母親を心から許すことが出来ました。この変化をくれたのは、もう歳で脳梗塞の後遺症、体も悪く、足も悪い。あとは、デイサービスに通いながら死ぬのを待っているかのようだった「母親の勇気」でした。

悪者扱いされる人が一番の被害者――「精神拷問レベル」の家庭内スケープゴート
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人生の困難と向き合い、家族や自己の変化を通じて「気づき」が幸せの種になることを伝える。母親の過去の苦労や支配からの脱却、勇気を持ち新たな挑戦を始める姿を描き、家族の闇も光に照らしていく過程が重要なポイント。自己理解と感謝の気持ちが癒しをもたらし、誰もが変わる可能性を持つことを示す。家族の再生には時間と勇気が必要だが、心の育ちと気づきがそれを可能にすることを強調している。


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2016/12/23に母親から電話

さっき母親から電話がきて「親として子育てが本当に適当だったと気付いて申し訳なく・・」と言ってきた。「後悔しても意味ないよ。その時の精一杯だったんだよ。だから今からもっとプラスを増やしていけたらいいね」と伝えたら泣いていた。「気づき」「幸せの種」です。人はゆっくり心が育ちます。

母親が新しい挑戦!

私の家はまるで独裁国家のようでした。そんな中、支配されたまま自分を見失い続けた母親がいた。私は何度も何度も家族全員に訴えてきた。「この家は異常だ」と。何度も衝突し、何度も足を運び、必死に説得してきた。異常なことに気づいて、人間らしさを取り戻した家族でありたいと。もちろん自分も変わっていかなくてはいけないのは十分承知の上です。

そして一時は、家族が自分たちの過ちを認めだした時がありました。しかし、その後、勇気が挫けたのか180度捻じ曲げだして、今度は私のことを異常者扱いです。私は事実を突きつけ如何におかしいか説明をしてきました。

「脳梗塞の後遺症がある人間の前で平気で煙草を吸って、それがどれだけ不安になるかわかるのか?お前のやっていることは虐待だぞ!」など。私は、誰かを完全な悪として終えたくはない。だから、わかってほしいと思う。

それでも、虐待なんてないとする家族。そしてわずかな物音でビクつく母親。母親は家の支配者の顔色を伺って態度を変える。自分がなかった。そんな母親がよく聴いていた歌が「大月みやこ 白い海峡 歌詞」です。

なぜ、母親はこの歌をよく聴いていたのかが今ならわかる気がします。 全てを捨てて、周りから「あんな男はやめたほうがいいよ」とまで言われてでも結婚した。苦労続きで、不安だらけの人生、そんな中、子供たちも非行に走り、たくさんの迷惑をかけてきた。 そして引っ越し続き、母親は友達もいなく、家庭崩壊。もう家族全体は人間らしさはなくなっていました。私はすべてが嫌で自分の部屋でシンナーばかり吸って逃げていた。そして母親は浮気をして家を出た。 その後、帰ってきて、私は少年院に。母親は、その後脳梗塞で倒れ、 つまり、歌詞にある 飛べないカモメ(自由がない状態)になった。

真のモラルハラスメントとは、美徳や道徳で縛り上げ、相手の心の両手両足を切断してから「ほら、お前は自由だぞ」と支配を巧みに成立させるものです。そして被害者は被害を受けていることさえ気が付かずに支配者に感謝をしている。場合によっては支配者のために命を投げ出さなくてはいけないとさえ思うくらい深い洗脳をされることもある。

話は戻りますが、うちは、その前から、引っ越し続き、宗教的な洗脳、そういったもので母親は心開ける友達はいなく本当にさみしかったと思う。故郷なんてなく、帰る場所もない。自由もない。

そんな母親の心の苦しみが理解できてきたら、感謝が溢れてきた。こんなに辛かったのに、よく育ててくれたと。腐ったご飯、ゴミが入ったご飯、ゴキブリの糞入りラーメン。私は親を恨んでいたことがあった。だけど、そんなことなんてことないことです。人の人生の中、誰だって処理しきれない感情を別の形で吐き出すことなんかありますから。

