長い間、「死にたい」と思って生きていた時期がある。振り返ってみたら「死にたい」ではなく「死にたいくらい苦しいよ」だった。そんな気持ちも本当の自分を大切にするように変わったら「生きたい」「生きよう」「生きる」「強くなろう」「お前なら出来る」「やろう」と変化していく。
心の中に置き去りにされた自分は自分を決して裏切らなかった。裏切っていたのは弱い自分だったのだ。自分を軽視して無視して反撃しない心の中の小さな自分のことを心理的に虐待していたのは弱い自分だった。心の奥にある隠れた恐怖と対峙して置き去りにされた自分を取り戻しにいけば再出発が出来る。
心の中に置き去りにされた自分。僕の場合は9歳頃のイメージだった。そのイメージ通りで過去に自分を見捨てていた。9歳の頃全てが嫌になり自分を置き去りにしてしまったのだ。そこから道を間違えて自分を心理的に虐待・ネグレクトするようになり支配者に迎合して強いフリをする道を歩み出していた。
僕は9歳の自分(心の中に置き去りにされた自分)に心の中で会う資格などなかった。だから過去を振り返り一本の道で繋がるまで自己理解を深めた。”理解無しのごめんね”は無意味だから。その理解が出来た時にちゃんと置き去りにされた場所に到達出来た。自己理解は癒しになる。
過去の自分を振り返ると、人は成長する。
本当のことを親にわかってもらえたら子供は安心します。心の中で悲しんでいる自分のことを自分がわかってあげたら心の中の小さな自分が安心してくれます。心の中で悲しんでいる自分の感情を感じきって自分が自分の親になれば良い。そうするとやるべきことが見えてくる。
心の中に置き去りにした小さな自分を育てていく楽しさが出てきます。出来ないことが出来るようになったら”喜”び、心の中の小さな自分が傷付けられたら”怒”り、一緒に”哀”しみ、そして成長を”楽”しむ。喜怒哀楽。するとまだ隠れている未処理・未消化の感情が浮上してきます。
その隠れている未処理・未消化の感情を感じきると、問題の多くは解決されていくのです。
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