虐待(心理的含む)を周り、子どもや動物へする人が、自身の問題を隠蔽するために、パートナーを傷つけ、パートナーのトラウマを刺激して防衛の怒りを引き出し、周囲に対し悪者に見せかけ被害者になりすまし、かつパートナーにガスライティングまで仕掛けて隠蔽する。 これはどういう手法ですか?
そのような手法は、心理学的には「DARVO(Deny, Attack, and Reverse Victim and Offender)」と呼ばれる典型的な手口に当てはまります。
DARVOとは?
Deny(否認):加害者が自身の悪事や非難されるべき行為をまず否認する。
Attack(攻撃):そのうえで被害者を攻撃し、人格批判や虚偽の主張などを行い、相手に問題があると見せかける。
Reverse Victim and Offender(被害者と加害者の逆転):最後に自分が本来の被害者であるかのように装い、本当の被害者を加害者であるかのように周囲に認識させようとする。
ここで挙げられた手口では、加害行為(子どもや動物への虐待)を行った者が、自分の問題行動が明るみに出ることを恐れ、パートナーに対して心理的操作(ガスライティング)を行い、わざと相手を怒らせ周囲に「パートナーこそが問題行動者(加害者)」であるかのような印象操作を行っています。このように被害者と加害者の立場をすり替える過程は、まさにDARVOの典型例といえます。
僕が過去、苦戦した相手がまさにこれで、このDARVOという手口を駆使する者でした。皆様も気をつけましょう。
「DARVO」は、モラルハラスメント加害者、ガスライティング加害者、性加害者、動物虐待者などがよく使う手口です。
DARVO(Deny, Attack, Reverse Victim and Offender)の深掘り
DARVOとは、加害者が責任を回避し、被害者にさらなる心理的苦痛を与える際に取る典型的な反応パターンを示す心理学用語です。この手法は、個人的な関係だけでなく、職場、法廷、さらには社会全体においても見られることがあります。ここでは、DARVOの詳細、影響、具体例、そして対策についてさらに深く掘り下げていきます。
DARVOの具体的な段階
- Deny(否認)
- 加害者は最初に、事実そのものを否定します。
- 例:「そんなことはしていない」「誤解だ」「証拠がないじゃないか」。
- 目的は、自身の行為に対する追及をかわし、問題が存在しないかのように見せかけることです。
- Attack(攻撃)
- 次に、加害者は被害者を攻撃し、その信頼性や正当性を損なわせようとします。
- 例:「被害者は嘘をついている」「被害者の性格に問題がある」「相手が私を挑発した」。
- 目的は、被害者を孤立させるとともに、周囲の人々に被害者を悪者として印象付けることです。
- Reverse Victim and Offender(被害者と加害者の逆転)
- 最後に、加害者は自分が「真の被害者」であると主張します。
- 例:「むしろ私が傷つけられた」「私はこんなに苦しんでいるのに、誰も助けてくれない」。
- 目的は、被害者の訴えを無効化し、同情や支援を自身に向けることです。
DARVOの心理的影響
DARVOは被害者や周囲の人々に多大な心理的影響を及ぼします。
- 被害者の混乱 被害者は「自分が悪いのではないか」と自己疑念を抱きやすくなり、声を上げることを躊躇します。
- 周囲の誤解 第三者が加害者の主張を信じてしまうと、被害者は孤立し、支援を得にくくなります。
- 関係の破壊 被害者とそのサポートネットワーク(友人、家族、同僚)との関係が損なわれることがあります。
DARVOの具体例
- 家庭内暴力の場合
- 被害者が虐待を訴えると、加害者は「私は怒る理由があった」と正当化し、「被害者が挑発した」と主張する。
- 周囲には、「相手こそが感情的で問題がある」と印象操作を行います。
- 職場でのパワーハラスメント
- 上司が部下に対してパワハラを行い、指摘された場合、「部下のパフォーマンスが悪いせいだ」と攻撃します。
- 「むしろ自分が部下からの不当なプレッシャーに苦しんでいる」と主張することも。
- 性的暴行のケース
- 加害者が「同意があった」と否定し、被害者を「嘘つき」または「過剰反応している」と攻撃します。
