悪い暗示を使って支配したり心を傷つける
精神的な嫌がらせを隠蔽しながら行う巧妙なモラルハラスメント……、これを仕掛ける加害者は「悪い暗示」を使って、相手の心を傷つけたり、支配したり、操作したりすることもあります。
暗示とは
暗示とは、以下の引用通りです。
暗示(あんじ、英: suggestion)は、言葉や合図などにより、他者の思考、感覚、行動を操作・誘導する心理作用のことをいう。暗示にかけられた者は自然にそうなったと考え、それが他者による誘導によるものであることに気が付かない。特に催眠状態において暗示は最も効力を発揮する[mfn]引用元:暗示 – Wikipedia(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9A%97%E7%A4%BA)[mfn]。
暗示とは、文字取り「暗に示す」ものです。暗に示されているメッセージなので相手は気づいていません。気づいていないので潜在意識(無意識)に刷り込まれて、心理的に作用してしまうのです。暗示にかかっている人は、操作されていたとしてもそのことに気づけず「自然にこうなっている」と考えるので、その暗示にかかったままなのです。気づかないというのはどういうことは、それは「間が抜けている」ということです。その間に暗に示したメッセージを入れ込まれるのです。そうならないために大切なことを「悪い暗示にかかりやすいマヌケな人たち」に書いています。悪い暗示にかかりたくない人は、是非読んで下さい。
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直接的な心への攻撃と悪い暗示を使う心への攻撃の違い
「直接的な心への攻撃」と「悪い暗示を使う心への攻撃」の違いですが、直接的な心への攻撃は相手が被害に気がつけます。当然ですよね。気づいていますので「攻撃をされた!」「被害を受けた!」「ハラスメントを受けた!」と自覚しています。一方、悪い暗示を使う心への攻撃の場合は、相手が被害に気がつけないのです。暗に示されているのですから気づいていないのです。
よくある攻撃の手口としてエフィカシー(自己効力感)を上げているように見せかけながら(気づかれないように)エフィカシーを下げるというものがあります。これは粘着質の呪いタイプの攻撃者が、どれだけ時間をかけてでも相手を本気で殺そうと(自殺させようと)している場合にやる場合があることです。理由は、エフィカシーが低いと自殺しやすいからです。エフィカシーが低いと、うつになりやすく、自殺に繋がっていく場合もあります。
そして、「エフィカシー(自己効力感)を上げているように見せかけながら(気づかれないように)エフィカシーを下げる」という手口を使うのは、ターゲットを回復させない為です。エフィカシーが下がっていると気づけば、ターゲットは上げようと努力するかもしれません。しかし下がっていることにさえ気づいていなければエフィカシーを上げることを考えることもありません。つまりジワジワと真綿で首を絞められるかのように弱っていき、うつ、自殺へと向かってしまう可能性があります。
このような攻撃者はフレネミー(味方を装う敵)としてターゲットに近寄っている場合があります。呪いタイプの常套手段です。つまり、うつに陥って自殺をしてしまった人の周囲にこのような呪いタイプの攻撃者がいて自殺誘導していた可能性も否定は出来ないのです。以前SNSで、とある自殺をした人の話をネタに他人を責めている人たちがいました。彼らはまるでストーカーのように特定の人物(恐らくでっち上げられているタイプ)に付き纏っていました。そんな付き纏っていた彼らは「あいつは魂の殺人者だ!」「あいつは人(知人)を死に追いやった」と騒いでいましたが、「火は火元から騒ぎ出す」という諺があるよう、彼らがフレネミーとしてその知人に近寄ってフレネミーとして関わり、自殺するまで追い詰めた可能性もあると、僕は彼らの発信の数々から思ったことがあります。
