このような理由から、本当の意味で幸せになる為には「依存」と「無責任」を減らし、自分で自分を認めれるようになることが大事!その為には「責任」を持って「心の管理者」として、自分が管理者として自分の人生を運営していく事が大事なのです。
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