ずっと消えたいと思っていた
人に会いたくないと思う自分はおかしいのか、そう悩む人もいます。
僕も昔はそう思ったことがあります。人と会いたくない。関わりたくない。どこか遠くへ行きたい。心の中にあるぼんやりとした「温かい何か」を求めて、田舎に拘って、田舎に行きたくて。出来ることならこの地球からも消えてしまいたい。何処かの星に人が住んでいるのだとしたら行ってみたい。もうこの世の中は嫌だ。人は汚い。どこまでいっても汚い。同じ世界で生きるのは嫌だ。色々な思いを持っていたことがあります。そんな気持ちがずっと続いていました。ずっと消えたいと思っていました。そして今の何もない田舎に辿り着いたわけです。
北海道の冬は雪が凄くて、その真っ白な雪がまるで、それまで自分が嫌がっていた「汚いもの・黒い嘘」を寄せ付けない心理的な透明の壁のような気がしたり、寄ってくる汚さを清浄してくれる強さを冬に感じていました。
僕は下記の四季の歌が好きなのですが、、、
歌詞に、
冬を愛する人は 心広き人
根雪をとかす大地のような 僕の母親四季の歌より
広い心、強さを持った温かさのようなもの、それを真冬の寒さの中の何かに、なんとなく感じていて北海道の田舎に住みたい、そう昔は思っていました。
自分でも気づいていない疲れがある
人と関わりたくない、消えたいという気持ちが心の奥から湧いてくる。これは「疲れている」のです。自分でも気づいていないほどの深い心の傷、ストレス、苦しみ、悲しみなど、色々なものがあって心の中の小さな自分が「人と会わないで」「人と関わらないで」と言っている場合があります。つまり僕の場合は、心が傷つき続ける人間関係(主に家族)の中で、自分がどう傷ついているかもわからず麻痺して、心が完全に壊れてしまうほうに向かっていたのに気づいていなかったから、心が崩壊を防ぐ為に「人と会いたくない」という、理由がよくわからないぼんやりとしたものを生み出していたのです。今ならはっきりとわかります。
例えば下記記事でお伝えしたようにトラウマを抱えていると、些細なことで攻撃的になります。
その心の傷が深い場合において、そこをピンポイントで刺され続けると(稀にわかっててわざと攻撃し続ける人もいる)衝動的に怒りが爆発してしまうこともあります。過去の僕もそうなりそうな状態で、それを刺され続けていて対処出来ずにいたので、一歩間違えたら大変な事件でも起こしてしまうほど追い詰められていました。あれから長い時間が経ち、「書くこと」で自分の心を知り、心の傷も知り、そして少しずつ癒して過去が1本の線になるまで書き続けて全てが繋がったことでハッキリわかるようになりました。
そして僕の場合は、人との関わりを避けるようになって正解だったのだとわかりました。それが最善だったとわかったのです。僕のような人間は本来だったら長く刑務所にでも入るか死んでいるかしかないようなものだったのに、そのどちらも避けれたわけですから、その視点で見れば大成功です。
それだけの何かがある。自分を信じて。
何が言いたいかと言うと、今、人と会いたくない……、それがずっと続く人は「それだけの何かがある」からそういう心の状態になっているわけですから、まずは休むこと、回復すること、自分自身を大切にして優先するようにしてみると良いかと思います。人は自分で気づいていない部分が沢山あります。心の声さえも自分で無視してしまって気づけないようになっている場合もあります。つまり無意識からメッセージが送られているのに、自分自身がそのメッセージを受信する勇気がない為に、無意識のうちに無視してしまっている場合もあります。このようにして生きていると、過去の僕のように問題がどんどん増えていき苦しくなっていき、症状を出すなどしてでも、無意識が防衛してくれようとするのです。その1つに、理由がよくわからないけど人と関わりたくないなどの気持ちが心の奥から湧いてくることもあるのです。
心の声を無視し続けたから症状が出ていた
僕の場合は、自分の心の声を無視して傷つき続ける家族関係に身を置いて傷つき続けて、心の底では嫌いな人と一緒にいて傷ついて、そして宗教の支配の影響を受けた陰湿な手口を使って仕掛けてくる人間たちの中で傷ついているのに、それが血の繋がった家族だったので承認されたいがためにしがみついて傷つき続けていたので、心が防衛の為に症状を創り出していたのです。恐怖症も、悪夢も、蜘蛛恐怖症もそれが関係していました。下記に書いたことです。
そして、心の声に従って嫌なものから離れていき、結果、蜘蛛恐怖症が完全に治りました。上記記事のタイトルにあるよう、文化や宗教が蜘蛛恐怖症の原因になることがあり、これは著名な専門家らも言っていることです。言い換えると、詐欺師が多い環境で気づけない何かを受け続けることで蜘蛛恐怖症になる可能性があると考えられます。これも防衛の為に症状が出ます。詐欺師=蜘蛛です。
それに気づけないから似ている蜘蛛を異常に恐れる場合もあるのです。近くに詐欺師がいたり、フレネミー(味方を装う敵)などがいるのに気づけず、それにより何らかの不幸に繋がっているのに気づけないということはとても危険なことです。だから自分の心(無意識)が自分を守ろうとして何らかのメッセージや直感、直観、或いは症状などを創り出してでも何とか守ろうとするのが無意識です。それさえも無視してしまうとどうなるか。最悪の結果に繋がってしまう可能性もあるのです。この話と関係があるものが、心理学三大巨頭の1人ユングが言った下記のことです。
ある人に運命的な必然によって自己認識の要求が迫っている場合で、しかもその人がそれを拒むとすれば、
このような否定的な態度は、本当の死を意味することすらある。
なぜなら、もし彼が見込みのある何らかの脇道を歩むことができたのであれば、
このような要求が迫ってくることはなかったであろうからである。
しかし彼は袋小路に入り込み、そこから抜け出るにはもはや自己認識以外に方法がないのである。
これを拒めば、もはやどんな道も開かれていない。普通こういう人はまた、自らの状況を意識していず、無意識であればあるほど、
それだけ予測できない危険にさらされている度合いも強い。・・・無意識は、無意味な生存を驚くべき速さで抹殺する無数の方法を知っている。
結合の神秘 第六章 結合より
過去の僕のように酷い症状が出てきたということは、言い換えるなら自己認識の要求に迫られていたということです。結果、自己認識、自己理解を深めることになりました。もしそれを拒んでいたとしたら、上記にあるように、本当の死を意味することになったでしょう。だから徹底して追い詰められて症状が出た人は、自己認識を深めて、自己理解を深めて、問題解決をしないといけないのです。そしてその問題部分を過去の僕のように解き明かせば、問題(先程の僕の話で言うなら蜘蛛恐怖)が消えることもあるのです。
あなたは自分を大切にしてあげて下さい
自分を優先して自分を大切にしてあげて下さい。一部の詐欺師や支配者などは自分を優先することや大切にすることを悪く言います。否定します。自分を大切にされると支配出来なくなるからです。支配は相手が自分で自分を心理的に虐待しているからこそ出来るようになるのです。だから支配者は「自分、自分、自分と言うな!!自分より他人でしょ!」と一見正しいのかなと思ってしまう物言いで美徳の言葉を使って否定してくることもありますが、そういうものは無視でOKです。あなたを大切に思ってくれる人なら、あなたがあなた自身を大切にしていることに喜びを感じてくれます。結果として、皆が自分を大切にすることこそが他人を大切にすることに繋がるからです。
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