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【質問】周回遅れの人生と言われました。そんなに悪いことですか?

気づき(1)

Q:SNSで寄ってきた人から「周回遅れの人生だねwあんたは人より人生遅れてるwww」っていきなり言われました。正直物凄く傷つきました。これってそんなに悪いことなのですか?

質問は「質問箱」から

回答:全く悪いことではありません!

周回遅れの人生、、、。それは全く悪いことではありません。

勝手に競争してコンプレックスを創っている

まずこれは、勝手に競争していると思っている中で、その人が勝手にそう見ているだけであり、その人が自分でそう意味付けしているものでありその人の世界です。相手は相手。自分は自分。しっかりと区別すると良いと思います。勝手に競争して、自分が先を行っていると思うことで優越しようとしている場合があります。他人の人生を周回遅れの人生として見ることで束の間の安心を得たいのでしょう。

しかしこれは「不健全な劣等感」を創っているということですから、他人の人生を周回遅れとして見ている人は、どんどん心の問題が悪化していく場合もあります。心理学三大巨頭の1人アドラーは、他人と比較をして生まれる劣等感を「不健全な劣等感」と言っています。この先に待っているかもしれない問題は、深刻な劣等コンプレックス、優越コンプレックス、或いはメサイアコンプレックスなどを抱えてしまうかもしれないという深刻なものです。馬鹿にしてくる相手は、放っておけば良いだけです。その人の責任ですから。

凝り固まってくると温故知新から遠ざかる

人間は考えが凝り固まってくると、過去から学ば(学べ)なくなり、温故知新(過去から学び新しい知識を得る)を忘れ、過去を古臭くダメなものだと思い込み、過去から何かを得ることを周回遅れだと思い込んで、何やら最先端や先頭を歩いているような気になってしまう場合もあります。そして次から次へと新しい情報を取り込んではわかった気になって、捨てていきます。常に、新しいもの、新しいもの、新しいものと飢えて、それらをしっかり消化して得るものを得ていない為、未消化になるものが増えてしまい、劣等感の蓄積で深刻な劣等コンプレックスを形成し、誰かを見下してバカにしないといられなくなってしまうこともあります。するとどうなるか。モラルハラスメント加害者になります。その自分の問題から更に逃げるために、自分が先を走っている気になり、周りを周回遅れのバカと見做して安心している、、、という場合もあります。
大切なことは、新しく知ったものをもとに過去から味わうことです。支配者になるとこれが出来ないので、次から次へと過去が無価値に変わり、結果大した学びがないまま、他人が過去から学びを得ていたら「周回遅れのバカ」と悪口を言いながら加害者自身は先を歩いている気になって攻撃をする場合もあります。それはスルーで大丈夫です。勝手に寄ってきて勝手に競争して勝手に見下してくるのは、相手のコンプレックスの問題なので、このことを理解しておけば、冷静に観察したり無視したり出来るでしょう。気にならなくなります。

視点を変えてみよう!

周回遅れに見える誰かの人生、自分の人生、思える人生を違う視点で見ると良いでしょう。そうすると「周回遅れの人生」ではなく「その人だけの素敵な人生」に見えるようになることもあります。競争ではなく、その人だけの道を歩いているのだと見れば良いのです。そう見ていくと周回遅れの人生など何処にも存在しないということがわかります(支配の世界、縦の世界にはあるが)。周回遅れの人生だと他人を馬鹿にしている人たちは、自ら創った妄想(勝手な競争世界)で他人を見ているのです。例えばA地区を歩いている人がいます。それに対し全然違うC地区を歩いている人がA地区をC地区だと思い込んで違いもわからずに見ているようなものです。勘違いしたまま競争視点で物事を見ているだけです。
競争が悪いわけではありません。競争にも沢山のメリットがあります。競争の中で生きるも良し。競争から降りて生きるも良し。自分の自由です。
大事なことは他人と比較をして不健全な劣等感を創り続けるのではなく、昨日の自分と比較をして健全な劣等感を感じて、その劣等感をバネにして昨日よりも今日、一歩でも成長した自分になることです。他人とではなく過去の自分と比較をすれば良いのです。

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