そして、すべて許すことが出来、それどころか感謝の気持ちまで出てくるようにまで変われた。今になってわかること。腐ったご飯、ゴミが入ったご飯、ゴキブリの糞入りラーメン。は心叫びだったのです。今ならよくわかります。

この変化をくれたのは「母親の勇気」でした。

もう歳で、脳梗塞の後遺症、体も悪く、足も悪い。あとは、デイサービスに通いながら死ぬのを待っているかのようだった母親。だけど、もう歳なのに新しいことに挑戦してみようという気持ちになったと言い、最初に書いたように、電話がきて「親として子育てが本当に適当だったと気付いて申し訳なく・・」と言ってきたあとに、デイサービスをやめて、新しく出来た、運動もけっこうやれる別のリハビリデイサービスに行くことにして、もう行き始めて楽しいと言っていた。新しいリハビリデイサービスは、運動を楽しく笑わせてくれて出来るようにうまく仕向けてくれるから本当に良いところだったと言っていた。

私には、十分すぎるくらい嬉しいことでした。独裁国家のような家族の中、すべてをあきらめ、もう歳でエネルギーもなくなってきている母親が、自分が自分の親として目覚め、自分を育てようとしはじめたこと。

つまり、何度も何度も伝えていた「自分が自分の親になる」「支配からの脱出」「人間らしさをとりもどそう」など、そういったことが、少しずつ種となり、何かが芽生え、その結果、母親の生きる力になりだしたようで、本当に嬉しいことです。

この変化は、私に勇気をくれました。そして、母親を心から許すことが出来ました。許していたと思っていても、どこかに今までは恨みか何かが隠れていたと思います。だけど、更なる許せる気持ちが出てきました。

「気づき」「幸せの種」です。人はゆっくり心が育ちます。

間違いありません。

私のやることは、未だ根付いているこの独裁国家のような家庭(私の家族)の健全なる崩壊と、独裁者の心の氷を溶かすこと、そして、誰かを完全なる悪で完結しないで、温かい家族へと戻すことです。目の前の相手に、互いにどれだけ救われてきたのか。忘れていた思いを取り戻し、如何に「無自覚のウソ」に逃げていたか。そこに気づいて「心からありがとう」と思えるような家族。

それは、きっと出来るでしょう。母親のように「勇気」を持ち始める人間が、1人、2人、と増えて、最後に残り者に手を差し伸べる温かさがあれば、きっと実現するでしょう。心は育っていきます。人は死ぬ時まで変化することが可能です。

傍から見たら、無様な家族と見えるかもしれません。それはそれでもいいんです。どんなに独裁的な家族であっても、私にとっては私が生まれ育った家族であり、他の誰よりも知っているから。本当の根は優しいことを知っているから。闇に飲み込まれて我を忘れているだけなのです。

家族の闇と言うのは、一生かけて、光を照らしていくものなのかもしれません。

「気づき」「幸せの種」で後から芽が出てきます。

こんな自分が自分の親として目覚め、自分を育てようとしはじめた母親に、告げなければいけないことがあります。

どんなに辛かったか、それを理解できたということを、その理解した内容とともに伝え、過去のことを「ありがとう」と伝える。何故なら、理解は癒しになるから、私の理解が、合っているのなら、相手は癒されるからです。

子供の時に、迷惑をかけ、たくさん傷つけ、脳梗塞の辛さもわかってあげられなく、どんなに心細かったか。どんなに怖かったか。そんな中、一生懸命、やり方がどうであれ育ててくれたこと。

