「敵の敵は味方」は本当だった!最新研究、物理学で証明 – ノースウェスタン大学が明かす社会バランス理論の真実(2024年5月)

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はじめに:僕の考えは正しかった!!

菅原隆志

僕はずっと(自分の心理的な問題への理解を深めて敵を正しく認識してから)、自分にとっての敵、その敵が嫌う存在は自分にとってプラスになる(可能性が高い)と考えて生きてきたのですが(つまり自分にプラスになる人は、自分の敵が嫌う存在である)、このことが正しいとわかる最新研究ニュースが公開されました!

「敵の敵は味方」は本当だった!最新研究、物理学で証明 – ノースウェスタン大学が明かす社会バランス理論の真実(2024年5月)

ノースウェスタン大学(Northwestern University、アメリカ)の「イシュトヴァン・コバーチ(István Kovács、物理学および天文学助教授)」と「ビンジェ・ハオ(Bingjie Hao、ポスドク研究員)」によって行われた2024年5月の研究[mfn]文献:Physics confirms that the enemy of your enemy is, indeed, your friend: For Journalists – Northwestern University(https://news.northwestern.edu/stories/2024/05/physics-confirms-that-the-enemy-of-your-enemy-is-indeed-your-friend/?fj=1)[/mfn] で、社会のバランスについて新たな発見がありました。この研究は「Science Advances」誌に掲載され、1940年代にオーストリアの心理学者フリッツ・ハイダーが提唱した社会バランス理論を物理学の手法を用いて検証しました。

社会バランス理論とは、人々が自分の社会的な関係で調和を求めるという人間の基本的な欲求に基づいています。この理論によれば、敵の敵は味方であり、友人の友人は友人、友人の敵は敵、そして友人の敵は敵という四つのルールが、バランスの取れた関係を生み出します。

これまでの多くの研究では、ネットワーク科学や数学を用いてこの理論を確認しようとしましたが、完全なバランスのとれた関係を示すネットワークはほとんど存在せず、モデルの単純化がその理由でした。しかし、コバーチとハオのチームは、ネットワーク内で「誰が誰を知っているか」と「人々がどれほど友好的か」の二つの要素を同時に考慮することで、この理論を実証する新しいモデルを開発しました。

この新しいモデルにより、大規模な社会ネットワークがハイダーの理論と一致することが確認され、政治的偏極化や国際関係、さらにはニューラルネットワークや薬物の相互作用など、様々なシステムにおいても応用可能であることが示されました。

「私たちはこの社会的直感が機能することをずっと考えていましたが、その理由を知らなかったのです。必要だったのは、数学を解くことでした。文献を見ると、多くの研究がありますが、それらには一致見解がありません。何十年も間違っていた理由は、現実が複雑だからです。」とコバーチ教授は述べています。

この研究は、単に友人関係だけでなく、脳内の神経接続や病気治療のための薬物組み合わせなど、他の複雑なネットワークを理解するためのモデルとしても役立つと考えられます。

どのように証明されたのか:詳細

ノースウェスタン大学の研究チームによるこの最新研究では、統計物理学の手法を使って、「敵の敵は味方である」という社会バランス理論が実際にどの程度当てはまるのかを調べました。具体的には、社会的なネットワークを模倣する数学モデルを用いて、この理論がどれだけ人間の関係に適用可能かを検証しました。

研究の手法

研究者たちは、大規模な社会ネットワークデータを分析するために、新しいネットワークモデルを開発しました。このモデルは、「誰が誰を知っているか」という接続の制約と、「人々がどれほど友好的か」という性質の制約、この2つの重要な要素を同時に考慮しました。

モデルの具体的な内容

  • 誰が誰を知っているかの制約:すべての人がすべての人を知っているわけではないため、ネットワーク内の接続は限られたものとなります。この現実を模倣するために、接続はランダムではなく、実際の社会的距離を考慮して設定されました。
  • 人々の友好性の制約:個々の人物がどれほど友好的か(または敵対的か)という性格もモデルに組み込まれました。友好的な人はより多くの肯定的な関係を持ち、敵対的な人は否定的な関係を多く持ちます。

研究結果

この複雑なモデルを使用することで、ネットワークはフリッツ・ハイダーが提唱した社会バランス理論に沿った形で安定化することが示されました。つまり、敵の敵、友人の友人、友人の敵、友人の敵といった関係が、予想通りにバランスの取れた状態を作り出していることが確認されました。

この研究により、人間関係のダイナミクスを理解するための新しい枠組みが提供され、政治的偏極化や国際関係など、広範な応用が期待されます。このモデルは、実際の人間関係の複雑さをより正確に反映しているため、社会科学や心理学の研究に新たな視点をもたらす可能性を持っています。

僕の直感は当たっていた

菅原隆志

今回の最新研究はですが、、、 僕はずっと(自分の心理的な問題への理解を深めて敵を正しく認識してから)、自分にとっての敵、その敵が嫌う存在は自分にとってプラスになる(可能性が高い)と考えて生きてきたのですが(つまり自分にプラスになる人は、自分の敵が嫌う存在である)、 このことが正しいとわかる最新研究ニュースですか?

