人間ですから、嘘を全くつかないことは不可能ですよね。僕は嘘が嫌いで、昔は「死んでも嘘なんてつくか!」と凝り固まった考えをしていましたが、時に嘘もプラスになるということがわかるようになった時期があります。つまり、バランスと、嘘をつく時の目的や感情が大事なのです。悪意のある感情での嘘は良くありません。
何故、悪意のある嘘が良くないのかというと、悪意のある感情はプラスのものをマイナスにします。綺麗(プラス)なものに、汚いね(マイナス)という否定したいが為の悪意のある感情で嘘をつくとします。このような嘘をことを繰り返してつくことで、だんだん綺麗なものが汚いといった認知が強まります。
繰り返すことで、
1、綺麗 = 少し綺麗
2、綺麗 = 少し汚い
3、綺麗 = 汚い
というように人間は慣れる生き物ですので、慣れながら認知が歪んでいきます。そうすると綺麗というジャンルに属したものさえ、「汚いもの」となるのです。その逆も然り。汚いものを綺麗、或いは問題ないものとして認識するようになります。確かエマヌエル・スヴェーデンボリ(スウェーデン王国出身の科学者・神学者・思想家)の本だったと思いますが、「地獄の住人は糞尿を好むようになる」というようなことが書かれていました。つまり自分の心が歪みに歪みきってしまうと、本来嫌うべきはずの糞尿さえも本人にとってはプラスになってしまうのです。これは悪化の集大成とも言えます。
極端に悪化していけば
汚物 = 綺麗
汚物 = おいしい
このような認知にだってなりかねません。ですので、自分が出来る限り、正しく話し、正しく思考し、正しい言葉を使い、正しい行動をする。ということが大事だとわかりますよね。正しさから離れると「不正」になり、それが「歪み」になっていきます。正しい思考をしていないと認知も歪んでいきます。結果ストレスを増やして自分で自分の首を絞めてしまいます。
正しい言動は認知を歪ませることから守る働きなのです。
しかし人は完全にはなれませんよね。ということはどんなに凄い人でも一部分だけ長けているのであって、不得意な部分もあります。問題ある部分も沢山あります。だから人は助け合うことも大切なのです。
眠っている個性が出ていない者同士が支え合うと慣れ合いや共依存になりますが、眠っている個性を引き出した者同士が、互いの不得意な部分を補い支え合えばより良いものになります。
全ての人間が眠っている個性を引き出したうえで関われば?
そう、争いなんてもう必要ないんです!
戦争だっていりません。
戦争が起き、今の生活が考えられない世の中になるか、ならないかはわかりません。しかし、どうなっても大事なのは、自分の心から人を傷つける心の武器を捨てればいいのです。武器を捨てずにしがらみに精神を縛られ本当の自分は殺したくもない殺人をするのか?
それとも、
武器を捨てた結果、悪事を重ねずお陀仏するのなら、それもまた自分を誇れるプラスな人生でしょう。
人は生きている間、どんな悪行を行った者であっても改心できます。大事なのは過去じゃなく今何をするか? です。正しく生きた人生は死ぬ瞬間に自分を誇れるのだと思います。
まとめ
悪意を持って嘘をついて他人を傷つけようとしているうちに、不正認知トレーニングをしているということになりますので、どんどん自分の認知が歪んでいき、結果ストレスを引き起こしやすくなって自分で自分の首を絞めてしまうということ。ストレスからの病気になったり、或いは記憶障害になったり(これは下記の本に書いています)。嘘をつかない方が良い理由は下記の本を読むとわかります。この本に書いたように、悪意を持った嘘つきは、確かに後で(長い年月を経て)苦しんでいました。
コメント