このように、一部の攻撃者は攻撃を水面化に隠し、表面上は味方として関わり、こっそりと死へと誘導する場合もあるのです。問題は「気づかないこと」です。気がつかないということは、気がつくまでその攻撃が続くということです。気づいてしまえば終わりです。関わりも遮断出来るし、悪影響も防げます。気づかないということが最大の問題なのです。悪い暗示を使い続けることで、相手を弱らせ、うつに追い込み、自殺させることは不可能ではないのです。
世の中には、演技をして嘘をつき、人を支配する者もいる
心理学三大巨頭の1人アドラーは、「悲しいから涙を流すのではない、相手を責め、同情を引くために泣いているのだ」という。アドラーが臨床に基づいた洞察の末に、たどり着いた重大な発見が「弱さは対人関係で恐ろしく強力な武器になる」…。非常に興味深い。
そして、早稲田大学理工学部名誉教授、加藤諦三さんはこういった。
ずるい人は弱さを売りものにする。弱い人は泣いてくる人ではない。泣いてくる人に、私たちは騙される。弱そうな人と弱い人とは違う。弱い人は虚勢を張る人。弱そうな人は弱さを誇示する人。そして相手から何かを取ろうとする人。
— 加藤諦三bot @心理学 (@katotaizobot) July 20, 2017
こういった狡賢い攻撃者がさらにレベルアップして心理技術まで獲得すると、悪い暗示を使って心をこっそり攻撃してくるのです。水面下では刺してくるのに、水面上では何事も無いように演技もします。弱者を演じていることもあります。
そのため、被害を受けた側が「確実」ではないことを口にしてはいけないのです。何故か? これだけ巧妙な精神的な嫌がらせは特定が難しいのです。なので、被害者側が焦ると妄想へと入っていく場合もあります。つまり、疑心暗鬼になり、加害者ではないも者を加害者扱いする場合もあるのです。それをやったら自分が加害者です。隠れ加害者はそれを待っていて、叩くネタにすることもあります。本当の加害者はそれを待っているのです。そして「ほら、あの人被害妄想だよ、やばいね」と。この手口に引っかかったものは最悪精神病院送りされてしまう可能性もあります。実に巧妙に仕掛ける加害者もいるのです。
つまり、ストレートタイプの攻撃者は無知な者。悪い暗示を使って攻撃する者は賢く演技力がある者というわけです。
暗示は期待するからかけられる
相手に「期待」するから悪い暗示にもかけられてしまうのですが、子供は期待するのが当然です。そういった親という立場を悪用して子供に悪い暗示をかけていくような加害者の手口に引っかからないためには期待しないことが重要です。
期待とは文字通り「期(その時)を待つ」ということ。つまり、相手に依存しているということです。依存とは餌を必要とするということ。餌をもらっている動物が飼いならされていくように、人間も同じです。餌をもらうと暗示によって飼いならされていく(操作される)のです。
悪い暗示や否定的な暗示から脱出するには
飼い主が動物の命を預かっているように、相手に期待すると相手に心を傷つけられることも当然なのです。期待しなければ相手の悪い暗示に掛けられることはありません。
そんな悪い暗示や否定的な暗示から脱出するには以下の本もとてもおすすめです。
上記の本は実際に僕も読ませていただき実践しましたところ本当に効果がありました。これにより悪い暗示を防ぐこともできるようになります。
上記の本は、大嶋信頼 (著)同じく大嶋さんの以下の本「支配されちゃう人たち 親や上司の否定的な暗示から解放される超簡単テクニック」も、かなりおすすめです。
実際に、僕の紹介からもたくさん売れていますので、それだけ悪い暗示の支配から抜け出そうと動き出している方も増えているのです。僕も、購入済みです。
暗示は「気づけば解ける」のです。気がつかないままだと暗示はずっと作用しています。それが良い暗示なら良いですが、悪い暗示なら人生が上手くいかない…。なぜか不幸なことが続く…。ということになります。だけど、餌に食いついて、相手の誘導に乗っていたことにも気づき、いつ、どの言葉、そういった詳細が見えてきて、自分自身が「いらない。断ち切る」と決めたら解けます。