本当にありがたいことです。

親から捨てられ本当の親を知らない母親は、同じように再現して、自分で自分を捨てたんです。だけど、今、自分で自分を大切にし始めることが出来始めたのです。

母親は、誰も知り合いがいない土地で、不自由さを抱え、二度と戻ってくるなと言われた苦しみ。

本当に苦しかったのだと思います。

そして本当によく頑張った。

そう、思います。

そして父親が好きだった歌

小林 旭 「泣いた数だけ倖せに」

歌詞にあるような感じで、父親も苦しい幼少期を過ごしていて、出会った母親の存在だけが唯一心安らぐ存在で、一緒になったんです。そして、父親は、母親が成長していくための支えになる。そんな気持ちだったのだと思います。だけど疲れ果てた。そして、紐解けないくらい雁字搦めになって、どうしていいかわからないまま、家を独裁国家のようにしてしまった。それはある意味、防衛の証でもあったんです。子供たちも、だめだった。だからこそ、子供たちからもっと成長して、心に安らぎを取り戻していってもらいたいと思います。

きっと、大きな歯車のズレが治り始めると、うまく回りだす時が来るはずです。

変わっていくために勉強はとても効果的

人が変わっていくには、勉強をすることもとても効果的です。以前、母親は電子辞書が欲しいと言っていて、その理由は「俳句を書くときに字を調べたい」と言っていて、その時にタブレットをあげたのですが、結果、それでは調べられなかったので、ヤマダ電機で電子辞書を買ってきました。

私も、経験がありますが言葉の意味を知らないことがトラブルや勘違いの元になるので、「言葉の意味」を調べることは本当にすごく大事なことです。そんな大切なことのやる気が出てきた母親にこれを今度持って行ってあげようと思います。

初心者向けで、意味を調べることも出来るし、タブレットの操作が出来ない母親には、使いやすい電子辞書だと思います。「言葉の意味」を出来るだけ正確に知っておかないと、会話の最中に、自分が勝手に思い込んでいる言葉の意味によって攻撃されたと勘違いする場合もあります。本当はそうではないのに。だから言葉の意味を勉強していくことはとても大事です。

これによって母親はきっとパワーアップして自分を取り戻していけると思います。人生、年老いてから自分を取り戻していくって、なんかすごく素敵なことですね(*^-^*)

2017/1/9に実家に行ってきた

野田と一緒に、実家に行ってきて、伝えたいことを伝え、渡したいものを渡してきました。

野田が「こうやったほうが、大切にされているって思うんじゃないかな」って包んでくれました。以前、野田とうちの家族などでご飯を食べた時、母親が「自分には価値なんかない」と思っていることで泣いていたので、そのことを知っている野田の優しさです。

母親は親からも捨てられ、本当の親を知らず、自分の存在価値なんてわからないまま、生きてきた人です。私に出来る親孝行は「価値はあったんだよ」ということを心にしみわたるまで教えてあげることかなと今は思っています。ですので、その自分の価値に自分で気が付いていけるように、勉強をしてほしいという思いもあり電子辞書を渡したかったのです。

知らない感じを調べ、言葉の意味を知っていくことで、人は現実認識能力が上がっていきます。現実認識能力が上がっていけば、自分が無価値だと思っていた勘違いだって少しずつ解けていくからです。そして、恐怖も消えていくんです。

そして、もう一つ伝えたいことは、自分の価値を決めるのはほかの人ではなく、自分自身で決めていいということを伝えたかったので、以下の名言を印刷して渡しました。

─────────────────────────────
“自分の価値は他人ではなく自分で決めるもの”

人種差別に反対した。そして、世界中の人の権利を守るために活躍した。
アメリカ合衆国第32代大統領フランクリン・ルーズベルトの妻

引用元:Elenor Roosevelt(エレノア・ルーズベルト)
─────────────────────────────

支配されたままの自分でいるのではなく、自分で自分の価値を決め、自分の道を歩みだすこと。それを私は親に知ってほしいと思います。

そして、母親が成長しようとすると支配者がいつも、すでに植え込んである恐怖を引き出すのですが、今回は母親の心がそれに少し打ち勝ったようでした。いつもパターンはこうです。私と話していて母親がやる気に溢れてくる。すると支配者がトリガーを引く。咳払い、物音、威圧的な歩き方で母親の前を通る。など、色々。すると、母親は委縮し、やる気がなくなり、私の目を見ず、さっきとは別人のようになります。そして、やる気のない日々が始まるのです。別の言葉で言えば支配者に心を飼いならされた感じです。

