劣等感の本当の意味。劣等感とは本当の自分を生きるために修正する部分を教えてくれるもの!

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心理学三大巨頭(アドラー、フロイト、ユング)の1人、アルフレッド・アドラーは「劣等感は健全で、不健全なのは劣等コンプレックス」だと言いました。この記事では、劣等感の本当の意味を教えます。実は、劣等感とは本当の自分を生きるために修正する部分を教えてくれるものなのです。

目次

自分がなりたい対象に劣等感を抱く

まず、劣等感ですが、これは他人と比べ自分が劣っていると感じる感情のことです。そして比べてしまうということ、自分が無意識のうちにその比べている対象のように「なりたい」、「なれる」と思っているのです。比べようがないものとは比べません。

例えば、あなたがお寺のお坊さんになりたいと全く思わないとします。お寺のお坊さんと自分を比べて劣等感を感じますか?自分が興味がない対象と比べませんよね。劣等感も抱きません。劣等感を抱く対象のようになりたいと無意識のうちに思っているから比べてしまい劣等感が生まれるのです。

石ころに劣等感を抱きますか?カラスに劣等感を抱きますか?抱きませんよね。石ころやカラスになりたいわけではないのですから「なりたい」、「なれる」と無意識のうちでも思わないでしょう。無意識レベルでの「目的」を持っているから、その方向性に関係する人に劣等感を抱くのです。

劣等感から逃げ出すとモラルハラスメントの加害者に

先ほど言ったように、劣等感は健全なものです。つまり、劣等感は「バネ」なのです。劣等感は無意識のうちに思う自分がなりたい方向へと進むためのバネになるのです。それが本当の自分の道だと思いますよ。

なので、劣等感をバネにせず、努力せず、逃げ出すということは、本当の自分から逃げるということになり、それが人格障害などに繋がっていき、ハラスメントをするようになってしまうこともあるのです。

劣等感から逃げ出すと、劣等感が無意識の中で纏まっていき、劣等感の纏まりになっていきます。それでも劣等感をバネにせず努力していかないと、劣等感の纏まりが大きく肥大化していくのです。それが「深刻な劣等コンプレックス」です。

モラルハラスメントの加害者は深刻な劣等コンプレックスを抱えている状態なのです。モラルハラスメントの加害者は過去の被害者です。その被害によって本当の自分を生きることが出来なくなってしまい、苦しんでいるのです。大切なことは本当の自分を取り戻して幸せになっていくことです。

劣等感は自分が進むべき道の道しるべ

劣等感は自分が進むべき道の「道しるべのようなもの」です。劣等感を抱いて、努力して、成長していけば潜在的に思っている自分がなりたいものに近づいていけます。そう、本当の自分に近づいていけます。

劣等感から逃げ出すと、深刻な劣等コンプレックスを抱えてしまうことになる可能性は高くなっていくのです。それは、自分を見失うということでもあります。

だから、劣等感は「健全」なものなのです。ただ、勘違いしないでいただきたいのは「他者と比較して競争して勝つことではない」ということ。他者と比較して競争して勝つことを目的にすると不健全になっていきます。そうではなく、他者と比べて、それをきっかけに、自分をよりよくしていくということです。

劣等感を抱いた対象になることが無理な時は?

劣等感を抱いた対象になることが無理だと思う時もあるでしょう。例えば、劣等感を抱いた相手の素敵な外見に劣等感を抱いたけど、その相手のようになることなんて自分には無理だ…。と思う時。

これは、別に無理してその相手のような外見になる必要はないのです。もっと奥深い理由を自分で考えればいいのです。なぜ、その外見の良い人になりたいのか?深く考えていけば、外見が同じになりたいという理由のもっと奥に、「人から好かれたいから」「大切に扱われたいから」など、何か別の理由があることに気づきます。

その、自分の別の理由の方向性から満たしてあげればいいのです。「あの人のように人から好かれたい」ということならば外見以外で好かれる方法はいくらだってあります。外見も、同じにしなくたって好かれる外見だって不可能ではありません。

深い理由を探って、別の方向から劣等感を克服する道を見つけるのです。それが大事なことです。

劣等感を感じた対象のような方向に進むための道は1つではないということです。道は自分で創ればいくらでも出来上がっていくのです。劣等感をバネに、原動力に、努力して、修正すべきところを修正し、強く進んでいけばよいのです。

