「理解する」ということは「深い癒し」に繋がっています。「自己理解」は「自分を癒す」ということ。

理解」は我々の想像を遥かに超える「癒しの力」があります。「その人の人生を理解する」というのは「知恵と勇気」が必要になるもので、とても難しいことです。難しいからこそ真の理解は深い癒しに繋がります。

[blogcard url=”https://toyokeizai.net/articles/-/206886″]

今日、上記の記事を見つけて読んでみて「理解」の大切さがわかる素晴らしい記事だなと思いました。特に「”親になる前の人生を含めた理解が重要だ”」というフレーズ。

目次

認知症を改善・治すために大切なこと

僕が考えている、認知症を改善・治すために大切なことの1つは「その人が執着している過去を癒す」ということです。つまり、認知症は「その人にとって癒すべき過去があり、その過去に自分でフォーカスしている」状態だと僕は、考えています。なので、上記でご紹介した記事のフレーズの「”親になる前の人生を含めた理解が重要だ”」という部分、これがとても素晴らしいことだと思うのです。

つまり、認知症の人自身が、癒すべき過去を示してくれているのだから、そこに入り込んでいき、心の奥の感情のまとまりを紐解くことを繰り返していけば、認知症はその人の生きる力によって改善していく。と考えています。心の奥のまとまりの核は「傷」です。そこまで到達できる確かな理解こそが癒すのです。

例えば、過去に認知症の人の「物盗られ妄想」について(https://bright-ms.net/post-8219/)の記事で触れましたが、妄想であっても本人なりの言いたいことがあるのです。「物盗られ妄想」は「その人が子供の時に「物を盗られた悲しい思い出」について深い心の傷を癒したいのかもしれないのです。僕も、子供の時に物を盗られ、盗まれた僕が悪者扱いをされるという悲しい記憶があります。そんな僕がもし、認知症になったら、「物盗られ妄想」が出てくるのだと思います。

なので、認知症の人の「物盗られ妄想」にも、その人が「理解してほしい!!」と思っている何かがあるのです。その深い部分まで降りていき、その心の奥のまとまりを紐解いて、更に奥深い、核の部分の「傷」までたどり着く理解があれば、認知症も改善に向かいだすはずです。

本当の理解が人を癒す

どんな行為にも「その人なりの善がある」ということを知る勇気があれば「一歩深まった問題解決」に近づけます。

「理解する」というのは「理(物事の道筋をもって解く」ということ。道筋があるということは「本物(真実)」であり、逆に道筋がないということは「偽物(嘘)」です。

つまり、「本物(真実)」で解き明かすことが、結果として「真の癒しに繋がる」ということなのです。

どんな過去も意味がある大切な過去

その人の過去のどんな悪事も、どんなに蓋をしたい過去も消して否定せず、1本の道筋をもって解き明かすことで、その人は1つの苦しみから解放されることがあるのです。

すべては「その人の成長において意味があることであり、決して無駄なことはなかった」と分かればどんな過去でも受け入れることが出来ます。

過去を受け入れることが出来れば、今を強く生きれます。

過去があるから今がある。

過去を認めて受け入れるということは、今を生きるということでもあるのです。

自分がどんなに葬り去りたいと思った過去でも、その時の自分にとって精一杯のことだったはずです。

大事なのは、自分(自分の過去も含め)を自分が認めて理解してあげることです。

自己理解」は「自分を癒す」ということ。

僕自身、「サヨナラ・モンスター」で自己理解を深めました。自分でも気が付いていなかった心の深い部分の傷をえぐって、その中にあるものをほじくりました。

これは痛みを伴いますが、自己理解が深まったので、確かに癒されました。

この記事を困っている人にシェアしよう!
  • URLをコピーしました!

6年もの集大成:サヨナラ・モンスター

あなたの心の奥底には、知らず知らずのうちに抱え込んでしまった感情や思考の纏まりである"モンスター"が潜んでいるかもしれません。『サヨナラ・モンスター』は、「書くこと」でそのモンスターと対話し、心の傷を癒し、本当の自分を取り戻すための第一歩となる教材です。音楽の力を借りて、自分の心の声に耳を傾け、書くことで深い部分の心理的な問題を解放しましょう。今、この瞬間から、あなたの心の旅をスタートさせ、新しい自分との出会いを実感してください。 僕自身もこの方法で、数えきれないほどの心理的問題を解決してきました。その一つ一つが、大きなモンスター(纏まり)を紐解いて、その奥にいる「心の中の小さな自分」を救うことに繋がります。

この記事を書いた人

質問・コメント

コメントする

目次