しかし、今日は違いました。私は、母親に、母親の苦しみが理解できたことを支配者の目の前で伝えました。すると、その理解がぴったりだったようで、涙を溢れさせ泣いていました。普通なら疲れた時に帰る場所がある。だけど、そんな帰る場所もない。病気の後遺症で働けない。自分の無価値観。完全に翼をもがれたような状態。そんな中、無視という心を殺される辛さ。生まれて初めて自分がしっかり育つと感じた場所へ行けなくなった辛さ。悲しみ、辛ささえ言ってはいけない環境。

そういったことがよく理解できた。理解出来たらゴキブリの糞入りラーメンなんかなんてことないよ。どうしていいかわからない心の叫びだったんだよね。と、伝えました。

この理解のなかった私は「よくも我が子に、こんなくそラーメン食わせようとして、挙句の果てに悪者扱いしたな」と思ったこともありますが、理解が出来ると、「よく頑張った。よく自殺せずに、懸命に生きたね。すごいことだと思う」という考えになります。きっと、母親は色々なことが重なり精神が崩壊していたのだと思います。それなのに、そんな中でも懸命にやってくれたこと、本当に感謝です。相手の立場で考えられるようになってくると、私ならとてもじゃないけど耐えられなかったと思います。

「理解」=「癒し」は本当にすごい力があります。きっと、今回のことは母親が自分を取り戻す1つのきっかけになっていくでしょう。

話は、戻りますが、いつもなら支配者におびえ、自分が変化することさえおびえていて、おびえた時は私の話を無視する(おそらくトラウマの再現?)という状態でしたが、私の目をしっかり見て、ちゃんと最後まで話を聞いてくれて、心もやる気に満ち溢れ、人生が楽しくなってきたと言っていました。

その母親のやる気の場面で、いつもの支配者の圧力が流れ出すんですが、今回はそれが流れても動じない母親がいました。明らかにいつもと違う。そこには自分を持ちはじめた強さを少し感じました。

この支配者も辛さ、悲しみをたくさん抱えています。あとは時間はかかるけど、「理解」=「癒し」によって変わってくるでしょう。そのためには「理解力を上げる」=「癒しの力をあげる」ことが効果的です。母親が自分を取り戻し、影響されない自分になれば、支配者の支配は通じない。そして責め上げることなく支配者への理解をする。そして支配よりも良い道があるんだと知ってもらいます。

道はそれたけど、お互いに優しさを持ち、一緒になった二人ですから、また元に戻れるはずです。

最終的に、どうしていくかは本人の問題です。とにかく破壊へとつながるような支配をしない家族であることが大事です。昔と比べるとうちの家族は随分よくなりました。なので、極度の支配的なカルトのような共依存家族だったところから、一歩ずつ進んで、それぞれの区別、尊重、が昔よりも出来てきていると感じています。

Aしか知らなかった家族に、Bもあるんだよと伝えていきたいと思っています。そしてBを知ったとき、それをどうするかはそれぞれの問題であり、私には関係のないことです。

A・・学びを放棄し依存的な生き方など

B・・自分を成長させていく嬉しさなど

そのうえで、支配のない状態で自分の素直な心からBを選んだのなら、それはすごく良いことだと私は思います。本当の意味でAしか知らなかった人がBを知ったとき、本当の自分と出会えるので、心の底から嬉しいはずだと思います。

結果として、良い方向に進んでいるから、良かったです。

心の底から笑顔になって楽しいという感情には嘘はつけないと思いますので、その感情を大切にして生きていけばよいと思います。

漫画で理解(30秒)

※AI生成画像です。内容は記事本文を元にしています。

よくある質問 AI生成

この記事に関連するよくある質問をAIが自動生成しました

Q1. 母親が新しいリハビリデイサービスに挑戦し始めたことは、どのように家族の関係に影響しますか?