「気づかない」ということは「起きながらにして寝ている」ようなものです。
気づく生活をしていくことが悪い暗示を防ぐ方法
気づく生活をしていくことが悪い暗示を防ぐ方法です。暗示は、実は日常的に至る所にあります。人とのコミュニケーションにも潜んでいることもあります。そんな毎日知らず知らず触れてしまう暗示を防ぐにはどうしたら良いか。
人は無数の「良い暗示」や「悪い暗示」の中で日々生きています。暗示(暗に示す)なので、気づいていないだけです。暗に示されたメッセージがあるのです。気づけるものは明示ですから。気づかないから暗示なのです。その、暗示にかからない人などいません。かかるわけないと思う人ほどかかりやすいでしょう。
そして、バランスが崩れ、悪い暗示ばかりを受け続ける環境で過ごすと、自分であって自分じゃない感覚に苦しみます。脳にはモノマネ細胞と言われる、人を真似る神経細胞があります。ミラーニューロンって聞いたことある方もいると思います。人は相手の動作を見た時に、ミラーニューロンを通じて脳の中で相手の動作を真似するんです。だから他者の思考や感情が自分の中に入っているんです。
つまり苦しいという事は本当の自分を生きていないわけです。自分を生きていないという事は「自分軸」ではなく「他人軸」で生きているという事です。自分を生きていないという事は、他者の思考、他者の感情を感じているから苦しくなるんですよ。だって、自分の人生だったら楽しいに決まっているじゃないですか。
支配されないためには、自分の中にある他者の思考や感情を棄てる決心をしましょう。それは「依存をやめる決意」でもあります。誰でも何かに依存します。ライフラインにも依存しています。依存しないと生きることは出来ません。だけど、依存を減らすいていくことは出来ます。依存を減らすことが本当の自分へと近づく道なのです。
あなたには、あなたの「道」があるのです。それは誰かに教えてもらえるものではありません。あなたの「道」はあなたが「今」を生きながら「創る」のです。創った道は創り終わった後にしか全体像が見えないのです。
自分の感情を感じたい方は「感じるだけで自由になれる幸せの12ステップ」や「サヨナラ・モンスター」をよかったらお試し下さい。本当の自分に近づくには「気づく」生活が必要です。過去の記憶のまま起きるのではなく。気づくことで「更新」していくのです。死ぬまで「更新(成長)」していく必要があるのです。
悪い暗示は、そっと背中を押してくれています。あなたが「更新(成長)」し続け、本当のあなたの道を歩き始めるように…。自分が成長していくと「憎き支配」が「支えて配ってくれた支配」に見えてくるかもしれません…。
気づくことが大事
「お前は不幸になれ」という家族からの「無数の暗示」に気づくことは大切です。暗示とは「暗に示すもの」ですから明示されていません。明示されないまま水面下で受け取っているのです。美徳の言葉の裏にくっついた悪い暗示もセットで。気づいて捨ててしまえば二度と同じ暗示はかかりません。
「聖闘士星矢」というアニメがあるのですが、その中で「聖闘士に同じ技は通じない」というような言葉があるのですが、これ暗示でも同じこと。自分の望みを無視された刷り込みの暗示って潜在意識に働きかける技のようなもので気づかない。だけど1度でもハッキリ気づいたら二度目はかからないのです。
自分の感情をしっかり感じるということは、自分に気づくことです。悪い暗示や精神攻撃、それらを知らせてくれるものは「感情」です。感情は「心の声」であり、「無意識からのメッセージ」です。自分の感情に気づける、敏感になる、僅かな変化にも気づけるようになることが、悪い暗示にかかりにくくなることに繋がるのです。このような理由から、先ほど、感情を感じるための教材をご紹介しました。また、これと併せて、「間を抜かさないこと」が大事なことなので、役立つ本をご紹介しました。
悪い暗示というのは、喩えるなら「侵入するネズミ」です。そういったものの侵入を許してはいけないのです。
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