【質問】フォロワーさんが真似されいないのに真似されたと何年も騒いでいます。どういうことでしょうか?(真似された妄想・関係妄想))

Q:フォロワーさんが真似されいないのに真似されたと何年も騒いでいます。どういうことでしょうか?

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目次

真似された妄想(関係妄想・被害妄想)

本当は真似なんてされていないのに「真似された」と騒いでいるのなら、真似された妄想(関係妄想)、被害妄想を抱いている可能性があると思います。これは統合失調症の人にみられる妄想です。下記の引用文をお読み下さい。ネット上で見つけた、「真似された妄想を抱えている人から決めつけられて困っているであろう人」についての引用文です。

主のクラスメイトに真似されたと騒ぐ人がいます。
ですが被ってしまったものはどれも定番の物だったり、世間的に流行りとされている物だったりで、誰も彼女の真似なんてしていません。
どっちが先だった、とか私に嫉妬して意識されてる、など被害妄想が激しくて困っています。
真似してないよ、と言ったところで嘘ばっかり!とか本当に嫌なんだからやめてよ!などヒートアップするばかりです[mfn]引用文献:真似されたと騒ぐ人の対処法 | ガールズちゃんねる – Girls Channel -(https://girlschannel.net/topics/1955894/)[/mfn] 。

元フォロワーから「真似しないでほしい」と訴えられて困っています。

実はずっと真似されてると思っていたのは私の方なのですが、彼女の作品も人柄も好きでしたので黙っていました。

最近になって態度が明らかに変わり、結局フォローが外れていたので残念に思っていたところ、以下のようなDMが送られてきました。

・ずっと真似されてたのが嫌だった
・作品を真似されてる気がする
・好きでも真似はやってはいけないこと

このような事を訴えてこられたのですが、先にも述べた通り寧ろ私の方がこのようなことを思っていただけに呆気に取られております[mfn]引用文献:元フォロワーから「真似しないでほしい」と訴えられて困っています。 実… | cremu(クレム)(https://cremu.jp/topics/2310)[/mfn] 。

上記の引用にあるように、真似された妄想からの決めつけで困っている方々もいます。真似していないのに真似していると本気で騒いでいる人から決めつけられて悪者扱いされた人は困ってしまいますよね、、、。真似された側が真似した側としてすり替えられてしまうこともあります。

誰も真似をしていないにもかかわらず、「真似されている!」と騒いでいて、その真似の事実確認が出来ない場合、それはおそらく、統合失調症の人に見られる関係妄想・被害妄想だと思われます。

下記の引用文をお読み下さい。下記は、出版社提供の辞書・辞典・データベースを横断して検索できるウェブサイトの関係妄想の記事からです。

本人にとってはまったく関係のない,周囲の人々の動作や見聞きした出来事を,自分に対してある意味や関係があると強く思い込む妄想。 最も多くみられる妄想の一つ。統合失調症にみられる。[mfn]引用文献:関係妄想とは – コトバンク(https://kotobank.jp/word/%E9%96%A2%E4%BF%82%E5%A6%84%E6%83%B3-48656)[/mfn] 。

このように、関係がないことなのに関係があると思い込む妄想を「関係妄想」と言います。この関係妄想の一部に「真似された妄想」があります。本当は真似なんてされていないのに、関係がないのに、関係があると、真似されていると思い込む妄想なのです。例えば自分が今着ている服の色、それと同じような色の服を着ている人なんて沢山います。人混みで見ればいくらでも見つけることが出来ます。関係がないのに真似されていると思い込んでいる状態、それが病的な妄想です。他にも、例えば僕は「纏まり(まとまり)」という言葉をよく使いますが、これと同じ言葉を使っている人が「真似された!」と思い込むことがあり、過去に全く知らない赤の他人から「その○○○○って言葉、私の真似をしやがったな…」と言われたこともありました。いきなりこんなことを言われたら驚きますよね。「え?誰?何?どういうこと?」と。自分の文章と相手の文章に共通の単語を見つけて、それを「真似された」と思い込むのです。これは立派な病気です。病気からの妄想です。関係がないのに関係があると思い込んでいて、更に被害を受けている(パクられた)と本気で思い込んでいるわけですから、それは妄想だよ、勘違いだよ、と伝えても訂正不能な場合、病的な妄想を抱えているということです。妄想ではない人の場合は訂正が可能です。(https://bright-ms.net/post-761/)の記事でお伝えしたこと、、、

1、非合理的」 (正しい道筋の無い考え方)
2、訂正不能」 (間違ってる理由を説明しても訂正できない)
3、思い込み」 (深く信じ込んでいる)
1~3がセットになり強い力で働いているのが「妄想」です。相手に間違っている理由をわかりやすく伝えて、相手が間違いだとわかった場合は妄想ではありません。それは、誰にでもある勘違いのレベルです。

これが「妄想」です。

受診の機会をつくることも大切

誰も真似なんてしていないのに真似されたと騒いでいる人の場合、おそらくは、統合失調症だと思われますので、なんとか受診の機会をつくってあげると良いかと思います。受診の機会がなく、自分が統合失調症であるということがわからない人も沢山いますので、まずは、病識(自分が病気であるという認識や自覚)を持つことが大切なことなのです。