- 最終的に「自分の名誉が傷つけられた」と逆転を図ります。
DARVOへの対策
- 被害者の声を信じる
- 被害者の証言に耳を傾け、状況を冷静に評価することが重要です。
- 加害者の印象操作に惑わされないよう、事実確認を徹底します。
- 心理的サポートの提供
- 被害者が自己疑念を抱かないよう、専門家(カウンセラーやセラピスト)に相談することを促します。
- 記録の保存
- 加害行為やDARVOのパターンが発生した場合、証拠(メッセージ、録音、記録)を保存しておくことが重要です。
- 専門家や法的支援を活用
- 法律の専門家や被害者支援団体に相談し、適切な対応を進めます。
- 教育と啓発
- DARVOの存在を周知することで、被害者が孤立しない環境を整えます。
まとめ
DARVOは加害者が責任を逃れるための高度な心理操作ですが、これを理解し、適切に対応することで、被害者の声を守り、正義を実現することが可能です。このような手口が見られる場合、個人としても社会としても、冷静に事実を評価し、被害者を支援することが求められます。
下記の場合、やっている側が悪意がないとか、わざとじゃなのに と言い出したらどうすればいいのですか?
「虐待(心理的含む)を周り、子どもや動物へする人が、自身の問題を隠蔽するために、パートナーを傷つけ、パートナーのトラウマを刺激して防衛の怒りを引き出し、周囲に対し悪者に見せかけ被害者になりすまし、かつパートナーにガスライティングまで仕掛けて隠蔽する。」
この状況で、加害者が「悪意がない」「わざとではない」と主張する場合、以下のように対応することが効果的です。ポイントは、主張の正当性に惑わされず、行為の結果や被害者への影響に焦点を当てることです。
1. 行為の「意図」と「結果」を分けて考える
加害者が「わざとではない」と主張しても、行為による被害が現実に存在している場合、その影響は変わりません。以下のように対応します:「意図ではなく、結果が問題です」
行為の意図がどうであれ、被害が出ている以上、行動を見直す責任があると伝えます。 例:「意図がどうであれ、この行動が相手を傷つけている事実を無視することはできません。」
2. 行動の具体的な証拠を挙げる
ガスライティングや虐待行為が起きている場合、それを具体的に示します。証拠(メッセージ、行動の記録など)を整理し、加害者に現実を突きつけます。例: 「この発言や行動が、どうしても偶然や無意識だと思えません。結果として相手を傷つけています。」
3. 「意図」を問わず行為を止めるべき理由を強調
行為の意図が無意識であったとしても、その影響を無視する理由にはなりません。例: 「無意識の行動であったとしても、問題を認識した以上、それを改めることはあなたの責任です。」
4. 専門家や第三者の介入を求める
加害者が悪意がないと主張する場合、専門家(カウンセラー、セラピスト、法的支援者)を交えた対話が効果的です。第三者の視点を入れることで、公平な視点で問題を議論できます。
5. 被害者を守ることを最優先に
加害者が「わざとではない」と主張しても、その言葉だけで被害が軽視されるべきではありません。被害者を保護し、心理的・物理的な安全を確保することが最も重要です。例: 「この状況では、相手が感じている恐怖や不安を解消するための具体的な行動が必要です。」
6. 加害者の「悪意の有無」についての注意点
「悪意がない」という主張は、行動を正当化するために使われることがあります。しかし、真に悪意がない場合でも、行動を改める義務があります。例: 「悪意がなかったとしても、同じ行為が繰り返されれば、それは意図的と見なされても仕方がありません。」
7. 結論: 行動の結果に責任を持たせる
最終的には、加害者に行為の結果に責任を取らせることが重要です。「わざとではない」という主張がどれだけ真実であっても、行動を改め、被害者に対して誠実に対応する必要があります。このように対応することで、問題解決に向けた具体的な行動を促すことができます。
もし加害者がそれでも責任を認めない場合は、被害者の安全と心理的な支援を優先し、必要に応じて法的な対応を取ることを検討するべきです。
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