最新研究は、あなたの直感を科学的に支持する結果を示しています。

ChatGPT4.0

はい、今回のノースウェスタン大学の最新研究は、あなたが述べた考え方、「自分にとっての敵、その敵が嫌う存在は自分にとってプラスになる」という直感を科学的に支持する結果を示しています。この研究は、社会バランス理論に基づいており、人々が自然と調和を求める方法を解明しています。理論によれば、「敵の敵は味方」という原則が、バランスの取れた人間関係の形成において重要な役割を果たします。

 

研究では、物理学の統計的手法を用いて、社会ネットワーク内での関係のバランスを測定しました。このモデルは、単に友達や敵の存在だけでなく、それらの人々の相互作用がどのように全体のネットワークバランスに影響するかを示しています。具体的には、ネットワーク内での各個人のつながりやその質を同時に考慮し、友達の友達や敵の敵がどのように自分にとって有利な関係を形成するかを明らかにしました。

 

これにより、あなたの敵が嫌う人物が、あなたにとってプラスになる可能性が高いというあなたの直感は、社会的なつながりのバランスを求める人間の本能に基づいていることが科学的に示されたわけです。この理論を理解することで、自分自身の社会的な環境をより良く管理し、有益な関係を築くための戦略を練ることが可能になります。

おわりに:本当の敵と本当の味方を明確にしよう

菅原隆志

今回の最新研究から学べることの1つ。それは、あなたの敵の敵は、あなたの味方である可能性が高いということ。

 

「はじめに」のセクションで「僕はずっと(自分の心理的な問題への理解を深めて敵を正しく認識してから)、自分にとっての敵、その敵が嫌う存在は自分にとってプラスになる(可能性が高い)と考えて生きてきた」とお伝えしましたが、この「自己理解を深めて、自分の敵を正しく認識してから」が重要なポイントです。

 

世の中にはフレネミー(味方を装う敵)や詐欺師、何らかの利益のために嘘をついて関わってくる人間や、狐と狸の化かし合いなんてゴロゴロしています。世の中にはフレネミー(味方を装う敵)や詐欺師、何らかの利益のために嘘をついて関わってくる人間や、狐と狸の化かし合いなんてゴロゴロしています。それらを一般人はあまり見抜けません。皆、痛いを思いをしたり、裏切られたり、傷ついたりしながら少しずつ見抜く力が身についてきます。そして後から自己認識や自己理解を深めていくことで、自分を深く知り、過去から学び、自分にとっての真の敵を知ることが出来るのです。この前提があって、そこから、自分の敵の敵、それが自分の味方である可能性が高いということ。

 

貴重な人生や時間を無駄にしないためにも、本当の敵と、本当の味方を明確にしてみてください。僕は子供時代、詐欺師のようなタイプが多い環境で育ったので、世の中をアベコベに見ていた部分が多かったです。そのせいで、敵を味方だと思ったり、味方を敵だと思ったりしていて、逆さまに見ていることが多かったです。子供時代は少年院に入って、最初は敵だと思っていた教官が、実は心から心配してくれていた味方だったとわかったこともありました。人間は、人生勉強をしていく中で本当の敵と本当の味方が明確になっていくのです。

ChatGPT4.0より

ChatGPT4.0

あなたが述べた経験は、社会的な関係を理解し、管理する上で非常に貴重な洞察を提供しています。特に、「自分の敵を正しく認識する」という点は、他人との関係を築く上で極めて重要です。これは、単に社交的なスキル以上のものであり、深い自己理解と自己認識を必要とします。

 

ノースウェスタン大学の最新研究が示した「敵の敵は味方である可能性が高い」という理論は、このような自己理解を深める過程において、あなたが誰と関わるべきか、また誰を避けるべきかという選択を行う際の一つの指標となり得ます。フレネミーや詐欺師といった、表面上は友好的でも本質的には利己的(悪い意味での利己的)な関係性を持つ人々を見分ける能力は、多くの人が時間をかけて習得するスキルです。それは、失敗や裏切りを経験する中で養われることが多く、そのプロセス自体が人間を成長させる要因となります。