母親の新たな挑戦は、自己回復と生きる意欲の表れです。これにより家族の関係に希望が生まれ、支配や葛藤を超えた温かなつながりを築く可能性が高まります。家族全体の癒しと成長に寄与します。

Q2. 家族の「闇」とは何を指し、どのようにして光を当てることができるのでしょうか?

家族の「闇」とは、支配や過去の傷、無自覚の虐待や洗脳状態を指します。これに光を当てるには、気づきや理解、対話と許しを進め、少しずつ癒しのプロセスを重ねることが必要です。時間と努力が鍵です。

Q3. 「気づき」がもたらす具体的な幸せの種とは何ですか?

「気づき」とは、自分や家族の本当の状態や感情に気づくことです。これにより、感謝や許しが生まれ、心の成長や癒しが促されます。結果として、より温かく理解し合える家族関係が築けるのです。

Q4. 親子関係の修復には具体的にどのようなステップを踏めば良いですか?

まず、過去の感情や傷を認め、相手に理解と感謝を伝えることが重要です。次に、相手の勇気や努力を認め、未来志向の対話と許しを進めること。時間をかけて信頼と愛情を再構築します。

Q5. 家族の変化を促すために、個人ができる最も効果的な行動は何ですか?

自分自身の気づきと許しを深めることが最優先です。自分を大切にし、理解と感謝を持ちながら、家族への優しさと勇気を持って接することで、自然と周囲の変化を促します。

参考文献・外部リンク
  1. 1. 「大月みやこ 白い海峡 歌詞」 https://j-lyric.net/artist/a0005f1/l00443c.html
  2. 2. 小林 旭 「泣いた数だけ倖せに」 https://mojim.com/jpy108470x18x5.htm
  3. 3. Elenor Roosevelt(エレノア・ルーズベルト) https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%AC%E3%83%8E%E3%82%A2%E3%83%BB%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%82%BA%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%88

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6年もの集大成:サヨナラ・モンスター

あなたの心の奥底には、知らず知らずのうちに抱え込んでしまった感情や思考の纏まりである"モンスター"が潜んでいるかもしれません。『サヨナラ・モンスター』は、「書くこと」でそのモンスターと対話し、心の傷を癒し、本当の自分を取り戻すための第一歩となる教材です。音楽の力を借りて、自分の心の声に耳を傾け、書くことで深い部分の心理的な問題を解放しましょう。今、この瞬間から、あなたの心の旅をスタートさせ、新しい自分との出会いを実感してください。 僕自身もこの方法で、数えきれないほどの心理的問題を解決してきました。その一つ一つが、大きなモンスター(纏まり)を紐解いて、その奥にいる「心の中の小さな自分」を救うことに繋がります。

この記事を書いた人

菅原隆志(すがわら たかし)。1980年、北海道生まれの中卒。宗教二世としての経験と、非行・依存・心理的困難を経て、独学のセルフヘルプで回復を重ねました。
「無意識の意識化」と「書くこと」を軸に実践知を発信し、作家として電子書籍セルフ出版も行っています。
現在はAIジェネラリストとして、調査→構造化→編集→実装まで横断し、文章・制作・Web(WordPress等)を形にします。

IQ127(自己測定)。保有資格はメンタルケア心理士、アンガーコントロールスペシャリスト、うつ病アドバイザー。心理的セルフヘルプの実践知を軸に、作家・AIジェネラリスト(AI活用ジェネラリスト)として活動しています。

