比較をすれば劣等感が強くなる。だけど比較はやめられない。それは「支配願望」があるからかもしれません。比較をやめられない。支配願望が消えてくると比較も減ってきてそれぞれの良さが見えてくる。
自分と相手を比較をして「どちらが上か下か…」とか「どちらが劣っているか」を考えているときに「自分の中にある媚びと支配の心」に気づくことが大切です。
本来は自分と相手を比較をしなくても良いのです。自分には自分の良いところがあり、相手には相手の良いところがある。それは比較しようのない別々のことです。それなのに無理やり比較対象だと思い込んで比較をする裏側には「媚びる」か「支配する」が隠れています。
自分よりも上だと勝手に思った相手には「媚びる」のです。そして自分よりも下だと勝手に思った相手には「見下したり劣っていると見て支配しようとする」のです。それが「縦」の世界です。この縦の世界はどこまでいっても「上には上がいる世界」でキリのない支配の闇の世界です。
どこまでいっても「上には上がいる世界」なので自分が劣っていることを感じるのです。そして劣等感が強くなっていき劣等コンプレックスにまで大きくなります。すると今度は優越感を感じるために自分よりも下だと勝手に思った相手には「見下したり劣っていると見て支配しようとする」のです。そして優越コンプレックスが強くなっていきます。優越コンプレックスが酷くなると人を見下して人を傷つけて神経症的な行動が増えていきます。そしてますます「自分が勝手に思う自分よりも劣っている下」を必要としていきます。
これが支配の無限ループの世界です。この世界がループしていることに気づくまでそこで生きるのです。自分が下にしていることをいつか上からされる。そうやって繰り返される世界なのです。そこがもう必要ないと思った人は心理学三大巨頭の1人アドラーが言う「普通でいる勇気」を持って「縦の世界」から「横の世界」へと移行していくのです。
縦の世界は「支配」の世界です。横の世界は違いを認め合う「尊重」の世界です。人はこのように成長をしていくのです。本当の幸せは横の世界にしかないのです。
比較をする縦の視点からではなく、尊重の横の視点から相手を見て見ると…。今まで「勝手にクズだと思っていた相手の良いところ」が沢山見えてきますよ。
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