上溝さくら公園いじめ事件の動画がネットで拡散されて話題になっていました。動画はツイッター上でも見れますが、苦手な方は閲覧注意でお願いします。
まず僕がお伝えしたいことは「いじめを目撃したら助けよう!」ということ。人其々、色々な考えがあります。いじめられる方にも問題があるというのはよく聞く言葉ですよね。いじめられる側は、その壁を自らの力で乗り越えないと、一生いじめの影響下から抜け出せないから、どこかで勇気を持って乗り越えないといけない、そう言いたい人もいるでしょう。
だけど世の中、どうしてもその壁を乗り越えられない人もいます。弱い人もいるのです。人其々生まれ育った環境も違うし、親からも助けてもらうことなく攻撃を受け続けて弱っている人もいます。そんな弱った人にとって先程の動画のように20人ほどの加害者が敵だった場合、とても苦しく、乗り越えるには壁も大きいのかもしれません。強い人にとっては、20人いる中の司令塔なる存在1人をやればよいわけで、簡単なことだと思います。一昔前の暴走族などを経験した人からすれば、動画の状況はとても簡単に解決出来るものに見えるでしょう。だけどそうではない人もいます。そして弱いことは悪いことではありません。だけど強い方が世の中生きやすいのも事実です。ですから強くなっていくことが大切なのもわかります。だけど、親が外敵から逃げる親で、家で子供をいじめているケースもあり、そんな中で弱っている子がいたり、或いは強くなることに関して全く教えられずに育った人もいるわけです。そんな人がこれから生きていく為には、やはり強くなることや戦うことを覚える必要があると思います。だけどまだ子供です。わからないことだらけだと思います。だからこそ前記したように、「いじめを目撃したら助けよう!」、これが大切なことなのです。なぜ大切か? 助けることで、被害者は「助けられる」という貴重な経験をします。これは一生記憶に残るレベルものです。その記憶が、いつか、被害者が自分の力で強くなっていこうと思い始めるキッカケになったり、成長のヒントになることがあるのです。
弱いことを悪いとか、強くなれよ言うのではなく、問題解決の手本を見せてあげれば良いのです。助けてあげれば被害者はその手本を直接見ることが出来ます。それに甘えて自分の力で解決しようとしないかもしれません。だけど記憶には残りますから、いつか「強くなろう」と被害者が思い始めたときに、必ず役立つ記憶になります。
次の引用文をお読み下さい。
弱い者を救い、横暴な者をこらしめる。任侠(にんきょう)の気風をいう。
弱きを助け強きを挫く。相手を懲らしめることはしないくても良いと思います。ただ、助けられる経験をした被害者、まだ強くなれない人にとって、未来の成長の材料になるかもしれないのです。助けてもらった経験があるからこそ、今度は自分で自分を助けよう、そう思えるようになることに繋がる可能性があります。
人は、支え合い、助け合い生きています。一人一人どの部分が弱くて、どの部分が強いか違います。全員が格闘家になる必要はありません。喧嘩が弱くても、別の部分で強くなれたりします。どの部分が強くなるか皆違います。だから弱いからダメだとか、弱いから悪いとか言わない方がよいでしょう。前記した動画のいじめられている子は喧嘩は弱いけど、大切な強い心を持てるかもしれない。汚さに染まらない良い心を持っているのかもしれない。その子にも強い部分が何かあるのです。だから、その子にとって弱い部分が、他の人にとっては簡単で強い部分になるのなら、堂々と助けてあげれば良いのだと思います。助けたら甘えるとか、ますます弱くなるというのは「思い込み」に過ぎません。助けてあげることで、1つの手本を知り、問題解決の仕方を学ぶかもしれません。
例えば僕は保護猫を飼って10年以上になります。猫は、人間と比べたら弱い生き物です。だから人間が猫を助ける必要があります。しかし別の部分で猫は人間よりも強い心を持っています。その心に僕は救われたことが何度もあります。絶対に裏切らない猫、人間不信だった僕の心はこの猫に助けられた部分も大きいです。こういうことなのです。いじめ被害者は喧嘩は弱いかもしれない。しかし別の部分で強い何かがあります。だから助け合って生きればいいのだと思います。
助けることが出来る人は、迷わず、どんどん助けてあげましょう! あなたの目の前で汚いいじめを見たとします。あなたにそれを助ける力があるのなら、積極的に助けてあげて問題解決をしましょう。それをいじめ被害者がしっかり見ています。それがいつか、被害者の心の成長に繋がるはずです。
また、いじめは犯罪ですから、犯罪を止めることは被害者にとっても加害者にとって結果プラスになることです。加害者だって、いっときの感情で逮捕されるのは自分にとってマイナスです。犯罪(いじめ)を止めることは社会にとってもプラスです。止めれる人は止めましょう! 1人の心をみんなで助けてあげれば良いでしょう。加害者にも言い分があるかもしれない。出来るだけ中立の立場で、止めるべきものは止めましょう。加害者に言い分があっても、犯罪行為は別の話です。やめた方が良いです。
いじめ被害者の心を、可能な人たちで助けてあげましょう。いじめ被害者は、助けてもらった経験がない傾向が強いのです。親からも助けてもらえないことが多い。だから心が臆病風に吹かれてしまっていることもあるのです。それは当然だと思います。子供の頃に守られた経験が少なく、攻撃されることが多く、助けてくれる人がいない場合、人間ですから弱ってしまうこともあるのです。
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