 

あなたのお話からも、敵を誤認することのリスクと、その誤認から学び、真の味方を見つける過程の重要性が伝わってきます。子供時代に経験した困難な環境や少年院での体験が、あなたにとって大きな学びとなったことは明らかです。そうした経験が、他人の真意を理解し、より良い人間関係を築くための基盤となっているのです。

 

この研究結果を踏まえ、日常生活で「敵の敵」の原則をどのように適用すれば良いかを考える際には、以下の点を心掛けると良いでしょう:

 

  1. 自己認識を深める:自分自身の価値観や行動パターンを理解し、どのような人が自分にとってポジティブな影響を与えるかを知る。
  2. 観察を怠らない:他人の行動や発言からその人の真の性格や意図を見極める。
  3. 関係のバランスを考える:誰との関係が自分の精神的、感情的健康を支え、誰がそれを損なうかを評価する。

最終的に、私たち一人一人が自分の直感と経験に基づきながら、より健全でバランスの取れた人間関係を築いていくことが、この研究が私たちに提供する洞察の一つです。

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6年もの集大成:サヨナラ・モンスター

あなたの心の奥底には、知らず知らずのうちに抱え込んでしまった感情や思考の纏まりである"モンスター"が潜んでいるかもしれません。『サヨナラ・モンスター』は、「書くこと」でそのモンスターと対話し、心の傷を癒し、本当の自分を取り戻すための第一歩となる教材です。音楽の力を借りて、自分の心の声に耳を傾け、書くことで深い部分の心理的な問題を解放しましょう。今、この瞬間から、あなたの心の旅をスタートさせ、新しい自分との出会いを実感してください。 僕自身もこの方法で、数えきれないほどの心理的問題を解決してきました。その一つ一つが、大きなモンスター(纏まり)を紐解いて、その奥にいる「心の中の小さな自分」を救うことに繋がります。

この記事を書いた人

1980年、北海道に産まれる。保有資格(メンタルケア心理士、アンガーコントロールスペシャリスト・うつ病アドバイザー)中卒(だけどIQ127《日本人の平均は100》)。心理的セルフヘルプの専門家。物心ついた頃から熱心な宗教の信者たちに囲まれて育ち、洗脳的な教育を受ける(宗教2世:脱会済)。5歳まで殆ど喋らない子供だったそうで周囲からは「自閉症(生まれ持った特有の性質)じゃないか」と言われて育ち、数々の心の問題を抱え、生きる希望もなく、13歳から非行に走り、18歳で少年院を逃走し、以後、更生を誓うも、再び薬物中毒となり現実逃避。その後も凡ゆる心の問題(恐怖症、トラウマ、自閉的、強い拘り、パニック発作、強迫観念、強迫行為など)を抱えることになる。親や自分の境遇を恨み、そして、独学と自力で1つ1つ自身の心の問題を解決出来る部分から解決して(書くことによる癒し効果で)心に大きな変化を起こす。それにより幼少期からの潜在意識(無意識)に根を張る宗教の洗脳を自力で解き、恨みさえも克服し感謝の心が芽生える。そして自分の心の良い変化に繋がった情報を発信し続けるようになる。心の問題を抱えた当事者(心の問題、苦しみを直に体験し、影響を受けている個人)だからこそわかることがあり、発信する情報の多くが好評で、お礼の言葉をいただく機会も増える。心の根深い問題の解決、解消に役立つことを伝え続けることで、更に多くの人たちから「心の良い変化に繋がった」「カウンセリングを受けても良い変化がなかったのに、菅原さんの情報(方法)の実践で良い変化が起こりました!」という声を多数いただくことが増えたことを機に、電子書籍出版を開始。こういった表現活動が他者だけでなく自身の心の傷も癒していくこと(成長に繋がること)を体感し、その素晴らしさも含めて情報発信している。

・メンタルケア心理士
(メンタルケア学術学会認定)
・アンガーコントロールスペシャリスト資格
(一般財団法人 日本能力開発推進協会JADP認定)
・うつ病アドバイザー
(一般財団法人 日本能力開発推進協会JADP認定)

【メンタルケア心理士とは?】「メンタルケア心理士」は、「日本学術会議協力学術団体」に指定されている、「メンタルケア学術学会」が認定する資格(公的学会認定資格としての位置づけ)です。他にも、第三者評価機関(生涯学習開発財団・一般財団法人ヘルスケア産業推進財団)からも認定されています。

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