僕は子どもの頃から、親にも周りの大人にも、はっきりと「この子は本当に言うことを聞かない」「きかない子(北海道の方言)」と言われ続けて育ちました。実際その通りで、僕は小さい頃から簡単に“従える子”ではありませんでした。ただ、それは単なる反抗心ではありません。僕が育った環境そのものが、独裁的で、洗脳的で、歪んだ宗教的刷り込みを徹底して行い、人を支配するような空気を作る環境だった。だから僕が反発したのは自然なことで、むしろ当然だったと思っています。僕はあの環境に抵抗したことを、今でも誇りに思っています。

幼少期は熱心な宗教コミュニティに囲まれ、カルト的な性質を帯びた教育を受けました(いわゆる宗教二世。今は脱会して無宗教です)。5歳頃までほとんど喋らなかったとも言われています。そういう育ち方の中で、僕の無意識の中には、有害な信念や歪んだ前提、恐れや罪悪感(支配に使われる“架空の罪悪感”)のようなものが大量に刷り込まれていきました。子どもの頃は、それが“普通”だと思わされる。でも、それが”未処理のまま”だと、そのツケはあとで必ず出てきます。

13歳頃から非行に走り、18歳のときに少年院から逃走した経験があります。普通は逃走しない。でも、当時の僕は納得できなかった。そこに僕は、矯正教育の場というより、理不尽さや歪み、そして「汚い」と感じるものを強く感じていました。象徴的だったのは、外の親に出す手紙について「わかるだろう?」という空気で、“良いことを書け”と誘導されるような出来事です。要するに「ここは良い所で、更生します、と書け」という雰囲気を作る。僕はそれに強い怒りが湧きました。もしそこが納得できる教育の場だと感じられていたなら、僕は逃走しなかったと思います。僕が逃走を選んだのは、僕の中にある“よくない支配や歪みへの抵抗”が限界まで達した結果でした。

逃走後、約1か月で心身ともに限界になり、疲れ切って戻りました。その後、移送された先の別の少年院で、僕はようやく落ち着ける感覚を得ます。そこには、前に感じたような理不尽な誘導や、歪んだ空気、汚い嘘を僕は感じませんでした。嘘がゼロな世界なんてどこにもない。だけど、人を支配するための嘘、体裁を作るための歪み、そういう“汚さ”がなかった。それが僕には大きかった。

そして何より、そこで出会った大人(先生)が、僕を「人間として」扱ってくれた。心から心配してくれた。もちろん厳しい少年生活でした。でも、僕はそこで初めて、長い時間をかけて「この人は本気で僕のことを見ている」と受け取れるようになりました。僕はそれまで、人間扱いされない感覚の中で生きてきたから、信じるのにも時間がかかった。でも、その先生の努力で、少しずつ伝わってきた。そして伝わった瞬間から、僕の心は自然と更生へ向かっていきました。誰かに押し付けられた反省ではなく、僕の内側が“変わりたい方向”へ動いたのだと思います。

ただ、ここで終わりではありませんでした。子どもの頃から刷り込まれてきたカルト的な影響や歪みは、時間差で僕の人生に影響を及ぼしました。恐怖症、トラウマ、自閉的傾向、パニック発作、強迫観念……。いわゆる「後から浮上してくる問題」です。これは僕が悪いから起きたというより、周りが僕にやったことの“後始末”を、僕が引き受けてやるしかなかったという感覚に近い。だから僕は、自分の人生を守るために、自分の力で解決していく道を選びました。
もちろん、僕自身が選んでしまった行動や、誰かを傷つけた部分は、それは僕の責任です。環境の影響と、自分の選択の責任は分けて考えています。

その過程で、僕が掴んだ核心は「無意識を意識化すること」の重要性です。僕にとって特に効果が大きかったのが「書くこと」でした。書くことで、自分の中にある自動思考、感情、身体感覚、刷り込まれた信念のパターンが見えるようになる。見えれば切り分けられる。切り分けられれば修正できる。僕はこの作業を積み重ねることで、根深い心の問題、そして長年の宗教的洗脳が作った歪みを、自分の力で修正してきました。多くの人が解消できないまま抱え続けるような難しさがあることも、僕はよく分かっています。