盗作され妄想は、統失あるあるですかね[mfn]引用文献:真似され妄想 | ほのぼの日和〜私の精神疾患ライフ(https://ameblo.jp/haru0213-honobono/entry-12711340669.html)[/mfn] 。

統合失調症の人は、真似された妄想を抱えている人が多いと思います。

あとは、認知症の人に物盗られ妄想が多いのですが、自分の文章を盗まれたとか、言葉を盗まれたというのも、その事実がない場合、認知症の可能性もあると思いますので、やはり、なんとか受診の機会をつくってあげると良いかと思います。受診の機会がなく、自分が病気であるということがわからない人も沢山いますので、まずは、病識(自分が病気であるという認識や自覚)を持つことが大切です。そこから治療の始まりです。

例えば、こんな人が真似された妄想を抱えている

自分の作品を自分ですごいと思っている(思いたい)。優位に立ちたい。しかし、勝手に意識したライバル相手のほうが良い評価を受けている。それに対し真似されている妄想(あいつは私の言葉をパクっているからあいつの高評価は本来私が貰うべきものだったんだ!怒)などを抱いて、相手を悪者だと思い込み、妄想が進み、相手を悪魔扱いして、相手の悪い嘘の噂を吹聴するという場合もあります。その人の為に受診の機会をつくってあげることが大切だと思います。作品は表現です。その方も、心の傷を抱えているのです。心の傷を抱えているから表現をしたがっているのです。それがうまくいかないから、妄想を抱いて、他人のせいにしている場合もありますので、その方の作品、表現を傷つけることなく、良くなるための受診や治療なのだとわかってもらえるように心から話して伝えれば、もしかしたら伝わるかもしれません。妄想や病気を治せば、より良い作品を創れるようになると思います。そうなれば、真似された妄想、パクられた妄想という「嘘」にしがみつく必要はありません。事実、現実を大切にしていけるよう、出来るなら支えてあげてほしいと思います。

 

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6年もの集大成:サヨナラ・モンスター

あなたの心の奥底には、知らず知らずのうちに抱え込んでしまった感情や思考の纏まりである"モンスター"が潜んでいるかもしれません。『サヨナラ・モンスター』は、「書くこと」でそのモンスターと対話し、心の傷を癒し、本当の自分を取り戻すための第一歩となる教材です。音楽の力を借りて、自分の心の声に耳を傾け、書くことで深い部分の心理的な問題を解放しましょう。今、この瞬間から、あなたの心の旅をスタートさせ、新しい自分との出会いを実感してください。 僕自身もこの方法で、数えきれないほどの心理的問題を解決してきました。その一つ一つが、大きなモンスター(纏まり)を紐解いて、その奥にいる「心の中の小さな自分」を救うことに繋がります。

この記事を書いた人

1980年、北海道に産まれる。保有資格(メンタルケア心理士、アンガーコントロールスペシャリスト・うつ病アドバイザー)中卒(だけどIQ127《日本人の平均は100》)。心理的セルフヘルプの専門家。物心ついた頃から熱心な宗教の信者たちに囲まれて育ち、洗脳的な教育を受ける(宗教2世:脱会済)。5歳まで殆ど喋らない子供だったそうで周囲からは「自閉症(生まれ持った特有の性質)じゃないか」と言われて育ち、数々の心の問題を抱え、生きる希望もなく、13歳から非行に走り、18歳で少年院を逃走し、以後、更生を誓うも、再び薬物中毒となり現実逃避。その後も凡ゆる心の問題(恐怖症、トラウマ、自閉的、強い拘り、パニック発作、強迫観念、強迫行為など)を抱えることになる。親や自分の境遇を恨み、そして、独学と自力で1つ1つ自身の心の問題を解決出来る部分から解決して(書くことによる癒し効果で)心に大きな変化を起こす。それにより幼少期からの潜在意識(無意識)に根を張る宗教の洗脳を自力で解き、恨みさえも克服し感謝の心が芽生える。そして自分の心の良い変化に繋がった情報を発信し続けるようになる。心の問題を抱えた当事者(心の問題、苦しみを直に体験し、影響を受けている個人)だからこそわかることがあり、発信する情報の多くが好評で、お礼の言葉をいただく機会も増える。心の根深い問題の解決、解消に役立つことを伝え続けることで、更に多くの人たちから「心の良い変化に繋がった」「カウンセリングを受けても良い変化がなかったのに、菅原さんの情報(方法)の実践で良い変化が起こりました!」という声を多数いただくことが増えたことを機に、電子書籍出版を開始。こういった表現活動が他者だけでなく自身の心の傷も癒していくこと(成長に繋がること)を体感し、その素晴らしさも含めて情報発信している。

・メンタルケア心理士
(メンタルケア学術学会認定)
・アンガーコントロールスペシャリスト資格
(一般財団法人 日本能力開発推進協会JADP認定)
・うつ病アドバイザー
(一般財団法人 日本能力開発推進協会JADP認定)

【メンタルケア心理士とは?】「メンタルケア心理士」は、「日本学術会議協力学術団体」に指定されている、「メンタルケア学術学会」が認定する資格(公的学会認定資格としての位置づけ)です。他にも、第三者評価機関(生涯学習開発財団・一般財団法人ヘルスケア産業推進財団)からも認定されています。

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