諦めず、自分の気持ちに素直になって、劣等感をバネに本当の自分探しをしていくのです。ですので、劣等感は「健全」なものですよね。本当の自分に近づいていきなさいと背中を押してくれているのですから。

劣等感は危険を回避して本当の自分へと近づけてくれるもの

劣等感は本当の自分を生きるために修正する部分を教えてくれるものです。劣等感の「」は「劣化の劣」です。そして「劣化する」ということは「品質や性能が悪い」ということです。つまり、劣等感を感じているということは自分の品質や性能が悪くなってきているということなのです。

品質や性能が悪くなってくると、危険性が高まっていきます。橋で考えてみて下さい。橋が劣化してきたら危険なので安全のために補修、修復、修正が必要になってきます。悪い部分を治すことで橋の寿命も長くなり安全に橋を渡ることが出来るようになります。

それと人生も同じで、劣等感を強く感じるということは、自分の潜在意識レベルの目的で進むために危険だということを教えてくれていることでもあるのです。ですので、劣等感を感じるのなら何らかの自分の成長が必要なのです。潜在意識レベルでの目的に沿って進むなら、劣等感はついてまわるのです「自分に劣化している部分があるから、安全のために強くしたり修正したり更新したりしよう!」ということです。

劣等感が強くなっている部分から、自分を成長させていくと良いです。

 

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    この記事を書いた人

    1980年、北海道に生まれる。保有資格(メンタルケア心理士、アンガーコントロールスペシャリスト・うつ病アドバイザー)。中卒(だけどIQ127《日本人の平均は100》)。心理的セルフヘルプの専門家であり、作家・AIコンテンツクリエイターとしても活動。物心ついた頃から熱心な宗教の信者たちに囲まれて育ち、洗脳的な教育を受ける(宗教2世:脱会済、無宗教)。5歳までほとんど喋らない子供だったそうで、周囲からは「自閉症(生まれ持った特有の性質)じゃないか」と言われて育ち、数々の心の問題を抱えた。生きる希望もなく、13歳から非行に走り、18歳で少年院を逃走。以後、更生を誓うも、再び薬物中毒となり現実逃避を続ける。

    その後も恐怖症、トラウマ、自閉的傾向、パニック発作、強迫観念など、多岐にわたる心の問題を抱え続けたが、親や自身の境遇を恨む中で独学と自力で1つ1つ解決を試みるようになる。特に「書くこと」による癒し効果で心に大きな変化を起こし、幼少期から潜在意識に根を張っていた宗教の洗脳を自力で解き、恨みを克服し感謝の心を育むに至った。この過程で得た知見をもとに情報発信を開始し、多くの人から好評を得るようになる。

    現在は、心の根深い問題を抱えた当事者だからこそ伝えられる情報を発信し続け、電子書籍出版をはじめとする表現活動にも力を注ぐ。AI技術を活用したクリエイティブ活動も行い、「AIコンテンツクリエイター」としても情報発信や書籍の執筆をサポートする形で幅広く活躍中。こうした活動は他者だけでなく、自身の心の成長や癒しにもつながることを実感し、その素晴らしさを伝え続けている。

    自分自身の無意識にあった心理的な問題を意識化し解き明かす過程で得た知見を、心理的セルフヘルプの実践例として書き残し、さらにAIを用いたコンテンツ生成や書籍執筆の新たな可能性を追求している。

    ※私は臨床心理士や公認心理師などの医療的支援職ではなく、心の問題を抱えてきた一当事者として、実践的なセルフヘルプ情報を発信しています。必要に応じて、公認心理師(国家資格)や臨床心理士(心理専門職の民間資格)などの専門家へのご相談をご検討ください。

    AIで「やりたい」を形にしています

    AIコンテンツクリエイターとして、主に以下のような活動を行っています。

    • ChatGPTを活用した長文記事の執筆大量の記事作成

    • WordPressに独自機能を追加するプログラムの開発

    • 一度だけですが、アプリの制作経験もあり

    • FXの相場分析をChatGPTと行い、勝率アップのため日々練習中

    • MT4・MT5のインジケーター作成

    • Macのターミナルから使えるスクリプト(自動化や便利ツール)を、ChatGPTと一緒に開発

    「こういうのが作れたらいいな」と思ったときに、ChatGPTをはじめとしたAIを活用して、アイデアを実際の形にすることを意識して取り組んでいます。


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