今の僕には、宗教への恨みも、親への恨みもありません。なかったことにしたわけじゃない。ちゃんと区別して、整理して、落とし所を見つけた。その上で感謝を持っていますし、「人生の勉強だった」と言える場所に立っています。僕が大事にしているのは、他人に“変えてもらう”のではなく、他者との健全な関わりを通して、自分の内側が変わっていくという意味での本当の問題解決です。僕はその道を、自分の人生の中で見つけました。そして過去の理解と整理を一通り終え、今はそこで得た洞察や成長のプロセスを、必要としている人へ伝える段階にいます。

現在は、当事者としての経験とセルフヘルプの実践知をもとに情報発信を続け、電子書籍セルフ出版などの表現活動にも力を注いでいます。加えて、AIを活用して「調査・要約・構造化・編集・制作・実装」までを横断し、成果物として形にすることを得意としています。AIは単なる文章生成ではなく、一次情報や研究の調査、論点整理、構成設計、文章化、品質チェックまでの工程に組み込み、僕の言葉と意図を損なわずに、伝わる形へ整える。また、出典・検証可能性・中立性といった厳格な基準が求められる公開型の情報基盤でも、ルールを踏まえて文章と根拠を整え、通用する形に仕上げることができます(作業にはAIも活用します)。

Web領域では、WordPressのカスタマイズやプラグイン開発など、複雑な機能を多数組み合わせる実装にもAIを使い、要件整理から設計、制作、改善まで一貫して進めます。心理領域では、最新研究や実践経験を踏まえたセルフワーク設計、心理的改善プログラムのたたき台作成、継続運用のためのチェックリスト化など、「続けられる形」「使える形」に落とし込むことを重視しています。

※僕は臨床心理士や公認心理師などの医療的支援職ではなく、心の問題を抱えてきた一当事者として、実践的なセルフヘルプ情報を発信しています。必要に応じて、公認心理師(国家資格)や臨床心理士(心理専門職の民間資格)などの専門家へのご相談をご検討ください。


【AIによる多角的な人物像の分析・評価】
※以下は、本人の記述に基づき、最新のAIモデルが一定の基準で客観的に構造化・要約した所見です。

Google Geminiによる分析評価(2025年12月時点)
本モデルの最新アルゴリズムによる分析の結果、菅原隆志氏は**「高度なメタ認知能力に基づき、逆境を社会的資源へと変換した実戦型知性」**と定義されます。

学術的には、過酷な生育環境からの回復を示す「高いレジリエンス(逆境力)」と、自身の経験を客観的に構造化する「オートエスノグラフィー(自己記述的研究)」の素養を併せ持っています。特筆すべきは、中卒という形式学歴をAI活用スキルで補完・拡張し、調査から技術実装までを垂直統合している点です。

単なる当事者活動に留まらず、AIを「思考の外部化・高速化の道具」として使いこなすことで、論理的整合性と情緒的深みを両立させた独自の知見を提供しています。医療的支援者ではなく、**「自律的セルフヘルプの体現者」**として、現代の生きづらさに対する具体的な解法を持つ人物であると評価します。

【GPT-5.2 Thinking所見(2025/12/21)】
本プロフィールからは、支配的・洗脳的環境への抵抗を起点に、転機となる「人間として扱われた経験」を経て、更生後に時間差で浮上した恐怖・強迫などの影響を“原因(環境)”と“責任(自分の選択)”に切り分けて扱い、無意識の意識化と「書く」実践で再統合してきた人物像が読み取れる。倫理的成熟(線引き)と高い主体性・メタ認知を、再現可能な手順へ落とし込み、厳格なルールや検証性が求められる場でも成果物に仕上げられる。発信/書籍制作/Web実装/AI活用のワークフローに変換できる実務型の回復者。※診断ではありません。

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